メルマガ:【株】Stock Mission 本日の株式相場総括・明日への展望
タイトル:【株】Stock Mission 本日の株式相場総括・明日への展望 10/03/25  2010/03/25


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Stock Mission
本日の相場総括・明日への展望

http://www.stock-mission.com/            2010年3月25日 発行
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□本日の結果
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03/25 03/25特別会員銘柄KG +5.56% 合計+5.56%
03/25 03/24一般会員銘柄AC +2.16% 合計+2.16%
03/25 03/24一般会員銘柄NI +1.34% 合計+1.34%
03/25 03/14特別会員銘柄KS +3.42% 合計+12.86%
03/25 03/10東京製綱(5981) +2.93% 合計+3.80%
03/25 03/09一般会員銘柄WN +9.35% 合計+72.32% 暴騰!
03/25 03/01東洋ゴム工業(5105) +2.73% 合計+10.78%

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■本日の市場動向
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本日の日経平均は13円高の10,828円と小幅続伸となりました。
昨晩の米市場は下落しましたが、為替でユーロが下落、反動でドルが上昇、
ドル円でもドルが上昇したことで、CME円建ても上昇となり、朝方は買いが
先行となりました。
ただ、ポジティブ要因でドルが上がったわけでは無いこと、東京時間に入って
ジリジリと円高方向に向かっていったこともあり、朝方の買いが一巡すると
次第に戻り売りに押される展開となりました。
後場に入ると、アジア市場がほぼ全面安商状となっていたことを嫌気して、
一時日経平均は下落に転じましたが、売り込まれる材料も無いことから、
前日終値を下支えに何とかプラス水準を維持して終了しました。


□相場総括
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短期基調は横ばい、中期基調は上向き継続となっております。
ポルトガルの格下げを受けて欧州ソブリンリスクが再燃、為替でユーロが
下落したことで円安基調となりましたが、素直に喜べない内容であることから、
上値を追う動きは限定的に留まりました。
一方で下値を叩くような材料も無く、配当期日を前に高配当狙いの買いと、
配当回避の動きが見られ、値嵩ハイテク銘柄に売り長銘柄が多いことから
買戻しの対象となって相場を下支えしました。

先物の手口は、野村が3,167枚、楽天が1,236枚の売り越し、ゴールドマンが
3,304枚、HSBCが2,140枚、JPモルガンが1,339枚、クレディスイスが1,058枚、
みずほが1,009枚の買い越しとなっております。
TOPIXでは、野村が2,206枚、BNPパリバが1,144枚、みずほが1,094枚の売り越し、
大和が2,677枚の買い越しとなっております。

先物の手口だけを見れば強い動きが出ており、野村の大量の売り越しの背景に
現物の買戻しが入っております。
ゴールドマン、JPモルガン、クレディスイスはロング積み増しとなっており、
上意識の強い状況となっております。
本日は全体的に見ると先物に支えられた格好となっております。


□新興市場動向
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新興市場は、3指数揃って反落となりました。
朝方から売りが先行、連騰していたこともあり、その後も下げ幅を拡大して
終日売り優勢の展開となりました。
ジャスダックでは、JCOM、エイチアイ、Dガレージが相場を支え、Jストックは
上昇となりましたが、直近買われた銘柄が多く売られたことでジャスダック平均
は大きく下落しました。
マザーズ、ヘラクレスでもネット関連銘柄が軒並み利益確定売りに押され、
終日指数が押し下げる展開となりました。


□個別銘柄動向
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個別では円安基調から輸出関連大型株が買い戻しの動き、また売り長と
なっている銘柄も買い戻しの動きとなりました。
銀行はまちまち、証券は小幅下落となっております。
非鉄の一角、不動産、自動車の一角、機械が買われました。
規模別ではこれまで物色された中小型材料株が利益確定売りに押されました。

会員銘柄でも新興市場銘柄を中心に売られる展開となりました。
ただ後場にかけては押し目買いも入り、反転してくる銘柄も散見され、
売り一巡後からの展開が期待されるところです。
場中紹介銘柄では、キトー (6409)、リアルコム (3856)、不二越 (6474)、
サマンサタバサ(7829)、TFPコンサルティンググループ (4792)、
ナノキャリア (4571)などが物色されました。
リアルコム (3856)、サマンサタバサ (7829)はストップ高となりました。


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■今晩の米市場の動向
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今晩の米市場は反発の展開が想定されます。
欧州ソブリンリスクが燻り続けており、米中通商問題など問題も多いのですが、
強いドルと、原油や金などの堅調な商品市況が下支え要因となりそうです。

昨晩の米市場は、ダウが52ドル安と反落となりました。
ギリシャの財政問題が沈静化に向かうと思われたなか、格付け機関フィッチ
によるポルトガルの長期ソブリン格付けの引き下げを嫌気されました。
また2月新築住宅販売件数が予想を下回ったこともあり、終日軟調な地合いが
続きました。
シカゴ日経先物は、110円高の10,850円、円建ては55円高の10,795円で終了
しました。


□注目米主要企業決算・経済指標
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主要企業決算発表は、マコーミック、オラクル、ベストバイ、コナグラフーズ
などが予定されております。
経済指標は、新規失業保険申請件数が予定されており、予想は45万件
(前回45.7万件)となっております。
予想通りであれば改善傾向を示すことになり、株式市場ではプラス、
為替ではドル買いに繋がりそうです。


□その他海外注目材料
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米中通商問題では、明日まで米商務省で米中の通商問題を協議されます。
米議会では中国制裁法が制定される可能性、米財務省の為替報告書では
中国が為替操作国と認定される可能性が高まりつつありますので、
動向が注目されるうえ、神経質な問題となってきそうです。

要人関連では、ピアナルト米クリーブランド連銀総裁が講演を、
バーナンキ米FRB議長が下院金融委員会で流動性措置について証言を、
ガイトナー米財務長官が下院小委員会で証言を行う予定となっております。
欧州では、トリシェECB総裁がECB年次報告書を欧州議会に提出する予定と
なっております。
公定歩合引き上げの憶測も流れているだけに、要人発言に注目が集まって
おります。

為替要因では、ユーロ安に伴うドル高基調となりましたが、引き続き、
3月期末決算に向けた本邦企業のリパトリ(外貨建て資産売却・円買い)や、
日本版本国投資法、第一生命のIPO絡みの円買いが上値を抑える要因と
なりそうです。
ただテクニカル的には91円90銭を超えたところでは、ドルの上昇トレンドが
強まりやすいと見られており、ここからドルが確実に抜けてくるかに
注目されます。
米国債関連では、今晩は7年債入札が予定されております。
昨日の5年債は不調な結果となり、長期金利が上昇、仕組み債によってドル高
に繋がる要因となりました。


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■明日の展望
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明日も上値が重いながらも堅調な動きが継続しそうです。
明日は大引けで225銘柄の入れ替えが行われます。
日経平均採用銘柄へのリバランスの買い需要が入りやすいとされていることから、
指数は強含みの展開になりやすいと見られます。
また明日は3月決算企業の権利付き最終売買日となります。
大口どころではハイテク銘柄などを中心に売りを買い戻す動きが活発化しており、
明日まではこれが下支え要因となってきそうです。


□テクニカル分析からの展望
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日経平均は、変わらずボリンジャーバンドの+1σと+2σのレンジ内での
動きを継続、+1σがサポートとして機能しております。
+2σは11,000円を捉えてきているため、1月高値を超えても達成感は出辛い
状況であり、高値更新に向けた動きはきっかけ次第といったところです。
5日線が横ばいに転換したことが上値を抑える要因となりましたので、
明日に同線を上に抜けて推移することができるかに注目されるところです。
週足では、明日の終値が10,982円を超えるようなら新値足が陽転します。


□総括・今後の方針
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昨日、本日と大型株がメインに買い戻される展開となり、一方で中小型材料株、
新興市場銘柄などは利益確定売りに押される展開となりました。
とはいえ資金の循環は良く、押し目を積極的に拾う動きも散見されており、
個別で一服商状となっているところへの再攻勢の動きが期待されます。

日経平均の指数自体は上値の重い展開が続いておりますが、下値を切り上げる
動きを続けており、テクニカル的に過熱感があるものの、上値余地は拡大、
上意識の強い展開が続いております。
外部要因や為替動向には注意が必要となってきますが、外国人による買いも
継続しており、売り長銘柄の買戻しも支えとなり、下値は非常に底堅く
なりそうです。

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□本日のメルマガ銘柄
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GCAサヴィアングループ (2174)
現在値:84,800円

新興市場銘柄の調整一巡からの反発期待となります。
3月19日には101,200円まで上昇しましたがその後は失速、押し目を形成
してきましたので、ここからの反発展開に期待します。
乱高下する可能性が高く、新興市場銘柄への反発を見越したもので、
リスクは高くなりますので、ある程度割切りで見たいところです。

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