メルマガ:少女の性シリーズ
タイトル:少女の性 380  2019/10/06


少女の性 第三百八十部

香奈は何も言わずに目をつぶって宏一にくっついていた。宏一も何も言わずにそのまま優しく髪を撫で続ける。二人はまるで時間が止まっているかのように、しばらくそのままだった。しかし、やがて香奈が小さな声で言った。

「泣きそう・・・かも・・・・」
「いいよ。安心して。このままでいるから」

宏一がそう言うと、少しして香奈の目から涙が落ちてきた。しかし泣きじゃくるという感じではなく、静かに涙を流しているだけだ。宏一はティッシュでそっと拭った。そのまま香奈は何も言わずに抱き寄せられていたが、やがて目を開けた。

「ありがと」
「うん、内緒の時間だからね」
「ふふ、嬉しい・・・・。私、人を見る目だけはあるんだ」

香奈は軽く身体を宏一に擦り寄せた。

「あのね、何となく分かった」
「なにが?」
「洋恵が宏一さんを今も大切に思ってるわけが」
「そうなの?」
「うん、これなのね。こうやって居られるからなんだ。最初はエッチが上手いからなのかと思ったけど、そうじゃないんだ」
「おいおい・・・もう他の子の話は・・・・・」
「ごめん。ううん、違うの。嬉しいだけ。ごめん、もうしない」
「うん」
「ねぇ、もう少し、甘えても良い?」
「いいよ」
「ちょっとだけ、優しくして」

その意味ははっきりしていたので宏一にも分かった。

「・・・いいの?」
「うん、宏一さんは私はタイプじゃないのは分かってるから、少しだけ。優しくしてもらうと安心するの。変?」
「まさか、誰でもそうだよ」
「そっと服の上からだけ。ダメ?」
「言っておくけど、香奈ちゃんはタイプじゃないって訳じゃないよ。この前は香奈ちゃんの気持ちが分からなかったし、まるで無理やりって感じだったから」
「ごめんなさい。今なら良い?」
「うん、いいけど・・・・・・・」
「ちょっと優しくしてもらって甘えたいの。図々しいでしょ?ごめんなさい。少しで良いの。それだけ」
「わかった」

宏一はそう言うと、優しく髪を撫でていた右手で香奈の胸の膨らみを撫で回し始めた。香奈は再び目をつぶって受け止め始めた。香奈は宏一の触り方に欲望を感じないことに気が付いた。無理に揉んだりしないのだ。それは香奈を安心させた。

「優しいのね・・・・・」

香奈は宏一の触り方を気に入ったらしい。

「そうかな?」

香奈は洋恵が宏一を離したくないのは当然だと思った。こんな、いつでも逃げ込める秘密の場所があれば、誰だって大切にしたいと思うはずだ。少しずつ湧き上がってくる優しい快感に包まれながら、香奈は安心して感じられる空間に包まれて嬉しいと思った。

宏一は、香奈の胸を撫でながら、触った感じから、たぶんとても形の良い乳房なのだろうと思った。ブラジャーの布地の形では無く、乳房自身がツンと尖っているのがよく分かる。まさに中学生ならではの身体だ。以前にもブラジャー姿は一度だけ見たが、そう言えばとてもきれいな身体だったと思い出した。ただ、香奈の性格にこの身体では、友達は男女問わず香奈にいつも注目するだろうから、きっと本人は大変だろうとも思った。

「んん・・・んふ・・・ん・・・んんん・・・」

次第に香奈の感覚が少しずつ盛り上がってきたらしい。最初は目をつぶっていたのに、時折目を開けて宏一を見つめ、そっと乳房を突き出してきた。このまま先に進みたいのだ。

「まだだよ」

宏一はそっと撫で回している手のペースを変えなかった。ただ、胸が突き出されたので最初よりはずっと大きく乳房全体を優しく撫で回している。

「んんんん・・・はぁ・・・・はぁ、はぁ、はぁ・・・・んんん・・・・」

香奈はだんだん目を開けている時間が長くなり、じっと宏一を見つめるようになった。ただ、おねだりはしなかった。だから香奈の身体はどんどん敏感になっていき、宏一に服の上から乳房を撫でられているだけなのにだんだん我慢できなくなってきた。

「ねぇ・・・」

香奈はやっとそれだけ言った。

「おっぱいを揉んで欲しい?」

その言葉を聞いて、香奈はがっかりした。宏一は何も言わなくてもそっとしてくれるものだと期待していたのだ。

「・・・・・・・・・・」

香奈が何も言えずに更に乳房を撫でられていると、身体が我慢の限界に近づいてくる。

「はぁ、はぁ、ねぇ・・・・お願い」
「おっぱいを揉んで、って言ってごらん?」
「・・・・・・・・・・・」

香奈はさすがにそんなことは言えなかった。言ったことがないのだ。

「言ったら、してくれる?」
「内緒」

香奈は宏一の言葉に、絶対に言うもんかと思った。しかし、身体はそれでも我慢できなくなっているし、ここで止めるなどあり得なかった。ここで止めれば、感じ始めたまま止めることになり、その身体を抱えたまま気まずい思いをするのが明らかだからだ。仕方なく香奈は小さな声でおねだりした。それは、香奈にしてはとても可愛らしい、小さな声だった。

「おっぱいを揉んで」

その途端、宏一の右手が香奈の乳房をぎゅっと揉み回した。

「あうっ」

香奈は一瞬驚いて胸を守ろうとしたが、次の瞬間、快感が身体の中を駆け巡った。

「んはぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーっ」

香奈の身体が大きく仰け反り、宏一の手が突き出された乳房をゆっくり左右交互に揉みほぐしていく。

「んぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

香奈は足を擦り合わせながら『こんなことされたら離れられなくなるっ』っと思った。とにかく気持ち良い。今まで香奈の身体が目当ての男子に触らせたことは何度もあるが、こんなに感じたことはなかった。一瞬だが、香奈は『こんな素敵なことを教えてくれるなら全部任せても良いかも』と思ったほどだ。宏一はたっぷりと優しく香奈の身体を慰めてくれた。

「はぁぁぁぁぁ、ああん」

本当に気持ち良かった。脱がされたりする心配が無いので安心していられる。香奈は宏一をそれだけ信用していた。だから、何も言わなければこれ以上はしないと分かっていた。しかし、もっと宏一に甘えたい、もっと宏一に優しくして欲しいと言う気持ちがどんどん沸き上がってくる。

「気持ち良い?」

宏一が聞いたが、香奈はそれに答えずに小さく喘いでいるだけだ。

「もう良いって思ったら言ってね」

その言葉に、香奈は宏一がこれ以上何もしないどころか、終わりにするかも知れないと思った。それは今の香奈にとっては寂しいことだった。香奈にとって、こんな風に甘えられる人など他には誰も居ない。だからこのまま終わりにしたくない。もう少し続けて欲しいと思った香奈は気持ちを一段切り替えた。宏一に怒られるかも知れないし、嫌われるかも知れない。それは香奈自身にとっても冒険だった。

そして、香奈は胸を撫で回している宏一の手を取ってスカートへと持って行った。このまま服を半分脱いで乳房を可愛がってもらうこともちょっとだけ考えたが、たぶんそれをしたら香奈は止まらなくなると思った。そうすれば後できっと後悔する。だから、服を着たままの状態でしてもらいたいと思った。それなら脱がなくても良いこの方法が良い。

「こっちも・・・・?少しだけ・・・・お願い・・・・」

香奈の眼差しを受け取った宏一は優しく言った。

「うん」

宏一は右手をスカートの中に入れ、パンツの上から秘部を撫で始めた。指が奥の方に進むと、香奈の口が『あ』という感じで微かに開いて小さく仰け反った。ゆっくりと宏一の右手の指先が香奈のパンツの奥へと進んでいく。そして香奈の身体がピクッと震えたところで止まると、静かにその周りを小さく回り始めた。

香奈はずっと目をつぶって、宏一にじっと抱き寄せられていた。つまり上半身は宏一に抱き寄せられたまま、下半身は宏一の手がスカートの中に入ったので足を開いている。香奈は自分でも変な格好だと思った。宏一は香奈の端正な顔を見ていたが香奈の表情からは全く何も読み取れない。宏一は香奈が嫌がっているのか喜んでいるのか分からなかったが、そっとスカートの奥に差し込んだ手の指先を微かに動かしていた。
しかし、香奈はいつまでも平静を装っているわけには行かなかった。宏一の指先は的確に秘核の近くを捉えており、ほんの少ししか秘核を刺激していないのに香奈には確実に快感が押し寄せてきていた。

「・・・・・ン・・・・ま・・・・待って」

とうとう香奈は目を開けると宏一の手を抑えた。

「止めた方が良いかな?」

そう言って宏一が右手をそっと抜こうとしたが、香奈の手はそれさえも許さない。

「どうしたの?」
「ちょっと・・・待って」
「ん?」

宏一は左手で香奈を抱き寄せた。

「もうこれくらいにしておく?」
「・・・・・・・・・・・・・」

香奈はじっと抱き寄せられたまま何も言わない。

「いやなの?」

香奈は小さく首を振った。

「恥ずかしいの?」

香奈はコクンと頷いた。

「それじゃ、もう少し、する?」

香奈はちょっと考えてから、小さく頷いた。

「でも、脱いだりはしたくないんでしょ?」
「・・・・・止まらなくなったら・・・・洋恵に悪いから・・・・」

宏一は香奈の答えに、香奈らしいと思った。香奈はいつも周りの子のことばかりを考えているのだ。

「今は自分のことだけ考えて良いんだよ。今日のこの部屋と時間は香奈ちゃんのためだけにあると思ってね」
「・・・・・・・・」

香奈は何も言わなかったが、やがて小さく頷いた。こうしていると、リーダーとしての香奈よりも可愛らしい一人の女の子としての香奈の姿が良く分かる。宏一は初めて香奈を可愛らしいと思った。洋恵よりも少し背が低いが、こうやって横抱きにしていても香奈のプロポーションが抜群なのはよく分かる。宏一は、香奈がもっと普通の容姿で、こんなに可愛らしくなければもっと違う性格になっただろうにな、と思った。

「それじゃ、もう少しするね」

宏一は抱き寄せた香奈にそう言うと、香奈の膝の裏に手を入れてグッと引き寄せてから膝を大きく開いた。

「あっ」

香奈はスカートが捲れ上がるのを防ごうとしたが、仰向けで膝を持ち上げて開いたのだからスカートが捲れ上がるのは当然だ。それでも香奈はスカートで股間だけは隠そうとした。
宏一はそれを無視すると、静かにパンツの中心部分を撫で回し始めた。もちろん最初はゆっくりとだ。

「ん・・・・んんん・・・・・んんっ・・・・んはぁっ・・・・あ・・・・」

香奈はいやらしい触り方だが優しいと思った。香奈の小さな口から吐息とも喘ぎとも言えない小さな声が漏れ始めた。今まで香奈の身体に触れた男子は、香奈を感じさせることばかり考えていて、香奈の気持ちなど考えなかった。香奈が裸になって声を上げて悶える身体に挿入して楽しみたかっただけだった。しかし香奈はそんな男の欲望には白けてしまい、なかなか感じなかった。だから、チャンスはいくらでもあったが、経験自体は多くなかったのだ。そんな香奈は正直に言えば洋恵がとても羨ましくて洋恵から根掘り葉掘りいろいろ聞き出したのだ。宏一は更に香奈をしっかりと左手で抱き寄せて右手で股間を探っていく。じわじわと盛り上がっていく快感に、香奈はこんな宏一になら身体で甘えても良いかもしれないと思い始めていた。ただ、それは今日では無い。

「んぁ・・・・んんんん・・・・・・ん・・・・ん・・・・・・」
「どう?気持ち良い?」
「ん・・・うん・・・・きもちいい・・・・・じょうず・・・・・・」

香奈は初めて少し甘えた声を出した。そして宏一の胸にしっかりとくっついてきた。しかし、香奈の中ではどんどん感覚が大きくなっていく。やがて香奈は、縮めていた身体を伸ばしてゆっくりと仰け反った。自分から感じる体勢に入ったのだ。足も伸ばして閉じたので、宏一の指が少し秘唇に挟み込まれて更に大きな快感を与えた。

「んああぁぁぁ・・・・・・・・ああぁぁ・・・・」

とうとう声を抑えられなくなった。しかし、直ぐにまた声を必死に堪える。

「んんぁぁ・・・・・恥ずかしいよぅ・・・」

宏一は香奈が声を出しても出さなくても何も言わない。同じペースで静かに秘核の周りを撫で回し続ける。香奈は身体を伸ばすとまた宏一の胸に戻り、少しして我慢できなくなると再び身体を伸ばして小さく声を上げた。

「んはぁぁぁぁ、ああぁぁ・・・んんんん・・・・んああぁぁぁ・・・・」

しかし、だんだん身体を伸ばして感じる頻度が上がってくる。それでも香奈は嫌だとは言わず、宏一の愛撫に身体を委ねている。

香奈はまだ股間をスカートで隠しているが、宏一は触っている部分が湿ってきているのが感触で分かった。それでも宏一は愛撫を止めない。そして香奈も今では自分から足をしっかりと開いて愛撫をたっぷりと受け取っている。

「手を入れるよ」

宏一はそう言うと、右手を香奈のパンツの中にそっと差し入れていった。

「んああぁぁあぁぁぁあぁぁ、あああぁあぁ、それはだめぇぇぇ」

香奈はスカートを抑えた手で宏一の手がパンツに入るのを抑えようとしたが、強く抑えなかったので宏一の手は易々とパンツの中に入ってしまった。そして宏一の指は茂みを飛び越えて秘核の直ぐ近くにとぷっと入った。香奈の身体に抗しがたい優しい快感が湧き上がる。

「んああぁぁぁぁん、だめぇぇぇ」

はっきりと声を上げて仰け反った。胸の膨らみが制服の上からでもツンと尖って突き出しているのがよく分かる。宏一は香奈の気持ちを確認するために一度差し込んでいった右手を茂みの上まで引き返して止めた。

「止めた方が良い?」

宏一は香奈に聞いたが、香奈は小さく喘ぎながらじっと何も言わない。右手でスカートの裾を股間に押し付けて隠し、左手で宏一に抱きついたままだ。


続く

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