メルマガ:リアルタイムで経営をのぞき見る〜浦和の社長編〜 「40歳社長がいかにして会社を立て直すのか」
タイトル:■火のないところに煙は・・・?【リアルタイム経営】  2011/12/11


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■火のないところに煙は・・・?
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そのときの、越智田と現場スタッフとの関係
は最悪だったのだ。

もういない当時の幹部社員に任せていた現場。
そこには、越智田の存在はなかった・・・。

お分かりになるだろうか?

自分が創った会社、自分の想いがたくさん
つまった現場、そこに自分という存在がない。

これは悲しいなどというどころではない。

念願のマイホーム購入後、に似ている。

「パパ、新しいおうちになるのー?」
「あなた最高!ついに念願がかなうのね!」
「わーい、アタシの部屋だー」
「今まで頑張ってきたものね〜」
「毎日おいしい料理作って待ってるから♪」
「もう何もいらないわ♪幸せ〜〜」

ところがどうだ。1〜2ヶ月もすれば、

やれ景色が悪いだの、駅からちょっと歩く
だの、あれがないやら、これがないやら、
子供はおかまいなく落書きするし・・・。

あのときの俺への感謝はどこいった?
数々の賞賛の言葉はうそか!?
今じゃ俺の居場所すらないじゃないか!
俺が建てた家なのに〜〜〜

まさにこんな感覚である。

今まで頑張ってきた親父、今も、そして
これからも頑張っていく親父の価値は
一瞬にして消え去り、存在感が薄れ、
むしろやっかいものとして扱われるのだ!

もちろん、社長である越智田という存在が
忘れられているというわけではない。
自分たちのトップが越智田という人間だ
という認識は、スタッフにも当然ある。

しかし、だ。

そこにあるのは本来の越智田の姿ではない。

必要以上に良く映ってくれなくていい。
普通でいいのだ、普通で。

「キムタクみたいですね!」などと言われ
たいんじゃない。
「あー、越智田さんですね」でいいのだ。

過不足のない越智田そのものでいいのに、
いろんなものが不足させられている。
まあまあ、それは仕方ないとしようか。

しかし・・・
まあ余計なものが付け足されているのだ。

現場のことを何も知らない。
知ろうともしていない。
スタッフの話は聞いてくれない。
スタッフのことを考えてくれていない。
言っても何もしてくれない。
一部のスタッフをえこひいきしている。
一部のスタッフと付き合っている。
などなど・・・

火のないところに煙は立たないと言うが、
越智田はこのとき思ったらしい。

「火のないところにも煙は立つ!」と。

なぜこうなってしまったのか、本当の
ところは分からない。調べようもない。

そのような中、考えられる原因はこれだ。

まず第一に、越智田が現場から遠ざかって
いたために理解されていなかった。

第二に、間に入っていた人間が越智田の
ことを歪めて現場に伝えていた。
あるいは何も伝えていなかった。

そして第三に、自然発生的に現場の方から
おもしろおかしく話が作られ、噂が噂を
呼び広がっていった。

どれも考えられることである。

そして運悪くというか、当然の流れというか
このエリアの現場から問題が発生した。

ただでさえ人数ギリギリで回しているこの
エリアで、あるスタッフが突然辞めると
言い出した。

エリアマネージャーはその日現場に入って
いたためすぐに対応ができない。
たまらず越智田にSOSを入れてきた。

辞めると言い出したスタッフと面識はない。

明日からのシフトに穴をあけるわけには
いかないのと、越智田の対応力に信用が
生まれるかなくなるかというダブルの
プレッシャーの中、面談が始まる・・・。


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