メルマガ:【株】Stock Mission 本日の株式相場総括・明日への展望
タイトル:【株】Stock Mission 本日の株式相場総括・明日への展望 10/05/18  2010/05/18


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Stock Mission
本日の相場総括・明日の展望

http://www.stock-mission.com/            2010年5月18日 発行
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□本日の結果
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05/18 05/17一般会員銘柄NK +2.30% 合計+2.30%
05/18 05/10特別会員銘柄ES +1.96% 合計+9.68%

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■本日の市場動向
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本日の日経平均は6円高の10,242円と小幅反発となりました。
昨晩の米市場の下げ渋り、為替の落ち着きを背景に朝方は反発スタートとなり、
一時日経平均は100円超上昇する場面がありました。
ただジリジリと円高方向に向かっていたこと、アジア市場が総じて軟調に転落
したことなどから上値が重くなり、値を切り下げる展開となりました。
後場に入っても戻り売りに押される展開が続き、一時下落に転じる場面も
ありました。


□相場総括
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短期基調、中期基調ともに下向き継続となっております。
本日は日経平均が一部値嵩株の上昇、先物の買戻しによって支えられましたが、
TOPIXは早々に下落に転じたり、値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を上回るなど
全体としては軟調な動きとなりました。

先物の手口は、野村が3,622枚、MSMが2,517枚、大和が1,538枚、楽天が1,045枚の
売り越し、みずほが3,458枚、MUMSが2,462枚、BNPパリバが1,851枚、JPモルガンが
1,829枚の買い越しとなっております。
TOPIXでは、メリルリンチが1,335枚、ゴールドマンが1,316枚の売り越し、
MSMが1,608枚、大和が1,339枚、BNPパリバが1,116枚の買い越しとなりました。

大きな手口は見られませんが、注目されるのはゴールドマンの連日の売り越しで
大きくロングとなっていたTOPIXのポジションを縮小傾向に向けております。
本日もこの売りがTOPIXの弱さの一つとなっております。
他、BNPパリバは裁定解消で現物を大きく売り越し、現物サイドから売り圧力を
強める結果となり、みずほも同様の動きとなっております。
大きな売り手口もありませんが、これは逆を言えばショートの買戻しも無いこと
になり、ダラダラと下げていく展開に繋がりやすくなりそうです。


□新興市場動向
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新興市場は、3指数揃って続落となりました。
朝方は前日の大幅下落の反動から反発スタートとなりましたが、需給環境が悪化
して回転が効かなくなっていることから、買いが続かずにすぐに売りに押される
展開となりました。
時価総額上位銘柄が先んじて崩れ始めると、幅広い銘柄にこれが波及し、
後場にかけては下げ足を早め、ジャスダック市場の時価総額は9兆円割れと
なりました。
昨日今年最大の下げ幅を記録したマザーズ指数は、本日も4.94%の大幅続落、
ヘラクレス指数も3.65%下落の連日での大幅下落となり、新興市場は総崩れ状態
が続いております。
明らかに短期的に売られ過ぎな銘柄が目立ちますが、個人投資家の追証発生からの
投売りも手伝って、下げが止まらない状況となっております。


□個別銘柄動向
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日経平均は、結局朝方高く引けで弱い展開となり、軟調転落する銘柄が目立ち
ました。
特に商品市況の下落を受ける格好で、海運、資源、非鉄、鉄鋼、商社などの
景気敏感株は軒並み下落となりました。
銀行、証券、保険、不動産、ノンバンクなどの金融株も揃って下落となって
TOPIXを押し下げている他、自動車、機械なども冴えない動きとなりました。
一方で、円高メリットの紙パルプ、リスク回避先の内需関連として、水産農林、
医薬などが堅調となりました。

相場全体が右肩下がりで、大型中型小型どれもが下落、テーマ性銘柄も仕手性
銘柄も新興市場銘柄も売られる状況では、ほとんど銘柄が失速展開となりました。
一部場中紹介銘柄でSEホールディングス (9478)、日本インター (6974)が
堅調となりました。
反発リバウンドを狙うスタンスに変わりはありませんが、ここまで大きく下落
しておりますので、もう少し落ち着きを待ってから仕掛けた方が良さそうです。


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■今晩の米市場の動向
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今晩の米市場は続伸の展開が期待されます。
ギリシャにEUから緊急支援資金の145億ユーロを受け取ったと伝わっており、
為替ではユーロがとりあえずの安心感からショートカバーの流れとなって
買われております。
またこれを受けて上値が重いながらも欧州市場は上昇となっており、米Globex
先物もプラスに転じております。
ただ依然不透明感、警戒感が強い状況であり、上値も限定的となりそうです。
また、米国によるIMF経由でのギリシャ支援については、オバマ政権が金融機関
への公的資金投入で国民の怒りを買った経緯があり、ギリシャ支援について
拒否権を行使せざるを得ない可能性が伝わっており、市場動向への影響に
注視する必要がありそうです。

昨晩の米市場はダウが5ドル高と小幅反発となりました。
原油を始めとする商品相場が下落したことでエネルギー関連株に売りが拡がり、
一時184ドル安まで下落しました。
た5月住宅市場指数が予想を上回ったこと、10,500ドル割れからは値頃感の買いが
優勢となったことなどから引けにかけて値を戻し、小幅プラスで終了しました。
シカゴ日経先物は55円高の10,295円、円建ては50円高の10,290円で終了しました。


□注目米主要企業決算・経済指標
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主要企業決算発表は、ホームデポ、ウォルマート、ヒューレット・パッカード、
アバークロンビーアンドフィッチなどが予定されております。
経済指標は、4月生産者物価コア指数、4月住宅着工件数、4月建設許可件数が
予定されております。
予想は、4月生産者物価コア指数が前年比+0.9%(3月+0.9%)、
4月住宅着工件数が65万戸(3月62.6万戸)、
4月建設許可件数が68万戸(3月68万戸)となっております。

住宅関連指標では、4月に初回住宅購入者向け税控除措置期限切れとなりますが、
期限切れ前の駆け込み増加が見込まれております。
ただ期限切れからの住宅市場二番底懸念が高まっておりますので、予想を下回って
ネガティブサプライズとなる可能性が警戒されております。


□その他海外注目材料
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欧州では、ギリシャ国債などの買い入れにより、民間金融機関からソブリンリスク
を引き取り、本日から買取代金の吸収となる不胎化を実施することになります。
短期的にはリスク回避に繋がりそうですが、流動性が低下することになり、
欧州金融機関の資金繰りを悪化させる可能性が私的されております。
また長期的には、欧州中銀のソブリンリスクが大きくなっていくことになり、
欧州中銀の信頼感の喪失が叫ばれております。
根本的な解決策が無いだけに、この問題は非常に長く燻り続けることに
なりそうです。


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■明日の展望
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引き続き上値の重い展開が続きそうです。
買い下がりでの押し目買いは散見されるものの、上値を追う動きは皆無と
なっており、欧米市場が大きな上昇展開を示してこない限りは動きが無さそうです。
特に海外勢のリスクマネー収縮の動きが見られ、市場からの資金流出が相場を
押し下げており、商品市況の下落も合わせて、明日以降もポジション解消の
動きが重しとなりそうです。
また欧州では、明日に85億ユーロにものぼるギリシャ国債の大量償還を迎える
ことになります。
EUとIMFの支援によって、償還は無事に通過すると見られてろいますが、
ソブリンリスクの収束に向かわない公算が大きいとの意見が強まっており、
引き続き買いの入り辛い状況が続きそうです。


□テクニカル分析からの展望
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日経平均は200日線が上値抵抗となる格好で抑えられ、下値では週足の一目均衡表
の基準線、月足の転換線に支えられる格好となっております。
指数的な底打ち意識がされる水準ではありますが、底を打ったという「音」が
聞こえてきません。
テクニカル的にも、ここから一段深押ししたほうが、陽転するポイントが下がる
ことから、反転しやすい状況となります。
新値足は現在10,900円水準が陽転ポイントですが、終値で陰線をあと2本付ければ
陽転ポイントは10,350円まで一気に下がってきます。
また早いうちに割り込んでいる200日線を回復しておきたいところで、いつまでも
抑えられているようだと、この調整が非常に長くなる可能性が出てきそうです。


□総括・今後の方針
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下値を売り叩く動きは無いものの、これが返ってダラダラと下げる展開に繋がって
おります。
売り手口は将来買戻し候補となるうえ、突っ込んで売られますので、一気に底打ち
感も強まりやすいのですが、ただ単にポジション縮小の動きに留まっているために、
手仕舞いの売りに少しづつ押され、底打ちが感が無いままにダラダラ下げる
展開となってしまっております。
また、下手に押し目買いが入っていることもこの際は悪影響を及ぼしており、
相場が支えられてしまっているだけに、反発気運の強まりが遅れる他、
ロスカット売りによって上値が抑えられる要因となってしまっております。

テクニカル的にはいつ反発に転じてもおかしく無い場面ではありますが、
とにかくもう少し欧州展開の落ち着き、上海市場の底打ちが確認されない限りは、
投資家心理の改善は難しそうで、本格反騰も難しそうです。
長期スタンスの打診買い意外は、様子見姿勢継続となりそうです。

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□本日のメルマガ銘柄
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本日はありません。


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