メルマガ:クリスタルノベル〜百合族
タイトル:クリスタルノベル〜百合族 Vol. 052  2010.6.20  2010/06/20


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   ◇∞◆  クリスタルノベル〜百合族〜    ◇∞◆
    ◆∞◇      Vol. 052  2010.6.20       ◆∞◇


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                    ◇∞◇ タイトル ◇∞◇ 
            
             ♪ − 星の降る夜空の向こう



 下にさがって礼子の股間に顔を持っていくと、礼子は両脚を広げ、膝のところで折って私
を迎え入れようとした。脚の聞から、礼子の顔を見る。喘ぎ声に合わせ、礼子の白い喉と尖
ったアゴが動いている。
 両方の大きな乳房は見事に重力に抗って山のように左右にそびえ、どちらの頂も硬くなっ
て突き出ている。そのピンク色に膨らんだ先端がいやらしかった。
 礼子が、右の先端を、自分の指先で触りはじめた。円を描くように優しく撫でたり、手の
ひらで乳房を揉んだりしている。乳房をつかむ礼子の人差し指と中指の聞から、乳首がちら
りとのぞいている。指ではさみながら愛撫しているのを見て、私の頭がかっと熱くなった。
「あぁあっ・・・」
 礼子の口から小さな喘ぎ声が漏れる。私は開いている左の乳首をすぼめた舌の先でつつい
た。礼子の体が震える。私はその部分を口に含んで舌で転がしつづけた。固くしこったその
部分を刺激するたび、礼子の体は、まるで電流がとおったみたいにのけぞった。
 私の太腿に熱い感触があった。私はそろそろと礼子の脚の間に手を持っていく。熱い。す
ごく濡れている。割れ目にそっと指をあてがい、溝に沿ってすうっと滑らせてみる。
「あ・・・あぁ・・・いい・・」
 そこを覆っている皮を指で押し広げるようにめくり、その上のほうで膨らんで息づいてい
る蕾を指で撫でた。私の口からハッキリとしたため息が漏れた。
「・・・礼子・・・気持ちいい?」
「ああああ・・・美紀・・・すごくいい・・・お願い・・・先にして・・・」
 そういうと礼子は私の頭をつかんで、自分の下腹部に移動させた。私は、目の前に追った
茂みをかきわけ、割れ目を舌でなぞった。
 礼子の脚がびくんと硬直する。私は、両手で礼子の張りのある太腿を撫でながら、懸命に
割れ目に舌を這わせた。ぴちゃぴちゃと音を立て舐める。脚が邪魔だったので、礼子の脚を
押し広げ、片足を持ち上げた。なんていやらしい格好だ。
 礼子の秘所からは、あとからあとから、とめどなく愛液がにじみ出てくる。それを舐めと
るように、舌全体で下から上へ舐めあげた。私は割れ目のさらに奥、蜜壷に舌を差し入れた。
熱い粘膜の襞をめくるように舐めると、礼子の甘い匂いがした。
「美紀、こっちへ……」
 礼子はかすれた声で、私のお尻を礼子の顔のほうに向けるよう命じた。私はゆっくりと体
を反転させ、礼子の顔の上で脚を開いた。
 ふたたび礼子の茂みに口づけようとしたとたん、体がガクガクと揺れた。礼子が、私のク
リトリスに吸いついたのだ。
「礼子・・・ああっんうっ」
 礼子は、私の愛撫に呼応するように、執拗に舌を這わせる。
 私は、洪水をせき止めるみたいに、蜜壷に指を入れた。指は、濡れた秘肉の壁を押し広げ
ながら、ずぶずぶと中に埋まっていった。
 礼子の舌の動きが一瞬止まったが、すぐに、反撃が始まった。私のクリトリスの上を礼子
の舌が忙しそうに這いまわり、指が壷の入り口を刺激した。
「んっ」
 部屋中に、くちゅくちゅという音が響いた。
 礼子の愛液が、私の口のまわりを濡らす。礼子の太腿は濡れていて、月明かりの下でてら
てらと光っている。私が指を動かすたびに、礼子の体は小刻みに痙攣した。
 さらに壷をかきまぜながら、腫れあがったクリトリスに口づけた。礼子の体がびくびくと
震える。
「ああっ! だめっ! 美紀! いいっ! イクっ! いっちゃうっ! ああああっ!」
 膣とともに肛門も収縮して礼子が私の股間で叫んで絶頂した。
 私はそこに舌を押し当てたまま、再びゆっくりと吸い始めた。そうしながら指の動きを早
めていくと、礼子は泣いているような声を漏らした。
 声をあげながらも、礼子も私を執拗に愛撫しつづける。私はすぐにいきそうになった。
「ああ・・・礼子・・・いい・・・いいっ・・・いきそう・・・」
「いいわよ」
 礼子の指の活動がさらに活発になった。彼女の指であるとの想像が、愛液の量と心臓の高
鳴りを烈しくさせた。
「あん・・・いっちゃうよ・・・いくっ・・・いい、そこ、そこよ! そこそこ! いい!」
 愛液らしい音がクチュクチュピチャピチャ鳴った。
「あぁっだめっ・・気持ちいい! イクイクイクッ! ああああっ!」
 小さな叫びが部屋の中に響いた。私は何度か痙攣を起こした後、礼子の脚を抱えたまま彼
女の股間に顔を突っ伏した。
「そんなところで気絶しちゃ、だめよ」礼子が笑った。
 それから、激しい息づかいで二人はお互いの体をむさぼりつづけた。終わりのない快感の
波。礼子の中が痙攣し、私の頭の中は真っ白になった。四方の肉の壁がわななくように震え、
礼子の指を圧迫しているのがわかる。快感の波が、やってきては去り、去ってはまたやって
きた。

 それからどれ位の時間が経ったのだろうか?
 布団の上に寝転んだままで頭の上に手を伸ばしてその辺りをまさぐると、目当ての物に手
が触れた。時計を掴んで引っ張るとその文字盤を見る。
 真夜中の二時。あれからいつの間にか眠ってしまっていた。目を覚ましたとき、私も礼子
も裸のままで、布団を一枚かけただけの格好だった。
 礼子はぐっすり眠っていたので、一人でもう一度ベランダの露天風呂に浸かりにいった。
 心地よい風が肌を撫でた。空を見上げると、ちょうど月が雲に覆われるとこるだった。と
たんに辺りが暗闇に包まれる。
 私は梨香のことを思い出した。いつか彼女のマンションの窓から見た空もこんな感じだっ
た。



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  発行者      : 春野 水晶 

  * タイトル:『クリスタルノベル〜百合族〜』
  * 発行周期:不定期(週2回発行予定)

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