メルマガ:【株】Stock Mission 本日の株式相場総括・明日への展望
タイトル:【株】Stock Mission 本日の株式相場総括・明日への展望 10/09/15  2010/09/15


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Stock Mission
本日の相場総括・明日の展望

http://www.stock-mission.com/            2010年9月15日 発行
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□本日の結果
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09/15 09/14特別会員銘柄TO +5.88% 合計+5.88%
09/15 09/14特別会員銘柄YT +2.34% 合計+2.34%
09/15 09/14一般会員銘柄RK +6.25% 合計+6.25%
09/15 09/12特別会員銘柄ME +21.74% 合計+47.37% 暴騰!
09/15 09/09特別会員銘柄JT +6.67% 合計+30.23%
09/15 09/01一般会員銘柄FS +1.24% 合計+15.57%
09/15 08/31特別会員銘柄DA +1.58% 合計+6.50%
09/15 08/12一般会員銘柄SK +2.13% 合計+4.35%

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■本日の相場総括
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本日の日経平均は217円高の9,516円と大幅反発となりました。
朝方は円高進行で下落スタートとなり、83円を割り込む場面を見せたことで、
一時日経平均は9,200円を割り込む場面がありましたが、すぐに円売り為替介入
が伝わったことで為替が急速に円安に振れると、連動して先物に大量の買戻しが
入り、プラス転換となってそのまま上げ幅拡大の展開となりました。
後場に入っても流れは変わらず一段高スタートとなり、9,500円を回復しました。
ただ買い戻しが一巡すると戻り待ちの売りに上値をやや押さえられ、引けにかけ
て若干伸び悩みとなりました。

短期基調は上向き、中期基調も上向き継続となっております。
昨日の民主党代表選で菅首相続投が決まったことで、円高進行が止まらない展開
となっておりましたが、すかさず介入実施の意外性のあるポジティブサプライズ
となったことで、仕掛け的に売られていたものを中心に買戻しが加速しました。
当面の抵抗ラインだった9,300円〜9,400円を一気に駆け上がったことで、上昇
トレンド入りした可能性があります。


□本日の先物動向
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先物の手口は大和が2,845枚、立花が2,710枚、MSMが2,640枚の売り越し、野村が
4,736枚、UBSが3,116枚、クレディスイスが2,767枚、メリルリンチが2,664枚、
シティが2,227枚、ABNアムロが1,081枚の買い越しとなりました。
TOPIXは、MSMが2,640枚、BNPパリバが2,638枚、ゴールドマンが1,397枚、シティ
が1,067枚の売り越し、UBSが2,266枚、クレディスイスが1,708枚、JPモルガンが
1,067枚の買い越しとなっております。
クレディスイスの買戻しももちろんですが、裁定業者の裁定買いなども指数を
押し上げる要因となりました。
買い越し幅は小幅でも朝方の売り、前場中盤から後場にかけての買いの商いが
大きくなっているところも多く、為替と連動して一気に買い戻された動きが
窺えます。
次はクレディスイスなどが買い戻し継続、ロングに傾けてくるかどうかですが、
ドル円が85円まで回復したとはいえ、依然として円高水準にあることには変わり
無く、次の展開が重要になってきそうです。


□本日の新興市場動向
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新興市場は高安まちまちとなりました。
ジャスダック平均、ヘラクレス指数が下落、マザーズ指数が反発となりました。
朝方は日経平均の下落を受けて、相場全体が非常に重い展開となっておりました
が、円売り介入が行われたことがきっかけに日経平均が大幅上昇展開となり、
合わせて新興市場も主力銘柄中心に買いが入りました。
ただ物色の意識が東証1部輸出関連銘柄中心となったことで、短期資金も東証1部
に向かい、新興市場の買いは続かず盛り上がらない展開となりました。
これからの動向が気になりますが、すぐに本日買い戻された主力株が上昇基調に
転換するとは考えにくく、本日調整となっていた低位株が再び盛り上がってくる
展開が想定されます。


□本日の個別銘柄動向
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円売り介入による相場の切り返し展開で相場は一変し、ほぼ全面高の展開と
なりました。
原油価格の下落で石油は売られたものの、円安基調を背景に自動車、ハイテク、
機械などが一斉に買い戻され、非鉄、資源、鉄鋼、海運、商社も軒並み上昇と
なりました。

個別銘柄では、会員銘柄の明豊エンタープライズ (8927)が調整を挟んで+21%
超の大暴騰となって280円まで上昇しました。
他、低位株物色の流れもありましたが、前場中盤に相場展開がガラリと変わった
影響もあり、新興市場、低位株ともに動きが乏しくなりました。
他、オンコセラピー(4564)、アルデプロ(8925)、日本風力開発(2766)などが
買われました。


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■今晩の米市場の動向
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今晩の米市場は続落の展開が想定されます。
欧州で英失業率は横ばいだったものの、失業保険申請件数が予想外の増加と
なったことが嫌気されて軒並み下げ幅拡大の展開となっております。
これを受けて米Globex先物も下げ幅拡大となっていることから、売り先行展開
が想定され、その後は経済指標の結果次第となりそうですが、指標の下ブレ警戒
があるだけに、予想外の良い内容が出ない限り弱い動きとなりそうです。

昨晩の米市場はダウが17.64ドル安と小幅反落となりました。
ユーロ圏7月の鉱工業生産など欧州経済指標が弱かったことから売り先行となり
ましたが、米8月の小売売上高が好調となったことで一部プラスに転じる場面も
ありました。
その後も前日終値を挟んでの動きとなり、終値は下げ幅を縮小して終了しました。
シカゴ日経先物は35円高の9,285円、円建ては5円安の9,245円で終了しました。


□注目米主要企業決算・経済指標
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主要企業決算発表は予定されておりません。
経済指標は、8月輸入物価指数、9月NY連銀製造業景気指数、8月鉱工業生産、
8月設備稼働率が予定されております。
予想は、8月輸入物価指数が前年比+3.7%(7月+4.9%)、
9月NY連銀製造業景気指数が8.00(8月7.10)、
8月鉱工業生産が+0.2%(7月+1.0%)、
8月設備稼働率が75.0%(7月74.8%)となっております。

9月NY連銀製造業景気指数は改善予想となっておりますが、8月の新規受注DIが
大幅悪化となっており、出荷DI、在庫DIともに悪化していることから、下ブレ
警戒があると見られております。
8月鉱工業生産は、7月から鈍化の見通しとなっており、予想通りにやや製造業に
陰りが見られる状況となりそうです。


□その他海外注目材料
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ドル円は、財務省・日銀が東京時間の午前に円売り介入を開始、欧州時間に
入って2度目の介入の可能性が噂されており、目先はショートカバーのドル買い
の動きが強まりそうです。
ただ9月末の期日が近づいてきていることで、本邦輸出企業のドル売り姿勢が85円
86円台で強いとされており、ショートカバーが一巡した場面では再びドルの上値
も重くなりそうです。


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■明日の展望
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明日は反落の展開が想定されます。
本日の大幅上昇で、ボリンジャーバンド+2σを超えたことで短期過熱感が出て
おり、一旦は押し目を形成してくる可能性が高そうです。
ただ為替の円高進行がストップし、一旦巻き戻しの動きとなるようなら、円高
でこれまで売られ続けた経緯がありますので、底堅い展開が想定されます。


□テクニカル分析からの展望
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日経平均はレンジ上限で抑えられ、調整ムードが高まったところでの大幅上昇で
上限ラインを突破しました。
これまでの抵抗線だった9,300円がサポートに転換となり、一目均衡表の雲の下限
を一気に突破しました。
大幅上昇の反動の一服が入る可能性もありますが、あくまで次の上値を目指す
ためのエネルギーを溜める場面となり、雲の上限の9,700円水準が意識されそう
です。
ボリンジャーバンドは、収束しているところでの上抜けとなっており、現時点
では短期的な上げ過ぎ感があり、+2σラインまでの調整が想定されます。
ただ今後は+2σが上昇、バンド自体も拡大となっていくため、+2σに沿った上昇
展開も期待されるところです。


□総括・今後の方針
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円売り介入の持続的な効果はあまり期待できないものの、83円が名先のサポート
となり、一方的なドル売りはやり辛い抑止力的なものが期待されます。
日経平均は9,500円を回復したことで上昇トレンド転換となった可能性があり、
調整を挟みながら9,700円〜9,800円に向かっていく展開が期待されます。
9/1安値から本日高値まで800円近くも上昇しており、テクニカル的にも短期過熱
が感じられることから、一旦の調整を挟みそうですが、買戻しと押し目買いの
動きが継続して出てくるかに注目されます。

個別銘柄動向に変化が出てくるかは明日以降の動向を見る必要がありますが、
本日買われた輸出関連銘柄が買い転換となって切り返しとなる展開に至るかは
懐疑的で、引き続き低位株、中位材料株などの物色が想定されます。
ただここまで売り込まれて売り長となっている銘柄については、買い戻しの
動きが強まっていく可能性もありそうです。

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□本日のメルマガ銘柄
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鬼怒川ゴム工業 (5196)
現在値:371円

本日は主力株に注目が向かったことで小動きとなりましたが、下値切り上げの
動きを継続しております。
ヘッジファンド絡みの売りの巻き戻しの継続が見込まれ、まずはレンジ上限の
400円強の水準がターゲットとなってきそうです。

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