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タイトル:雲は遠くて 176章 Dear 岡本 太郎 さま  2021/02/22


176章 Dear 岡本 太郎 さま 

 2021年 2月21日の日曜日。
  川口信也は 朝の9時ころ、ベッドの 温かい 布団の中から 起きた。
 
 テレビでは、ワクチン 接種についての ニュースをやっている。
いつもの カフェオレを 飲みながら、なんとなく。
『 新説・あなたの知らない岡本太郎 』という マガジンハウスの 特別編集の
大型本を ながめている。カラー写真が満載で見ごたえがある。

《 やっぱり、太郎さんは、いいよな。人生や芸術とかについて、
語っていた言葉が、いまでも、新鮮で、感動的で、古びないものなあ。
今度、このさわぎが収束したら、きなちゃんと詩織ちゃんを誘(さそ)って、
南青山の太郎さんの記念館に行こうかな。》

 信也は、きなと 詩織と 交際している。3人の関係は 極めて良好で、奇跡的だ。

 川口 信也 は、1990年2月23日生まれ、31歳。身長175cm。
 森下 きな は、2004年9月16日生まれ、16歳。身長165cm。
 大沢 詩織 は、1994年6月3日生まれ、27歳。身長163cm。

 信也は、岡本太郎の『今日(こんにち)の芸術』とかの 本を 愛読している。

 信也は、その日、『 Dear 岡本 太郎 さま 』というタイトルで、
岡本太郎に向けた手紙のような感じの歌詞で、クラブ・ミュージック風な歌を作った。
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Dear 岡本 太郎 さま  作詞・作曲 川口 信也

「 他人が 笑おうが 笑うまいが
自分の歌を 歌えば いいんだよ 」
そんなことを 語っている
岡本太郎さんは 最高さ!
人生も 芸術も 自由に 
楽しむために あるんですよね

そうですね なんとなく 
行ってみたい ところと いえば
東京の 南青山の 6丁目にある
岡本太郎さんの アトリエかな
ところせましと お庭や お部屋には
彫刻や 絵画が いっぱい おいてある

まるで 生きてるような 生命力に あふれてる
形 や 色 あざやかな 太郎さんの 芸術は
いつも ぼくらに 語りかけている ようさ
芸術とは 何か ? 人生とは 何か ? とね
そして ぼくらに 教えてくれてる ようさ
そんな 太郎さんの 芸術は 元気や希望も わいてくる

いまの 世の中を 太郎さんなら
どんな ふうに 語るだろう ?
いまは ちょうど 桜の花も 楽しみな
あたたかな 陽ざしの 春の 初め だけど
ありふれた 日々と 思うこともあったけど
いまでは 不思議と 奇跡と 調和の この世界と 感じるよ

☆参考文献☆
<1> 強い生きる言葉 岡本太郎 イースト・プレス
<2> Dear 岡本 太郎 さま  ☆オリジナル第16作☆乙黒 一平
    https://youtu.be/5s72X6Kyu8w
≪ つづく ≫ --- 176章 おわり ---

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