メルマガ:〔ファンタジー小説〕 バラリュード 〜美処女が犬♂に奪われた〜
タイトル:バラリュード 第23号 『聖女の昔話(4)』  2016/03/26


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§『聖女の昔話(4)』

「確実に‥孕ませてやる‥、うっ‥はぁ‥はぁ‥(ニヤリ)」

 汗臭い男が、裸女の乳房を、淫猥に揉みしだいている。
 裸女の肌からは、性交特有の匂いが、立ち昇っていた。

 裸女‥明日香(あすか)は、幾度‥何人に犯されたか、判らなくなっている。
 そして、妊娠の予感が強まって行く反面‥胎児の父親が、予想できなくなった。

 明日香は、不特定多数の男達に、凌辱と猥褻の限りを尽くされている。


「‥や‥うぐ‥くっ‥あぅ‥」

 明日香の唇からは、淫美な喘ぎ泣き声が、酷なぐらいに零れていた。
 男達は、淫欲のままに、容赦なく膣奥で射精する。

 彼女は、下級身分‥奴隷巫女であるため‥リベラル教徒達には、逆らえなかった。


 明日香は、元々は、オーク族の奴隷にされていたが、教団に売り飛ばされたのだ。


 数年後‥明日香は、身元が判明して解放される。
 しかし、彼女は既に、人間相手だけでも‥五人もの子供を産まされていた。

 性格は、すっかり淫乱になり‥彼女は、リベラル教団に残留する。


 親が子爵のため出世して、リベラル教の女司祭となった。
 また、名前を生来に改めて、ジュリア・ハンバーグと名乗るようになる。

 そして、今では、自分からオークに跨って、仔を孕むことがある。


 時は流れて‥現在‥


「長い話の割には、エロしかなかったわね!」

 エイナこと、ディアレイナ・サクラカレンが言った。

 エイナという‥彼女のあだ名は、ディアレイナ(Deareina)のスペルを…
 愛しのエイナ(Dear Eina)と、解釈できることに由来する。


「貴方が、エロの部分しか聞いていないだけよ!」

 ジュリアが、笑いながら答えた。


(『聖女の昔話』―完―)

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『あとがき』

 長くなると、思っていた、『聖女の昔話』が‥あっけなく短い話に‥(汗)
 しかも、最終話が、やたらと短い。

 けど、読み返してみると、出来栄えは良いので、これでリリースします。


 次回は、水曜日の発行です。

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