メルマガ:【株】Stock Mission 本日の株式相場総括・明日への展望
タイトル:【株】Stock Mission 本日の株式相場総括・明日への展望 10/05/17  2010/05/17


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Stock Mission
本日の相場総括・明日の展望

http://www.stock-mission.com/            2010年5月17日 発行
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□本日の結果
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05/17 05/16特別会員銘柄TK +2.17% 合計+2.17%
05/17 05/13特別会員銘柄TK +3.19% 合計+3.19%
05/17 05/13一般会員銘柄SI +5.64% 合計+8.20%
05/17 05/12一般会員銘柄AM +9.17% 合計+8.23% 暴騰!
05/17 05/10特別会員銘柄ES +4.03% 合計+8.78%

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■本日の市場動向
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本日の日経平均は226円安の10,235円と大幅続落となりました。
先週末の米市場が大幅続落となったこと、為替の円高が進行したことを背景に
朝方から三桁の下落でスタートしました。
その後は10,300円前後での揉み合いとなっておりましたが、前引け直前にかけて
ユーロが急落、アジア市場が総じて安くなったことを受けて、下げ幅を拡大と
なりました。
後場は、ユーロがさらに下落し112円台に突入したことから、さらに下げ幅を拡大、
一時日経平均は300円超まで下げ幅を拡大しました。


□相場総括
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短期基調、中期基調ともに下向き継続となっております。
前場は下げ渋る動きを見せ、年金や生保などの買いが支える格好となりましたが、
ユーロの急落を受けて海外勢の売りが膨らみました。
その後は売りが売りを呼ぶ展開となり、国内外問わず投売り状態となり、
後場は一段安の展開となりました。
ただ小口ながらも押し目を拾う動きがあるうえ、先物でも突っ込んだ売り手口が
見られないことから、底を模索する動きに入っていると見ることができすです。

先物の手口は、BNPパリバが3,872枚、ニューエッジが3,700枚、UBSが3,301枚
大和が2,244枚、楽天が1,434枚、メリルリンチが1,367枚の売り越し、
みずほが4,245枚、MUMS(三菱UFJモルガンスタンレー)が3,290枚、
バークレイズが2,794枚、クレディスイスが1,834枚、野村が1,442枚の
買い越しとなっております。
TOPIXでは、メリルリンチが1,670枚、ゴールドマンが1,531枚の売り越し、
MSM(モルガンスタンレー三菱UFJ)が1,793枚、BNPパリバが1,697枚の買い越し
となりました。

ニューエッジやメリルリンチ、UBSなどの売りが相場を押し下げましたが、
売り手口というよりは利食い、リスク回避からのポジション調整の動きと
なっており、突っ込んで売っているスタンスは感じられません。
クレディスイスも日経平均を売り無しの買い越しで、反転ポイントを探って
きていると見ることもできそうです。


□新興市場動向
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新興市場は3指数揃って下落となりました。
米市場の大幅下落、日経平均の200日線割れ、直近安値更新などから投資家心理が
悪化し、朝方から売り先行の展開となりました。
流動性が悪化していることからもジリジリを値を下げる展開となり、後場に
かけては相場がさらに下げ幅拡大となったことを受けて投売り状態となり、
ネット関連銘柄やテーマ性銘柄などは大幅下落の全面安となりました。
マザーズ指数は7%超の暴落となり今年最大の下げ幅となった他、ヘラクレス指数も
4%超の大幅下落となりました。
ただ投げが投げを呼ぶパニック売り展開となっており、明らかに売られ過ぎの
銘柄が散見されます。
新興3市場に留まらず、好業績銘柄で売られ過ぎな銘柄はリバウンド期待として
注目を集めていきそうです。


□個別銘柄動向
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後場にかけて下げ幅を拡大したことで、多くの銘柄がこれに巻き込まれる格好と
なりました。
メガバンク、損保、証券などが揃って軟調となり、特に値動きの激しいノンバンク
は大きく売られました。
他、海運、商社、鉄鋼、非鉄、資源などの景気敏感株も軒並み売られ、
円高が重しとなって、ハイテク、機械なども大きく下落しました。
一方でリスク回避の動きから電気ガス、情報通信は買われました。

会員銘柄でも軒並み売られましたが、アクセルマーク (3624)が前場中に大幅高
となって目標ラインを突破しました。
他、空売り銘柄などが大きく下落したものの、この相場展開では成す術も無く
突っ込み売りからのリバウンド展開に期待されます。


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■今晩の米市場の動向
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本日の米市場は反発の展開が想定されます。
欧州動向が注目されておりますが、東京時間で突っ込んで売られた経緯があり、
ここから下げ渋っていく展開が予想されております。
また、欧州時間に入って欧州各首脳の発言を受けて、ユーロが買い戻される展開と
なっており、欧州市場も総じて切り返す展開となってきました。
まだ解決には程遠く、あくまでリバウンドの格好となっておりますが、米Globex
先物もプラス圏に顔を出し始めておりますので、横ばいから反発の展開が
想定されます。
商品市況でも、原油が買われ金が売られるリスク回避の巻き戻しの動きと
なっております。

先週末の米市場はダウが162ドル安と大幅続落となりました。
欧州ソブリンリスクを背景にするユーロ安が重しとなった他、5月のミシガン大学
消費者信頼感指数が予想を下回ったことから下げ幅拡大となりました。
また、フランスの格付けも引き下げられるとの観測、サルコジ仏大統領がユーロ圏
から離脱する可能性と発言したとスペイン紙で伝わったことなどから、
一時ダウは245ドル安まで下落しました。
シカゴ日経先物は130円安の10,320円、円建ては150円安の10,300円で終了しました。


□注目米主要企業決算・経済指標
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主要企業決算発表は、ロウズ・カンパニーズが予定されております。
経済指標は、5月NY連銀製造業景気指数、3月対米証券投資、5月住宅建設業者指数
が予定されております。
予想は、5月NY連銀製造業景気指数が30.0(4月31.86)、
3月対米証券投資が+500億ドル(2月+471億ドル)となっております。

5月NY連銀製造業景気指数は、前月の上昇の反動減が想定されております。
目は欧州に向いており、予想通りであれば反応は無さそうです。
上ブレとなっても余程の内容では無い限り、メイン材料視されることは無いと
見られております。


□その他海外注目材料
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為替要因では、ユーロ動向は言うまでもありませんが、ポンド動向にも注視する
必要があります。
オズボーン英新財務相が、本日付けのファイナンシャル・タイムズ紙で、
前政権が財政統計に手を加えていたとの見方を示しており、ギリシャで起こった
政権交代による財政赤字拡大の再現となるのではないかとの懸念が拡がってます。
ユーロ・ドルでは、1.2200ドルには買いオーダーが控えており、投機筋の大量の
ショートポジションが買い戻されて下げ渋るとの見方が出ております。


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■明日の展望
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明日は反発の展開が想定されます。
状況は欧州動向、特に為替のユーロ動向次第となりますが、テクニカル的に
見ると反発の動きとなっていきそうです。
市場筋の見立てとしても、10,000円割れの可能性もあるが瞬間的に割り込むに
留まるとの見方が大勢となっており、ここから下がったところでは押し目買いの
チャンスという動きが出てきそうです。
とはいえ、ユーロの動きがある程度落ち着いてこないと、買いも入れ辛いことに
なりますので、欧州の経済イベントの行方と市場の反応を注視する必要があります。
投資家心理が悪化しているので、反発したとしてもあくまでリバウンドに留まる
可能性が高いのですが、本日投げ売られた分のリバウンドの動きは出やすい状況と
言えそうです。


□テクニカル分析からの展望
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日経平均は大幅続落となり、これまでサポートとして意識してきた200日線を
下回り、週足一目均衡表の基準線、月足の転換線が位置する10,200円水準での
攻防となりました。
ボリンジャーバンドでは拡大する-2σに沿った調整で底打ち感は出ていない
ものの、MACDは-155まで下落し、2月安値の-128を大きく下回ってきている
ことから、そろそろ底打ちが意識される展開となっていきそうです。
リバウンドを示すには早々に本日下回った200日線を回復したいところで、
なかなか同線を回復できなければ、抵抗ラインとして、10,000円の節目を
意識する展開となりそうです。
10,200円水準で下げ止まるか、さらに突っ込んで売られたとしても、
イレギュラー的な突っ込みとして底打ち感が出てくるかに注目されます。


□総括・今後の方針
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日経平均は大幅続落となり、直近サポートラインも安値も更新する展開と
なりました。
短期的には、引き続き欧州展開次第で乱高下する展開となりそうですが、
市場筋の見方としては、国内企業決算は好調、経済指標も悪くないということで、
それほど悲観には傾いておりません。
ここからさらに突っ込んだところでは、絶好の買い場となってくる可能性もあり、
注意深く動向を見守っていきたいところです。
とはいえ、すぐに底打ち反転で上値を目指す展開に移行すると考えている人は
おらず、あくまで買い戻し押し目買い主体の上値の重い展開、底値固めの展開
となっていきそうです。

個別では、突っ込んで投げ売られた銘柄のリバウンドの期待することになります。
相場環境が悪いので、積極的に攻勢に出ることはできませんが、好業績にも
関わらず投げ売られている銘柄が散見されております。
短期筋の一角はこれら銘柄に目を付け始めておりますので、短期急騰どころを
狙っていく戦略となりそうです。

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□本日のメルマガ銘柄
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古河スカイ (5741)
現在値:239円

好決算で値を戻し、先週末は持ち合い上放れが期待されたものの、相場環境の
悪化を受けて本日は売られました。
ただ市場筋は売り需要は決算前に一巡しているとの見方を示しており、
押し目を作ってきたものとして、同銘柄のリバウンド展開に注目する動きを
見せております。
決算内容も市場の反応は良好ですので、短期リバウンド展開に期待です。
ただ相場環境は最悪の状況ですので、あくまで割切りで。

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