メルマガ:不老長寿と永遠の美貌を目指すメルマガ 〜アンチエイジングの基礎知識と実践方法〜
タイトル:第113日目 iPS細胞の最近の話題 1  2009/06/02


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       (エリー先生のアンチエイジング研究日誌)
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│研究日誌 エリー記す
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 第113日目 iPS細胞の最近の話題 1
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 「ハル君、今日は最近のiPS細胞関連ニュースをまとめて見てみまし
 ょう。」

 ※iPS細胞
 あらゆる細胞に分化することのできる細胞。皮膚などの細胞から作るこ
 とのできる。再生医療への応用が期待され、現在最も注目を浴びている
 研究分野の一つ。

 「はい、エリー先生。それで最近はどんな進展が?」

 「まずはiPS細胞を作った京大の山中伸弥教授の報告です。山中教授
 によれば、iPS細胞を移植した胚から育てたマウスの約6割が1年後
 に癌になってしまったようです。」

 「ガーン!!」

 「……こほん、どうやらiPS細胞を作る時に細胞に導入したc-Myc
 という癌関連遺伝子が原因のようです。ガン化しないiPS細胞の作成
 が課題ですね。」

 「いや、いいんですけどね……。」

 「次はiPS細胞を胎児から81歳までの日本人と欧米白人の男女計25人
 の皮膚細胞から作ったところ性質にはっきりとした違いは無かった、と
 いう報告です。」

 「えーと、つまりどういうことですか?」

 「誰からでも同じようにiPS細胞を作れそうということです。」

 「なるほど。」

 「次はヒトiPS細胞から血小板を作製したという報告です。」

 「血小板は出血した時に傷口に集まって固まり、止血する働きをするも
 のですね。血小板が異常で上手く働かない患者に移植する治療に使えそ
 うですね。」

 「はい。血小板には遺伝子を含む核は含まれていないので、iPS細胞
 のガン化は心配しなくて済みそうです。さてまだ報告はあるのですが、
 それはまた明日にしましょう。」



│備考欄 (今日の要点)
└─────────────────────────────────
 iPS細胞から作ったマウスの6割が一年後に癌化した。

 iPS細胞をいろいろな人から同じように作ることができた。

 iPS細胞から血小板を作ることに成功。



●参考
 iPS細胞関連ニュース:科学新聞、2009年4月17日付、2面

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