誰しも、自分の身内に不幸があると、気が動転し平常心でいることは出来ない。 その状況のなか、葬儀社は感情を出さず、平常心でいる。考えてみれば当たり前である。葬儀社が一緒になって混乱していれば、これから行われる葬儀が滞りなく行われるはずもなく、当家にも大きな迷惑が掛かるからである。 全国には多数の葬儀社が存在する。地域により様々な形態の葬儀社もあり、どこの葬儀社を選択するかは、皆さんの考え一つである。 葬儀社と呼ばれるものには、我々葬儀だけ扱う専業者、結婚式から葬儀までの月々積み立てる互助会、組合員から出資を求め、組合員をメインにした農協などの3業種が葬儀業者と一般には呼ばれている。 互助会や農協には、それぞれに細かい規制があるにはあるが、葬儀業は基本的に誰でも参入できる業種であり、巷言われる高齢化社会の影響か、異業種からの参入が増えているのも事実である。 さて、葬儀社選びだが一番良いのは事前交渉である。 しかし、注意してほしいのは「お葬式にいくら掛かるのか…?」と聞かれても即答はできないことである。その理由は、過去にお葬式を経験された方にはお分かりになるだろうが、お葬式の費用を決めるカギは、どのような形のお葬式を行うのかを業者サイドに伝えないと、業者は料金設定が出来ないからである。 例えば、親族20名で行う葬儀と50名では料金が約10万円は変わってくる。 その理由は、親族の食事代金や火葬場に同行するマイクロバスやタクシーが必要になるからである。飲食料金などは人数に左右されるから、当初は20名以内と思っていたものが、当日になると40名になり、最初の段階より料金が変わってくることは往々にしてあることは心積もりしておいてほしい。 葬儀は、法要や結婚式とは違い、事前に数量を読むことが出来にくい性質のものだけに、少しくらいアバウトに考える方が間違いが起きない。(食事が足らなかったなど…)他にも、お寺さんにお渡しする御布施にも宗旨宗派によりある程度の相場や寺院で決められた金額があり、全部が一緒というわけでもない。 葬儀社に相談する場合は、各自がお付き合いのある寺院があれば「●●寺」とお寺さんの名前を教えてもらうと、アドバイスがしやすいものである。 そこで、お葬式を行う上での事前準備として、どのような形態の葬儀を行うのか?(参列予想人数を紙に書き出して見る)次に予算はいくらくらい用意できるのか?(葬儀費用+御布施+予備費)そして会場規模を決める(少人数(1〜30名以内または100名以上などの会場や駐車場の有無)以上の3点が決まれば、もしもの時に滞りなく葬儀が行えると思ってもらえば間違いがないと言い切れる。 お寺さんが決まっていないので、どうすればいいのか…???という場合は、葬儀社に相談すれば、各宗旨宗派の寺院を紹介してもらえる。 〒735-0029 広島県安芸郡府中町茂陰1-13-48 家族葬専用マントクホールは広島市内中心地にありTEL082-282-0862 FAX082-282-1460 e-mail akisosai@mas2.megaegg.ne.jp http://www1.megaegg.ne.jp/~akisosai/index.html