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タイトル:jSj Vol. 219 「スイスの議会制民主主義対ロビー活動」  2024/01/29


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  Multilingual Internet Mail-Magazine

  jp-Swiss-journal - Vol. 219 - January 28, 2024 (Swiss Time)

  https://www.swissjapanwatcher.ch/

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   【 目次 / INDEX / INHALTSVERZEICHNIS 】

【J】スイスの議会制民主主義対ロビー活動

                    明子 ヒューリマン

【E】Swiss Parliamentary Democracy versus Lobbying

                                 Akiko Huerlimann


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜【 日本語 】〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


           スイスの議会制民主主義対ロビー活動

                     明子 ヒューリマン


11月19日(日曜日)には全州議会議員選挙の全ての結果が判明して、今後4年間
の連邦議会の勢力図が確定した。
https://www.parlament.ch/de/organe/fraktionen

SRF TV/Radio Company の「選挙2023 -グラフィックスで見る選挙後の分析」は
スイス全域の結果を視覚的に捉えることが出来る。

"Wahlen 2023 - Die grosse Nachwahlanalyse in Grafiken"
https://www.srf.ch/news/schweiz/wahlen-2023/wahlen-2023-die-grosse-nachwahlanalyse-in-grafiken

伝統的保守政党のスイス国民党(SVP)が連邦議会最大政党の地位を維持して、
右傾化が固定したとメディアや専門家は喧伝した。しかし、議席を増やしながら
も単独過半数は得られず、左派勢力が大勢を占める議会運営では、相変わらず孤
軍奮闘することになると言われている。
中道保守だったリヴェラル・グループ(FDP)と中央党(Mitte)は、SVPと距離
を置く事が多くなり、左寄り路線へと傾斜している。

総選挙を控えた昨年2023年頃から、連邦議会のロビー活動についてしばしば報道
されるようになった。ロビー活動から無縁でいられる連邦議会の政治家は100%
いないと言われている。

つまり、選挙で選んだ政治家なのだから、有権者の意向を汲んだ法整備なり政治
活動をしてくれると期待しても、現実は必ずしもそうなるとは限らないようだ。

ウィキペディアの「ロビー活動」には、「個人または団体が政府の政策に影響を
及ぼすことを目的として行う私的な政治活動」と書かれている。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%83%93%E3%83%BC%E6%B4%BB%E5%8B%95

しかし、「ロビー団体は、主に業界団体、主義・主張を同じくする団体などが中
心であったが、21世紀においてはロビー活動と企業経営コンサルティングの境界
が不明瞭になりつつあり複雑化。」とも書かれている。どれ程複雑化しているも
のなのか、一般人には計り知れない部分がある。

2023年11月6日付ターゲス・アンツァイガー紙の「選挙コラム」に、ベルン大学の
政治学者エイドリアン・ファッター教授とラヘル・フライブルグハウス研究員に
依る「結局はロビイストが決める?」という前回4年前の選挙の分析が目を惹いた
ので、ロビー活動の実態を垣間見てみることにしよう。

https://www.tagesanzeiger.ch/wahlkolumne-von-adrian-vatter-und-rahel-freiburghaus-entscheiden-am-ende-sowieso-die-lobbyisten-958301930540?gift_token=eyJhbGciOiJIUzI1NiIsInR5cCI6IkpXVCJ9.eyJzdWIiOiJ5dm9oMjI5Mjc2NiIsImlhdCI6MTcwNTk0NzM1NiwiZXhwIjoxNzIxNzE1MzU2LCJ0ZW5hbnQiOiJ0YWdlc2FuemVpZ2VyIiwidW5pdHlJZCI6Ijk1ODMwMTkzMDU0MCIsImp0aSI6IjEyNjNmOWVmMWEyZDg5NDE5ZGQ3Nzc0MDQ5MjE2OGFlZmRiOGVlMTZlNzVkOTNkMGE3Y2MxZGIwMDcxMzM5MjcifQ.MQ2A5ynFG3SdqVkiQTk_u5tTByxvomUn0KZZQVSIOLM

新しい連邦議会では、権力の回転木馬が回り始め、利益団体の時代が到来する。
残念ながら、透明性は欠如している。

新人議員には、利権団体が襲いかかる。2019年、新たに選出された参議院議員
は、1営業日あたり10通から15通の求愛の手紙、電子メール、ささやかな贈り
物、あるいは露骨な投票勧告を受け取ったと言われている。

連邦議会議員はロビイストと化し、公式の「既得権益登録簿」が示すように、
政治とロビイストの間には実に多くの繋がりがある。
2000年から2011年にかけて、議員1人当たりの平均委任件数は2倍以上に増加し、
今日では議員1人当たり平均8つの既得権益を持つ。
30以上の取締役、経営委員会、監査役、あるいはそれに類する役職に就いている
例さえある。

政党間の違いも顕著だ。保守の自由民主党(FDP)は「管理部門の女王 」。
緑の党(GPS)とグリーンリヴェラル(GLP)はロビーとの繋がりが最も少ない。
社会民主党(SP)の国民議会や全州議会議員は、環境保護団体や労働組合、援助
団体と活発な交流を続けている。企業団体や健康保険会社は中道右派の領域。
SVPは、縁故主義やエリートに批判的であるかのように見せかけているが、今日
の真の「銀行党」。

但し、この分析を誰もが納得するか否かは異論がありそうだ。
因みに、「Mitte(旧CVP)」と覚しきこの中道右派は連邦官僚組織にが深く浸透
していることが知られている。

分野別の「利益団体ポートフォリオ」は、議員が自己選択するのではなく、利益
団体が戦略的に議員を選んでいる。
国会議員になったばかりの新人や若手議員は、長期的なパートナーシップが期待
できるため、特に人気のあるターゲットである。
ほぼ30%の例で、連邦議会議員の職業的背景と利益団体の活動が一致している。
利益団体には、業界団体、民間企業、一般企業、専門職団体、公益団体、アイデ
ンティティに基づく団体、労働組合、機関団体、趣味・レジャー団体等があり、
関連する連邦議会の委員会に名を連ねている者が勧誘される。

「民主主義は意見の多様性と競争によって発展する」と広報専門家やコミュニ
ケーションのコンサルタントは主張する。その通りではあるが、議員たちが金銭
ではなく具体的なバーター取引に踏み切ると、それは問題になり、隠れた影響力
はどこにでも潜んでいる。

例えば、ある組織が国民議会や全州議会の議員に役職を与える。その見返りとし
て、当該議員は自分の利益団体の政策領域から(時には事前に策定された)イニ
シアティブを提出する。
選挙で落選すれば、有利なバーター取引は終わる。バーゼルの政治学者3人組
は、「任期が終われば、相互の好意も終わる」とまとめている。

このような利益団体と国会議員との共生関係は、時代と共にますます重要になっ
てきた。1970年代には、経済団体「エコノミースイス」の代表は「8人目の連邦
評議員(連邦政府)」と見做されていた。経済団体自身が政府のテーブルに着く
ことはなかったが、彼らは権力の控えの間に居て、協議の過程で法案形成に重要
な役割を果たしていた。しかし、こうした議会以前の意思決定の場は、国際化と
欧州化の結果、圧力を受けるようになった。このため、組織が立法者と直接つな
がるパイプを持つことがより重要になった。

利益団体は、選挙や国民投票のキャンペーンでも、新たな影響力の行使を試みて
いる。彼らは団結して(「金と泥水の同盟」)、あるいは狩猟法をめぐる環境保
護団体のように懐を膨らませて選挙運動に参加する。その為、スイスは、政治的
な意思決定プロセスのあらゆる段階にロビー団体の力が及んでいる連合国家であ
ることに変わりはない。

「今後、ロビー活動が行われるかどうかではなく、どのように行われるか」が課
題だ。国民議会は、2019年12月、より厳格な申告義務を制定したが、結局、この
最初の規制の高揚感はほとんど残らなかった。これは基本的な問題を浮き彫りに
している。

つまり、現在、連邦議会議員の職務は約85%の職に相当するので、当選した者は
直ちに本来の職業を保留するので、失った所得を補わなければならない。言い換
えれば、企業、団体、NGOからの追加所得を受け入れなければならないのだ。
その際、政治的利益か金銭的利益か?イデオロギーか、在職期間なのかによっ
て、議員の利益団体との結びつきが選択される。

改革の道筋は2つ考えられる。
議会サービスが強化され、連邦議会議員が独自に書類を作成できるようになり、
ロビーの専門知識に依存しなくなる。
あるいは、利益団体による「立法の足跡」を意識的に受け入れつつ、「制度に適
合したロビー活動」の為の最も重要な前提条件として透明性を確保するかだ。
そこでは、ロビイストは、影響力を行使する目的で立法府や行政府の意思決定者
と接触した場合、それを開示しなければならない。

以上がファッター教授とフライブルガー研究員の知見だ。

因みに、「政治資金の透明性に関する新規則」が2023年の国民議会選挙で初めて
適用された。

https://www.admin.ch/gov/de/start/dokumentation/medienmitteilungen.msg-id-90040.html

連邦議会に代表を送っている政党は、毎年1人当たり年間15,000スイスフランを
超える献金、および個人委任者の献金を開示しなければならない。
「国民投票」及び「連邦議会選挙」で、5万スイスフラン以上の予算を計上して
いる場合、事前に選挙運動の資金を開示しなければならない等々。
但し、開示義務の下限が高額なので、実態は分かり難い。

選挙費用に関して、2024年1月19日付けNZZ紙は、「5,460万スイスフラン、これ
が国民議会議員選挙の費用だ」、とスイス連邦会計検査院(SFAO)の結果を報じ
た。

https://www.nzz.ch/schweiz/546-millionen-franken-teure-wahlen-ld.1775086

昨年の国民議会選挙に投じられた選挙費用は、総額5,460万スイスフランで、
選挙前に発表された金額より1.4%多かった。
この数字は、政党、候補者、団体、組織からの277の最終請求書で構成されてい
る。

政党別には、FDPが1,286万フラン、SVPが1,157万フラン、 SPは768万スイスフラ
ン、中央党は686万スイスフラン、緑の党は374万スイスフラン、グリーンリヴェ
ラルは326万スイスフラン、プロテスタント人民党(EVP)は138万スイスフラン
受け取った。

スイスには有権者が、連邦議会ないし連邦政府が制定した法律を撤回させる為
の、「国民投票」制度があるので、これに掛ける道が残されている。

https://de.wikipedia.org/wiki/Volksabstimmung_(Schweiz)

そうは言っても、「国民投票」に持ち込むためには、「憲法改正」の場合は、
18ヶ月以内に10万人の有権者の署名を提出しなければならない。
あるいは、「連邦法及び重要な国際条約を含 む制定案」を議会が可決した法案
の撤回ないし修正を求める場合は、公式発表から100日以内に有権者 5万人以上
又は8カントンの請求で国民投票を求めることが出来る。一有権者が提起するに
は余りに高い壁だ。

従って、有権者も特定の政党や組織に所属する等して、政治的発言の機会を持つ
道がある。例え組織に所属しなくても、政党や組織が地域住民に署名を募る事も
ある。

【総論】

スイスの連邦評議員(政府構成員)は、連邦省庁の代表で有るだけでなく、輪番
制の大統領にもなる、謂わば国を代表する存在でもあるのが、諸外国の政府構成
員との大きな違いだ。
スイス連邦政府の構成員は、国益を守ることが最優先の使命と見做されている政
治家だ。

しかし、連邦評議員を選出する連邦議会の政治家達に任せているだけでは、スイ
ス社会の安全が担保されない恐れが出てきていると感じるようになった。
例えば、2022年のシモネッタ・ソンマルーガ連邦評議員(SP)の後任選出や、
2023年のアラン・ベルゼ連邦評議員(SP)の後任選出では、党の方針で、有能で
国民の支持も得ているベテラン政治家が候補で排除された。それ以前にも、連邦
議会で、推薦政党の思惑に反して最有力候補を、他党グループの党利党略で排除
する事例があった。

つまりは、ロビー活動家に支配される政治家群の動向を、市民がある程度認識し
ていなければ、民主主義は成り立たないという次第だ。


★ スイス連邦議会の政党名 / Political parties represented in Parliament:
https://www.parlament.ch/en/organe/groups/parties-in-parliament


【 編集後記 】

スイスの直接民主主義が機能しているか否か?と問われれば、機能していると
言える。しかし、政治は資金力と情報収集力、そして政治力次第という現実が
ある。それでも、庶民は将来の生活の為に、政治を監視し続けなければならな
い。これは、世界市民共通の課題でもある。(A.H.)


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜【 English 】〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


         Swiss Parliamentary Democracy versus Lobbying

                                 Akiko Huerlimann


On Sunday, November 19, 2023, the Results of all Council of States
legislative Elections were known and the Power Structure of the
Federal Parliament for the next four Years was finalized.

https://www.parlament.ch/en/organe/groups

"Election 2023 Post-Election Analysis in Graphics" by SRF TV/Radio
Company provides a visual View of the Results across Switzerland.

"Wahlen 2023 - Die grosse Nachwahl-Analyse in Grafiken"
https://www.srf.ch/news/schweiz/wahlen-2023/wahlen-2023-die-grosse-nachwahlanalyse-in-grafiken 

The traditional conservative Party, the Swiss People's Party (SVP),
maintained its Position as the largest political Party in the Federal
Parliament, and the Media and Pundits trumpeted that the conservative
Swing was fixed. However, despite gaining more Seats, the SVP did not
gain a single Majority, and is said to remain a lone Force in
parliamentary Management, where leftist Forces dominate.
The Liberal Group (FDP) and the Centre Group (Mitte), which had been
center-right Conservatives, have increasingly distanced themselves from
the SVP-Party and are leaning toward a Left-Line.

Since last Year, around 2023, before the National Elections, there have
been frequent Reports about lobbying Activities in the Federal
Parliament. It is said that no Politician in the Federal Parliament is
100% free from Lobbying Activities.

In other Words, even though we may expect that elected Politicians will
enact Laws and engage in political Activities in accordance with the
Wishes of their Constituents, the Reality is that this is not always the
Case.

Wikipedia's "Lobbying" states that it is "Private Political Activity
undertaken by an Individual or Group for the Purpose of influencing
Government Policy."
https://en.wikipedia.org/wiki/Lobbying

However, it also states, "Lobbying Organizations have been primarily
Trade Associations, Groups that share a common Set of Principles and
Arguments, but in the 21st Century, the Boundaries between Lobbying and
Corporate Management Consulting are becoming increasingly blurred and
complex." It also says, "How much more complicated can it get? It is
difficult for the average Person to grasp just how complicated it has
become.

In the "Election Column" of the November 6, 2023 Edition of Tages-
Anzeiger, an Analysis of the last Election four Years ago by Berne
University Political Scientist Professor Adrian Vatter and Research
Fellow Rahel Freiburghaus, "In the End, Lobbyists decide?", which caught
my Attention, so let's take a Glimpse into the Reality of Lobbying
Activities.

https://www.tagesanzeiger.ch/wahlkolumne-von-adrian-vatter-und-rahel-freiburghaus-entscheiden-am-ende-sowieso-die-lobbyisten-958301930540?gift_token=eyJhbGciOiJIUzI1NiIsInR5cCI6IkpXVCJ9.eyJzdWIiOiJ5dm9oMjI5Mjc2NiIsImlhdCI6MTcwNTk0NzM1NiwiZXhwIjoxNzIxNzE1MzU2LCJ0ZW5hbnQiOiJ0YWdlc2FuemVpZ2VyIiwidW5pdHlJZCI6Ijk1ODMwMTkzMDU0MCIsImp0aSI6IjEyNjNmOWVmMWEyZDg5NDE5ZGQ3Nzc0MDQ5MjE2OGFlZmRiOGVlMTZlNzVkOTNkMGE3Y2MxZGIwMDcxMzM5MjcifQ.MQ2A5ynFG3SdqVkiQTk_u5tTByxvomUn0KZZQVSIOLM 

In the new Federal Parliament, the Carousel of Power begins to turn and
the Era of Interest Groups is upon us. Unfortunately, Transparency is
lacking.

Interest Groups pounce on new Members of Parliament; in 2019, newly
elected Councillors reportedly received 10 to 15 Courtship Letters,
E-Mails, modest Gifts, or blunt Voting Recommendations per Business Day.

Federal Legislators have become Lobbyists, and as the official "Vested
Interests Registry" shows, there are indeed many Connections between
Politics and Lobbyists.
Between the Year 2000 and 2011, the average Number of Mandates per
Member of Parliament more than doubled, and today each Member of
Parliament has an average of eight vested Interests.
Some even hold more than 30 Board, Management Committee, Auditor, or
similar Positions.

The Differences between Political Parties are also striking. The
conservative Liberal Democrats (FDP) is the "Queens of the Management
Sector. The Greens (GPS) and the Green Liberals (GLP) have the fewest
Lobby Connections. The Social Democrats' (SP) at the Swiss National
Parliament and all its State Legislators maintain active Contacts with
Environmental Groups, Trade Unions, and Aid Organizations. Business
Associations and Health Insurance Companies are the Domain of the
center-right Party.
The SVP-Party pretends to be critical of Cronyism and Elites, but it is
the true "Banking Party" of today.

However, whether or not Everyone agrees with this Analysis may be
disputed. Incidentally, this center-right Party, memorably known as the
"Mitte" (formerly CVP), is known to be deeply entrenched in the Federal
Bureaucracy.

The sector-specific "Interest Group Portfolios" are not self-selected by
Legislators, but rather Interest Groups strategically selected
Legislators.
New and Young Members of Parliament are particularly popular Targets
because of the Potential for long-term Partnerships.
In almost 30% of the Cases, the professional Background of the
Parliamentarians matches the Activities of the Interest Groups.
Interest Groups include Trade Associations, Private Sector, General
Business, Professional Associations, Public Interest Groups, Identity-
based Organizations, Labor Unions, Institutional Associations, Hobby and
Leisure Groups, and those who are named to the relevant Federal
Parliament Committees are recruited.

Public Relations Experts and Communication Consultants insist that
"Democracy thrives on Diversity of Opinion and Competition." While this
is true, it becomes problematic when Legislators enter into concrete
Barter Deals, not for Money, and hidden Influence lurks everywhere.

For example, an Organization gives a Position to a Member of the
National Council or to a Council of States legislator. In return, said
Legislator submits (sometimes pre-formulated) Initiatives from the
Policy Sphere of his or her Interest Group.
 
If they fail to win the Election, the lucrative Barter Deal comes to an
end. A Trio of Basle Political Scientists summed it up by saying, "When
the Term of Office ends, the mutual Favoritism also ends.

This symbiotic Relationship between Interest Groups and Parliamentarians
has become increasingly important over time: in the 1970s, the Director
of the Economic Association "Economiesuisse" was considered the "eighth
Federal Councillor (Federal Government). Although the Business
Associations themselves never sat at the Government Table, they were in
the Antechamber of Power and played an important Role in shaping
Legislation during the Consultation Process. But, these pre-
parliamentary Decision-Making Arenas came under Pressure as a Result of
Internationalization and Europeanization. This made it more important
for Organizations to have a direct Pipeline to Legislators.

Interest Groups are also attempting to exert new Influence in Election
and Popular Voting Campaigns. They participate in Election Campaigns
either by Banding together (an "Alliance of Gold and Muddy Waters") or
by Lining their Pockets, as in the case of Environmental Groups over the
Hunting Law. Switzerland therefore remains a Federated State, with the
Power of Lobby Groups at every Stage of the political Decision-Making
Process.

The Question is "not whether Lobbying will take place in the Future, but
how." The National Coucil enacted stricter Reporting Requirements in
December 2019, but in the End, Little of the Exuberance of this first
Regulation remained. This Highlight is a fundamental Problem.

Namely, since the Duties of a Member of the National Council currently
correspond to about 85% of the Job, those who are elected immediately
put their original Occupation on hold and must make up for the lost
Income. In other Words, they must accept additional Income from
Businesses, Organizations, and NGOs. In doing so, is it a political or
financial Gain? Depending on whether it is Ideology or Tenure, the
Legislator's Ties to Interest Groups are chosen.

There are two possible Avenues for Reform.
Parliamental Services could be strengthened, allowing Members of the
Parliament to prepare their own Documents, and becoming less dependent
on the Expertise of Lobbies.
Or, we can consciously accept the "Legislative Footprint" of Interest
Groups, but ensure Transparency as the most important Prerequisite for
"System-Compatible Lobbying." There, Lobbyists must disclose any Contact
they have with Decision-Makers in the Legislative or Executive Branches
for the Purpose of exerting Influence.

These are the Findings of Professor Adrian Vatter and Research Fellow
Rahel Freiburghaus.

Incidentally, "The new Rules on Transparency of Political Funding" were
first applied in the 2023 National Parliament Elections.

https://www.admin.ch/gov/de/start/dokumentation/medienmitteilungen.msg-id-90040.html 

Political Parties sending Representatives to the Parliament must
disclose Donations exceeding CHF 15,000 per Capita per Year and
Contributions of Individual Mandate Holders each Year.
For "Popular Vote" and "Parliamentary Elections," Parties with a Budget
of more than CHF 50,000 must disclose Campaign Finance in Advance, etc.
However, the actual Situation is difficult to ascertain because the
Bottom Limit of the Disclosure Requirement is so high.

Regarding Election Expenses, the NZZ-Newspaper of January 19, 2024
reported the Results of the Swiss Federal Board of Audit (SFAO): "CHF
54.6 Million, that's the Cost of the National Parliament Elections
2023."

https://www.nzz.ch/schweiz/546-millionen-franken-teure-wahlen-ld.1775086 

Election Spending for last Year's National Council Elections totaled
CHF 54.6 Million, 1.4% more than the Amount announced before the
Elections.
This Figure consists of 277 final Invoices from Political Parties,
Candidates, Groups, and Organizations.

By Party, the FDP received CHF 12.86 Million, the SVP CHF 11.57 Million,
the SP CHF 7.68 Million, the Center-Party (Mitte) CHF 6.86 Million, the
Greens (Gruene) CHF 3.74 Million, the Green Liberals (GLP) CHF 3.26
Million, and the Protestant People's Party (EVP) CHF 1.38 Million.

There is still a Way for Voters in Switzerland to put the Matter to a
"Popular Vote", in which they can vote to repeal a Law enacted by the
Federal Parliament or the Federal Government.

https://en.wikipedia.org/wiki/Voting_in_Switzerland 

Even so, in order to bring a Matter to a "Popular Vote" 100,000 Voter
Signatures (Initiative) must be submitted within 18 Months in the Case
of a "Constitutional Amendment". 
Or, if you wish to withdraw or amend a Bill passed by Parliament,
"Federal Laws and Enactments involving important International Treaties,"
a Request (Referendum) by at least 50,000 Voters or 8 Cantons must be made
within 100 Days of the Official Announcement, you can ask for a Vote.
This is too high a Hurdle for a Single Voter to overcome. 

Therefore, there are Avenues for Voters to have an Opportunity to make
a political Statement by joining a particular Political Party or
Organization. Even if they do not belong to an Organization, a Political
Party or Organization may solicit Signatures from Local Residents.

【General Remarks】 

Swiss Federal Councillors (Bundesraete) are not only Representatives of
their Federal Ministries and Agencies, but also rotating Swiss Federal
Presidents. 
The Members of the Swiss Federal Government are Politicians whose first
Priority is to protect the Swiss National Interest. 

However, I have come to feel that the Security of Swiss Society may not
be guaranteed if it is left to the Politicians in the Federal
Parliament, which elects the Federal Councillors (Bundesraete).
For example, in the Election of the Successor to Federal Councillor
Simonetta Sommaruga (SP) in 2022 and in the Election of the Successor to
Federal Councillor Alain Berset (SP) in 2023, the SP-Party Policy
eliminated a Veteran Politician who was competent and had the Support of
the People as a Candidate. Before that, there had been other Cases in
the Federal Parliament where the most promising Candidates were
eliminated by Political Party Interests of other Party Groups against
the Wishes of the nominating Party. 

In other words, Democracy is not possible unless Citizens have some
Awareness of the Trends of Political Groups controlled by Lobbyists.


★ スイス連邦議会の政党名 / Political Parties represented in Parliament:
https://www.parlament.ch/en/organe/groups/parties-in-parliament 


[Editor's Postscript] 

Is Direct Democracy in Switzerland working or not? If asked, I would
say that it is functioning. However, the Reality is that Politics
depends on Funding, Information Gathering, and Political Power.
Nevertheless, the Public must continue to monitor Politics for the
sake of their Future Livelihood. This is a Challenge common to all
Citizens of the World. (A.H.)

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