メルマガ:【株】Stock Mission 本日の株式相場総括・明日への展望
タイトル:【株】Stock Mission 本日の株式相場総括・明日への展望 09/12/15  2009/12/15


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Stock Mission
本日の相場総括・明日への展望

http://www.stock-mission.com/            2009年12月15日 発行
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□本日の結果
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12/15 12/14特別会員銘柄KK +12.99% 合計+12.99% 暴騰!
12/15 12/14一般会員銘柄ST +1.11% 合計+1.11%
12/15 12/14ハルテック(5916) +8.08% 合計+8.08% 暴騰!
12/15 12/13一般会員銘柄EO +1.88% 合計+4.65%
12/15 12/10一般会員銘柄KD +12.92% 合計+10.03% 暴騰!
12/15 12/08一般会員銘柄KG +1.53% 合計+3.65%
12/15 12/07一般会員銘柄MZ +4.52% 合計+3.05%
12/15 12/01特別会員銘柄PN +2.77% 合計+19.76%

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■本日の市場動向
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本日の日経平均は22円安の10,083円と小幅続落となりました。
米市場は小幅続伸で高値更新となりましたが、為替の円高が重しとなって
シカゴ(CME)日経平均先物は下落して返ってきました。
この影響から朝方は売り先行スタートとなり、一時は70円安程度まで下げ幅を
拡大しましたが、10,000円の大台を割り込んで売られる程の材料もなく、
安いところでは押し目買いやショートカバーの流れから下げ幅縮小の展開と
なりました。
後場に入っても前場の流れを引き継いでジリジリと下げ幅を縮小、
一時はプラス圏に顔を出す場面もありましたが、上値を追う動きは無く、
前日終値から少し安いところでの揉み合いに終始しました。


□相場総括
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短期基調は上向き継続、中期基調は横ばい継続となっております。
上値が重いということも言えますが、10,000円の大台や先週末のSQ値を
下回ることなく上方維持となっていることから、
先週末の急上昇の反動の売りをしっかりこなしていると見ることができます。
ただここから先の指数の重さが意識されるのは事実であり、
米市場も高値警戒感から上値が伸びなくなっていることから、
個別銘柄物色の流れとなりそうです。

先物の手口としては、本日は商いが4万枚ということからも、
目立った手口というのは見られませんでした。
売りでは、バークレイズが1,166枚の売り越し、TOPIXでは野村が1,435枚の
売り越しとなっております。
買いでは、メリルリンチが1,553枚、ソシエテジェネラルが1,387枚の買い越し、
TOPIXでは、ゴールドマンサックスが2,345枚の買い越しとなっております。

本日の売買での目立った手口というのはありませんでしたが、3万枚という
大きなロングを形成しているバークレイズが利益確定売りを進めております。
また特筆すべきは、3万枚もあったロングが1万枚前後まで減少しております。
それだけの大きな売り手口を出してきたわけではないのですが、
どうやら大きなショートを振っていたクレディスイスと示しを合わせて、
ロングとショートを相殺してきた可能性が指摘されております。
こうなると、ショートを相殺してしまったために、クレディスイスの買戻しも
期待できない状況となりますので、注意が必要となってきそうです。


□新興市場動向
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新興市場は3指数揃って続伸となりました。
東証1部銘柄の上値が重くなる中で、マザーズ市場のネット関連銘柄を中心に
短期資金が流入し、朝方から買い先行となりました。
その後も日経平均が下げ幅を縮小する底堅い展開を示したことで、
個人や新興市場を中心に手掛けるファンド筋の資金などが確認され、
マザーズ指数は+2.82%の大幅上昇となりました。
ジャスダック市場では、ネット関連銘柄以外の銘柄が足を引っ張り、
前場段階では主力が弱かったためにJストックは下落となっておりました。
ただこれも日経平均が底堅い展開となったことを受け、Jストックも
プラスに転じて上げ幅拡大の展開となりました。
マザーズ市場は連日で売買代金が300億円を上回ったこともあり、
ネット関連銘柄を中心とする新興市場銘柄物色が盛り上がってきております。


□個別銘柄動向
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指数が下落推移していたこともあり、輸出関連銘柄、資源関連銘柄など中心に
売りに押される銘柄が目立ちました。
その中でメガバンクが反発となり相場を支えたほか、不動産株が大幅上昇となり、
短期資金を巻き込んで異彩高を演じております。
他、証券、保険も堅調となり、金融全般が相場を牽引しました。
一方で、商品価格の下落が顕著となっていることから、鉱業、海運、商社、
石油などの資源関連は軒並み下落となっております。
また円高警戒要因から、自動車、ハイテクの一角も冴えない展開となりました。

個別では、昨日のメルマガ銘柄のハルテック(5916)が大幅上昇となりました。
会員銘柄では、花月園観光(9674)が13%弱の暴騰、ケネディクス(4321)も
13%弱の暴騰でストップ高となりました。
場中紹介銘柄では、アズジェント (4288)、ACCESS (4813)、
東京建物 (8804)、シンプレクス・テクノロジー (4340)、
タカラレーベン (8897)、サイバーエージェント (4751)、
リサ・パートナーズ (8924)などが買われました。


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■今晩の米市場の動向
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今晩の米市場は反落の展開が想定されます。
明日のFOMCを前に利益確定売り優勢の手控えムードの強い展開が想定されます。
ただ、今晩は経済指標の発表が多く予定されておりますので、ひとつひとつを
消化していくことになりそうですが、余程予想からブレない限り、
反応は限定的に留まると見られております。

ロンドン市場は反落となっております。
前日までの上昇の反動から、調整の売りが先行しております。
セクターでは昨日の反動から銀行株が全面安となっており、ロンドン証券所も
含めて金融全般が売られております。
また連日での商品価格の下落から石油株が下落、合わせて小売も下落と
なっております。
一方で公益企業株、たばこ株などが高く推移しております。
個別では、ブリティッシュ・エアウェイズが、年末年始に客室乗務員の
ストライキ実施が決まったことを受けて、大幅下落となっております。

昨晩の米市場はダウが29ドル高と続伸となりました。
ドバイの信用不安が後退したことを好感して買いが先行しましたが、
10,500ドルの節目では上値が重くなりました。
ただエクソンモービルが天然ガスのXTOエナジーを買収と発表したことで、
M&A活発化期待の思惑から買いが継続、ダウは10,500ドルを突破して終了しました。


□注目米主要企業決算・経済指標
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主要企業決算発表は、アドビ・システムズ、ベストバイが予定されております。
経済指標は、11月生産者物価指数、11月生産者物価コア指数、
12月NY連銀製造業業況指数、10月ネット長期フロー、11月鉱工業生産、
11月設備稼働率、12月住宅建設業者指数が予定されております。
予想は、11月生産者物価指数が前年比+1.8%(10月-1.9%)、
11月生産者物価コア指数が前年比+0.9%(10月+0.7%)、
12月NY連銀製造業業況指数が24.00(11月23.51)、
10月ネット長期フローが+423億ドル(9月+407億ドル)、
11月鉱工業生産が+0.5%(10月+0.1%)、
11月設備稼働率が71.1%(10月70.7%)、
12月住宅建設業者指数が18(11月17)となっております。

11月生産者物価指数は、全体がエネルギー価格の上昇が主因となって
押し上げられることが予想され、コアでは小幅の落ち着いた伸びが
予想されており、概ね予想通りになると見込まれております。
12月NY連銀製造業業況指数は、11月が低下となったこともあり、
その反動から再び改善が予想されております。
ただ先行指標の11月の新規受注DIが悪化していたことなどから、
下ブレリスクに注意が必要と指摘されております。
11月鉱工業生産・設備稼働率は、共に改善予想となっております。
10月の鉱工業生産は予想を下回る内容だったものの、4ヶ月連続での
前月比プラスを維持しており、この流れは継続していくと見られております。


□その他海外注目材料
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今晩から米FOMCが開催されます。
声明文の発表は明日になるため、この内容を見極めたいということで、
市場は様子見ムードに傾くことが想定されます。
為替動向も、欧州で大きな動きが出ない限りは、動きは限定的に留まると
見られております。


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■明日の展望
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明日の東京市場も売り買い交錯の小動きになるものと想定されます。
米FOMCを控えていることからも、積極的な動きは限定的となりそうです。
為替要因次第で上下しそうですが、明日も個別銘柄物色の流れが強まる展開が
想定されます。


□テクニカル分析からの展望
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本日も小幅続落となりましたが、5日線やボリンジャーバンドの+1σ、
一目均衡表の雲の下限がそれぞれサポートとして機能しました。
高値圏での揉み合いとなっておりますが、昨日は長い下ヒゲを形成したこと、
本日は陽線で踏み止まったことなど、強い地合継続となっております。
またボリンジャーバンドは拡大傾向にあり、上向きトレンド継続も維持して
いると見ることができます。
一目均衡表では、転換線が明日には10,019円まで上昇し、現在の指数に
接近する見込みであり、5日線も上向きに転じてくる可能性が強まっております。
そろそろ上向き意識が強まってくることから、7日高値の10,167円を超えてくれば、
10,300円に向かっていくことが期待されます。

10,300円ラインは、10月戻り高値が10,362円ということだけでなく、
週足の一目均衡表の雲の上限が10,328円で推移しており、
中長期的にも重要なポイントとなってきます。
ただボリンジャーバンドの+2σは10,327円を推移しており、
現在の状況で10,300円に到達すると目標達成感が強まりやすいと
見ることができます。
バンド自体は今後も拡大、+2σも上昇していきますので、
日経平均が急上昇するよりも、ジリジリと上昇していく展開のほうが
強い展開が長く続きそうです。


□総括・今後の方針
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日経平均自体の上値は重くなっておりますが、底堅い推移を確認したことで、
個別で出遅れ感のある銘柄などに買いが戻ってきております。
まずは調整が進んでいた新興市場のネット関連銘柄を中心に、
個人や短期資金が流れ込み、指数が大きく上昇してきたこと、不動産銘柄が
大きく動いてきたことから、個別銘柄物色の流れが徐々に強まっております。
注目どころとしては、新エネルギー関連を中心に、環境関連、素材関連といった
材料株が注目されており、こちらの動向も注目したいところです。
今週中には、新エネ筆頭銘柄のGSユアサが6月高値の時の信用期日を
迎えることから、これをきっかけとした買いに向かう動きが指摘されております。
他にも、25日線を回復せずに底値で揉み合いを続ける出遅れ銘柄も
多くありますので、それぞれ個別に注目していきたいところです。

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□本日のメルマガ銘柄
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アプリックス (3727)
現在値:48,000円

直近は50,000円前後での揉み合いを続けておりましたが、決算を嫌気する形で
一段安となり、45,000円を下値メドとする底値揉み合い格好となっております。
ただ新興市場市場に資金が流れ始めており、底値揉み合い銘柄への短期反発
を狙った資金流入の可能性がありそうです。
値動きが軽く、乱高下しやすいところでもありますが、短期急騰の可能性も
ありそうです。

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