メルマガ:クリスタルノベル〜百合族
タイトル:クリスタルノベル〜百合族 Vol. 077  2011.5.2  2011/05/02


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   ◇∞◆  クリスタルノベル〜百合族〜    ◇∞◆
    ◆∞◇      Vol. 077  2011.5.2        ◆∞◇


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                    ◇∞◇ タイトル ◇∞◇ 
            
             ♪ − ビアン・スキャンダラス


中指で菜々美のクリトリスをゆっくり擦り上げる。身体をよじらせ、自
分の体にしがみつく菜々美の姿が淫らで、香澄の下半身がもっと熱くなる。
「あああ! 香澄さん! 気持ちいいっ!」
「いってもいいぞ」
「あ、あああっ! い、いくっ! いっちゃいそう!」
 香澄の指の動きがさらに激しくなった。
「あ、ああっ、も、もうだめ! いくっ! いっちゃう! いくっ! 
ああああっ!」
菜々美は香澄の柔らかい身体をぎゅっと抱きしめたまま、深く激しく達
した。
「はぁ、はぁ……すごく、よかった……」
 菜々美がうっとりとした瞳を向けると、香澄は軽く菜々美の唇へキス
した。そして、菜々美の膝頭を左右に押し開いた。
「もっと気持ちよくしてやるよ」
「ああ……まだ、だめよ……」
「いったばかりのときにすると、すごく気持ちいいから」
香澄は菜々美の入り口を広げるように指を押し上げ、もう片方の中指を
そっと膣口にあてがった。
「あっ! だめっ!」
「大丈夫。処女膜を傷つけないようにするから。それに、美姫にされた
ときも中に指入れられて気持ちよかっただろ?」
「そ、それは……」
 いきなり美姫の名前が出てきたので、菜々美はうろたえた。
「じゃあ、いくよ。力を抜いて」
 期待と不安が入り混じった緊張に思わず菜々美の手に力がこもった。
 香澄の指先が菜々美の狭間に触れた。
「あっ……ああっ!」
 香澄の指がゆっくりと中に入ってくる。
「あぅっん……」
「痛くない……?」
「大丈夫……」
「全部、入れたよ……」
 そういって、香澄がゆっくり両指を出し入れし始めた。
「あああ……!」
「すごくきつい。でも、感じるでしょ?」
 そういって指を動かしながら、菜々美のクリトリスに吸いついて舐め
まわす。
「あああっ!」
 あまりの気持ちよさに、菜々美は肩を震わせた。香澄はゆっくり、そっ
と指を小刻みに震わせる。
「ああっ、いいっ、いいっ!」
 ズンズンと脳天まで伝わる快楽に菜々美は大きな声を繰り返した。
 香澄は菜々美の脚を大きく開かせるように膝でバランスをとりなが
ら、ゆっくり指を出し入れした。
「だめっ! やっ、やあっ!」
菜々美が身体を弓のように反り返らせ、膣の中を痙攣させた。そんな彼
女の姿が、香澄をますます燃え立たせた。
指を出し入れして菜々美の膣の内壁を刺激しながら、舌先でクリトリス
を同時に攻めた。
入り口を振動させながら、掻き乱すように、激しく……。
「もう、ダメ……!」
 菜々美が上り詰めようとしているのが香澄にも伝わってきた。
「あ、ああっ! もう、ダメ……もう……イク! ああっ!」
「イッていいよ。思い切りイッてごらん」
「う、うん・・あっ、あっ、イッちゃう! ああっ、香澄! んっ……
イクっ! あああああっ!」
 次の瞬間、菜々美の身体が強張り、膣の中の香澄の指を一段と強く締
め付けてきた。
「あああ……」
自分の腕の中で脱力していく菜々美の何ともいえない表情が、苦しそう
な息遣いが愛しかった。
ちゅっ……
香澄がたまらなくなってキスした。
「よかった……?」
「うん……」
 香澄は菜々美にキスした。
「ねえ……今度は一緒にいきましょう?」
「もうダメ……休ませて……あぅっ……」
「ダメ……私も、これ以上我慢できないの」
 香澄は身体の位置を変え、ぐったりして動かなくなった菜々美の片脚
を抱え上げた。
「香澄……何を……?」
「いい子だから……そのままじっとしていて……」
「ああ……」
 片脚を跨いだ香澄はぴったりと互いの股間を合わせられた。火のよう
に熱くなった菜々美の性器に、香澄の性器が重なった。お互い、アナル
のほうまで溢れ出した体液が、混ざり合った。
 抱えた菜々美の足に、ちゅ、と短くキスをしてから、香澄は腰を使い出
した。
「あ、あっ……、香澄、香澄……」
「じっとしてて……気持ちよくしてあげるから……」
 ぐちゅぐちゅと濡れた場所を擦り合わせる、淫らな音に菜々美の意識
が眩んだ。菜々美は、どうすればいいのか判らなかったので、香澄に身
を任せた。
(ああ、溶けてしまう、溶けてしまう)
 優しく、それでも確実に香澄は狙いを定めて、恥骨を恥骨でぐいぐい
と押し潰した。菜々美はシーツを握りしめ、声にならない声を上げた。
「ああ……いい……ああ……気持ちいい……」
 けなげな香澄の愛撫に菜々美は満足げな表情を見せた。
「ああ……そろそろいい? このままだといきそう……」
 菜々美への愛撫で、殆ど限界まで追い詰められていた香澄の身体は、
そう長くはもたなかった。
 香澄が腰を使い、前後に動かし始めると菜々美は声をもらし始めた。
「ああっ……い、いい……気持ちいい……」
 香澄に強く性器をこすり付けられ、菜々美も夢中になっていった。
「私も気持ちいい……ああ、気持ちいい……菜々美、好き……」
「ああん……もっと……もっと激しくして……もっと」
「ああ、いいわ……ほうら。これでいい……?」
 香澄の動きが激しくなる。
「あ、ああん、い、いい、……とても気持ちいい……いいっ、いい……」
「あ、ああっ、い、いいよ……ああっ! 菜々美! このままいきそう!」
 さらに香澄の腰の動きが激しくなっていった。
「あ、あああっ、私も、いいっ、いい……ああっ、香澄……いくっ、
いっちゃいそう……」
「あ、あああっ、いくっ、いくっ、いくっ、一緒にいこ」
「あ、ああっ、もうだめ、い、いくっ! いくッ!」
「あ、ああああっ!」
 ふたりの絶頂の波は大きくて、高かった。息も出来ずにふたりともは
その波に身を投げ出して、深く溺れた。
 オーガズムに達した後、ふたりはしばらくベッドに裸のまま横たわって
いた。



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  発行者      : 春野 水晶 

  * タイトル:『クリスタルノベル〜百合族〜』
  * 発行周期:不定期(週2回発行予定)

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