メルマガ:IDOL TODAY EX
タイトル:IDOL TODAY EX No.26  2002/07/27


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 ▼「IDOL TODAY EX」▲                  2002/7/27  No.26
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 −IDOLとTVを中心とした月刊メールマガジン−
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--☆ 目次-------------------------------------------------------------

 ●今月の「IDOL TODAY」から
 ●読者投稿募集のお知らせ
 ●「IDOL TODAY」本誌のご案内
 ●編集後記

※今月はEXスペシャルはお休みです。

--●今月の「IDOL TODAY」から------------------------------------------
○ウイークリーコラム
 「地上波とB・CSの大きな「差」」(7/13号より)
ここのところ、地上波TVをめぐる不祥事が相次いで起こっている。TBS
「筋肉番付」の収録中に起こった事故での番組打ち切り、TX「TVチャンピ
オン」の「大食い選手権」が中学の給食中の早食い競走での中3生徒の死亡事
故を受けての当面の放送見送り、MBS「ウルトラマンコスモス」の主演俳優
・杉浦太陽の恐喝容疑での逮捕による打ち切り、TX「TXNニュースアイ」
で起こった窃盗事件の容疑者への金銭提供問題、果てはTBS「水戸黄門」で
起こった4代目黄門こと石坂浩二の大腸がんでの降板に伴う繰上げ終了と5代
目・里見浩太朗の起用決定、と枚挙に暇がない。
杉浦の件に関しては、子供向け番組の出演者の素行を見抜けなかったMBSと
円谷プロにも責任があろう。何せ打ち切り決定後多数の抗議電話やメールがM
BSに寄せられたというから、その影響は計り知れない。結局容疑不十分で、
杉浦が釈放された事からMBSが残り放映分の放送時期を探っているのが現状
であるが、1回打ち切りを宣言してしまっている事から、あとはビデオでとい
うのがスジだろう。こうした番組打ち切りというケースは、過去にもフジが
「やるならやらねば!」や「ダウンタウンのごっついええ感じ」で経験してい
るが、これだけ多数の局での打ち切りは異例(それ以前にも、雪印乳業の不祥
事によるANB「料理バンザイ!」の打ち切りのケースがあるが)である。
またTXのケースである、容疑者への金銭提供は、報道では全くあってはなら
ない事であり、これを口実にいわゆる「マスコミ規制法」の成立(マスコミ全
体はこぞって反対している)にもつながりかねないのである。いわば「報道倫
理の欠如」がもたらしたこの一件は、マスコミ全体の危機として捉えられなけ
ればならない。

このように、地上波が白い目で見られているのに対し、衛星放送(いわゆるB
・CS)は意外と元気である。7月には第2の110度CSプラットフォーム
である「スカパー!2」が開局し、4月に開局した「プラットワン」と2大ネ
ットワークを形成した。受信機がBSデジタルとの共用という事もあって、今
後の展開は全く未知数であるが、既存の衛星放送にはないサービスが多数用意
されている事もあって、成長次第では新たな衛星放送の姿として注目される。
番組も各局が個性を競い合っていて、地上波にはない魅力を作り出している。
今後予定される地上波のデジタル化の基礎作りのためにも、今後の衛星放送の
発展に期待したい。

※補足
その後警察側は「殺人事件が相次いだ」事で捜査が後手に回った事を認め、更
にMBSが社内内規により起訴猶予の場合に一定期間の自粛後の復帰を認めて
いる事もあって、「ウルトラ〜」は7月20日放送分から残り話数を短縮して
再開している。

「もはや日本のIDOLユニットは存在しない!?」(7/27号より)
今年はIDOLユニットにとって激動の年となった。MAX・dream・C
OLORのメンバー交代(COLORはグループ名もbuzyに変更)、Ac
eFile(第2期)の解散、EARTH・y’z factory・MET
AMOの活動休止、と枚挙に暇がない。(もっとも、ハロープロジェクトの存
在自体を断固認めない我々IDOLファンにとっては、どうでもいい話かもし
れないが・・・)
言い換えれば、もはや日本で活躍している「アイドル」はハロープロジェクト
のメンバーだけ、という事も出来るが、我々IDOLファンは本誌で何度か述
べている様に、既存IDOLの活躍の場をことごとく奪っているハロープロジ
ェクトの存在を永久に認めない! という方針である事から、実質的には「現
在の日本には、活躍していると認められる「アイドル」は、一切いない」とい
う事を認識しなければならない。
本来我々IDOLファンが考える「本当の意味で活躍しているIDOL」とい
うのは、80年代後半から90年代初頭にかけての「一大IDOLブーム」の
IDOL達の活躍ぶり、更に突き詰めれば、1986〜88年8月(いわゆる
昭和末期直前、9月に昭和天皇が倒れられて歌謡音楽祭の一大自粛ブームが起
こる。一時はレコード大賞の中止もありえた程(結局レコ大は開催されたが)
多数の歌謡音楽祭が取り止めとなった)と89年4月〜91年まで(いわゆる
平成初期、この翌年に「イカ天」に代表される一大バンドブームが起こり、同
時に数多くの歌謡音楽祭が「ジャンルの多様化」を名目に廃止となった)に活
躍したIDOLを指す。前者では「おニャン子vsモモコクラブ」、後者では
「乙女塾vs桜っ子クラブ」がブームのメインになっていて、それに群がるか
の如く数多くのIDOL達が様々なメディアをフィールドに活躍していった。
現在は、その当時よりもフィールドは飛躍的に増えており(例えば携帯電話の
一大普及、衛星放送の発達)、本来であれば当時以上の活躍が見られるはずで
あった。
あった、と書いたのは、残念ながら現在の状況を鑑みる時、一大消費不況や当
時に比べて飛躍的にTVでのIDOLの活躍が減少しているこの状況において
は、もはや我々の期待が実現する可能性は天文学的低さでしかない事である。
一大消費不況は、TV(民放の)スポンサーの付きにくさを如実に表している
し、TV(特に地上波)が今や「ジャニーズ・ハロプロ・お笑い芸人」のいわ
ゆる「視聴率確保の3種の神器」に牛耳られている現状では、既存のIDOL
は地上波より遥かにパイの少ない衛星放送にその活躍の場を移さざるを得ない
という悲しい「事実」が存在するのだ。例え地上波のドラマで「オイシイ」役
どころをGETしたところで、所詮は「3種の神器」の引き立て役に過ぎない
という「現実」を我々は嫌と言うほど見せられているのである。
願わくば、TV関係者がこの現実を憂い、地上波でのIDOLの起用が飛躍的
に増えることを願ってやまないが、「視聴率至上主義」がまかり通っている日
本のTV界の「現実」では、この願いも空しく聞こえてならない・・・。

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--●読者投稿募集のお知らせ--------------------------------------------
本誌「IDOL TODAY EX」と姉妹誌「IDOL TODAY」では、現在次のテーマで原稿
を募集しています。
1.最近お勧めのIDOLについて
2.私が見た中で、このドラマのこのIDOLが印象に残った!
その他、テーマ以外の投稿も歓迎致します。IDOLやTVについて、忌憚の
ないご意見をお聞かせ下さい。頂きました原稿は随時本誌や「IDOL TODAY」で
紹介いたします。
投稿は、メールと掲示板で受付しております。。
   投稿専用アドレス tomoharu@thalia.dricas.com
   掲示板 http://asamade.kakiko.com/idol/hat/hatatomo/index.html
皆様からのご投稿をお待ちしております。

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「IDOL TODAY」本誌は、『まぐまぐ』を使って配信する週刊メールマガジン
です。IDOLとTVを中心に、普段雑誌やTVとは違った見方で見ていこう
というコンセプトで発行しております。ご購読は、以下のホームページで受け
付けております。
 △購読案内のホームページ
    http://medetai.kakiko.com/hatatomo/idoltoday/idoltoday.htm
--●編集後記----------------------------------------------------------
今年の7月は季節はずれの台風襲来で、いつもの夏というイメージからかなり
かけ離れたものとなってしまいましたが、これから梅雨明けで、ようやく夏が
戻ってきたという感じがします。(とはいえ、我が北海道はあと半月もすれば
一気に秋風なんですが・・・)

次号は8月下旬発行予定です。
                         (発行人 畑中智晴)
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