メルマガ:クリスタルノベル〜百合族
タイトル:クリスタルノベル〜百合族 Vol. 026  2009.10.25  2009/10/25


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   ◇∞◆  クリスタルノベル〜百合族〜    ◇∞◆
    ◆∞◇      Vol. 026  2009.10.25     ◆∞◇


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                    ◇∞◇ タイトル ◇∞◇ 
            
             ♪ − 星の降る夜空の向こう


「美紀! あたし、変になっちゃうぅ! ああんっ、はじけちゃう!」
「いいよ、そのままイッて」
「ああ、あ、あああああんっ!」
 礼子が大きな叫びと共に、全身を弓なりにのけぞらせて硬直させた。
 絶頂に全身を貫かれて放心する彼女の姿に、その快楽を自分がもたらしてあ
げたことの誇らしさに、私は夢見心地のまま、礼子の愛液を味わい続けていた。

 互いの息づかいと、体温と、滑らかな肌触りを感じながら、私たちは抱き合
っていた。上気した頬を私の乳房にすり寄せる礼子の細く華奢な肢体を、私は
そっと撫でた。
「……イッちゃった……」
 礼子が瞳を潤ませて、私を見上げた。私は彼女のほっそりした腕から愛らし
い胸の谷間へと指でなぞっていった。
「気持ちよかった?」
「恥ずかしい……なんだか飛んでいっちゃうみたいだった」
 礼子が、ちょっと悪戯っぽい笑みを浮かべて囁いた。
「ねえ、女の子どうしって、すごく気持ちいいでしょ? 私が教えてあげたん
だから」
「はいはい、わかっています。感謝していますよ」
私は礼子にキスした。彼女はうっとりした表情で目を閉じた。
「美紀って、とってもきれいで優しい。大好き!」
 その言葉に、私はたまらなくなった。もっともっと、この小さな天使と一つ
になりたい。
 私は再び礼子に熱いキスをした。彼女の方から積極的に舌を絡めてきた。離
した二人の唇に一筋、さっきの愛液の残りが混じった唾液の糸が伸びて、キラ
キラと光った。
 そのまま礼子は、私の乳房にしゃぶりついた。母親に甘える赤ん坊のように、
彼女は私の乳首をくわえて、かわいい舌で舐め回した。
 もう片方の乳首も手で刺激され、私はたまらなくなって身をくねらせた。
「お願い、さっき私がしてあげたこと、礼子も私にしてくれる?」
 喜びと不安の入り混じった顔で、礼子は身を起こした。
「さっきのって…」
彼女はわざと意地悪そうな目で私を見た。
「知らない」
 私が拗ねた顔をすると、彼女は私の脚を開いた。
「きゃっ!」
 黒いヘアに彩られた秘部が礼子に露わになった。
「ここ?」
「やだ……」
 彼女は息を荒くしながら、ゆっくりと身を屈めてきた。私は彼女の髪を撫で
るようにしてそっと引き寄せた。そして片手で自分のヘアをかき分け、濡れた
秘部を指で押さえた。
 それを見つめる礼子が、ペロリと赤い舌を出した。この小さな舌で私の秘部
をこれから舐めるのよという彼女のゼスチャーだった。私は身体じゅうが疼い
てしまった。
「お願い……」
 私はもう我慢できなくなって、目に涙を溜めて、礼子に向かって、はしたな
くおねだりした。
 彼女の小さな舌先が、私の肉襞の上をなぞる。まるで感電したかのような快
感が走り、全身をビクンッと痙攣させた私は、大声を出してしまった。太股で
彼女の頭をギュッと挟みこみ、両手を使って押しつけると、彼女は愛らしい口
をいっぱいに開いて、私の花弁を一生懸命しゃぶってくれた。可愛い舌が肉唇
の上を這いまわるたびに、私はのたうち回って喘いだ。
「いい、いい! ああ……私、私……あうっ!」
「美紀……」
 天国に飛んでいくような感覚に、私は震えながらむせび泣いていた。
 礼子の舌が、肉の内奥からゆっくりと上の方に滑ってきた。全身の神経が悲
鳴をあげ、肺の奥から全ての息が絞り出されると共に、私は喘いだ。彼女の舌
先が、もうすっかり腫れあがった私の肉芽を転がすように弄ぶたびに、私は悦
楽の海にひたされ、快感の大波に洗わた。
 彼女の唇が私のクリトリスをキュッと甘噛みした瞬間だった。私は全身が溶
けてしまうようなほどの快感に全身を貫かれた。ひきつった身体が反動で力を
失い、ひくひく痙攣する四肢から伝わる情熱の残り火を味わう私を嬉しそうに
見つめながら、礼子は私の秘部から止めどなく流れる蜜を、一滴もこぼすまい
と息もつがずに飲み干そうとしていた。
 私の激しく荒い息づかいと、ミルクを舐める猫のような彼女の舌の音だけが、
静謐な部屋の中に満ちていた。



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  発行者      : 春野 水晶 

  * タイトル:『クリスタルノベル〜百合族〜』
  * 発行周期:不定期(週2回発行予定)

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