メルマガ:クリスタルノベル〜百合族
タイトル:クリスタルノベル〜百合族 Vol.009  2009.6.14  2009/06/14


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   ◇∞◆  クリスタルノベル〜百合族〜    ◇∞◆
    ◆∞◇      Vol.009  2009.6.14      ◆∞◇


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                    ◇∞◇ タイトル ◇∞◇ 
            
             ♪ − 星の降る夜空の向こう


「やだ……んん……」
「恥ずかしがることないよ。私がそれだけ感じてるってことなんだから」
「でも……んっ……ああっ」
 そこを中心に甘い痺れるような快感が全身に広がっていった。
 沙耶の指先が触れているところが、腿のあたりまで愛液で濡れているのが自
分でもわかった。
 沙耶の指が意思を持った生き物のように、巧みに私の淫裂を這いまわった。
 尿道口よりほんの少し上のあたりを触れられ、私の身体はビクンと反応して
しまった。
「ここが気持ちいいの?」
「あっ……あんっ……あぁんっ……」
 沙耶にそこを執拗に攻められると、私は指のリズムに合わせるように身体を
弓なりに反らせ、声が洩れるのが止められず、思わず沙耶にしがみついた。
「可愛い声……イカせてあげる……」
「んっ……そんなの……でも……あぁ」
「おまんこ、気持ちいい?」
 卑猥な言葉を囁かれて、羞恥心で顔が赤くなるのを感じたけれど、本当に気
持ちよかったので、私は正直に小さくうなずいた。
「だったら言ってごらん。おまんこ気持ちいいって」
「や、やだっ……ん……そんなの、言えない……」
「俺の言うこと、聞けない? だったらもう止めちゃおうかな」
「いや。ん……お願い……やめないでっ」
「じゃあ言って」
 私にはこの卑猥な言葉を口にするのが恥ずかしくてたまらなかったが、沙耶
をしらけさせるのは、もっとイヤだった。
 大好きな沙耶に嫌われたくない。
 下半身が痺れるような甘い快楽を止めて欲しくない。
「……お……んこ……きもち……いい」
「聞こえないよ」
「……おまんこ、気持ちいい……んあっ……ああ……!」
 口にした途端、恥ずかしさと快楽が一気に高まって、身体のなかでなにかが
爆ぜた。
「ああああっ!」
 急激に湧きあがってきた快感に耐えられず、私は叫び声をあげた。弓なりに
なった身体がビクッと跳ねて、頭のなかが真っ白になった。
 足の爪先から頭のてっぺんまで、電撃のように快感が貫いて、私は沙耶に抱
きついた。
「……イッちゃった?」
 沙耶が指を止めて、微笑んで私の顔を見つめた。
 荒い息で返事のできない私は、目に涙が浮かんでいるのがわかったので、顔
を見られるのも恥ずかしかった。
「あなたって、ホントに可愛いね」
 沙耶は私の頭を撫でながら上から顔を見下ろした。唇を奪われると、快楽の
余韻が全身を駆け抜けて、めまいがするような気がした。



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  発行者      : 春野 水晶 

  * タイトル:『クリスタルノベル〜百合族〜』
  * 発行周期:不定期(週3回発行予定)

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