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タイトル:大町小町ニュース41(2009.10.10)  2009/10/10


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1.各種ニュース

●切ない!恋人たちのキスは“抗がん剤”の味
     
キスの味と言えば、甘酸っぱい柑橘系が相場だが、この恋人たちのキスは“抗がん剤”の味がしたと言う。『私の中のあなた』(10月9日(金)公開)に登場する白血病の少女ケイトと、同じ病気を患う恋人テイラーのキスのことだ。そこに“難病”の渦中にいる恋人たちの“リアリティ”がある。 
『私の中のあなた』の設定はかなり斬新だ。白血病の姉のドナーとして、遺伝子操作をされて産まれてきた妹アナが、「自分の身体は自分で守る」と家族を相手に訴訟を起こす。母親サラ役のキャメロン・ディアスと、アナ役のアビゲイル・ブレスリンにスポットが当たった映画だが、思春期のきらめきを見せる、白血病の姉ケイト役のソフィア・バジリーバも素晴らしい。 
くだんのキスは、ケイトとテイラーがデート帰りに交わしたもの。抗がん剤治療中のテイラーとのキスに、その独特の風味?をかぎとり「抗がん剤の味がする」と笑顔でつっこむケイト。苦笑いするテイラーに、彼女は自分も数日後、彼と同じ抗がん剤治療に入ることを告げ、「これが1回目の投与ね」と笑顔で返すのだ。 
ふたりの愛は、大半がこんなユーモアを交え、ときには微笑ましいほど爽やかにつむがれている。闘病中でも恋人たちは現実を見据え、きちんと人生を謳歌しているのだ、と実感……。 
明るく描かれるほどに増していく切なさ。これぞ『きみに読む物語』のニック・カサベテスの演出テクか。筆者は今回もハンカチ片手に号泣。「参りました!」のひと言、という作品なのだ(2009.10.9/東京ウォーカー)

2.大町小町からのお知らせ

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