メルマガ:【株】Stock Mission 本日の株式相場総括・明日への展望
タイトル:【株】Stock Mission 本日の株式相場総括・明日への展望 09/11/24  2009/11/24


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Stock Mission
本日の相場総括・明日への展望

http://www.stock-mission.com/            2009年11月24日 発行
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□本日の結果
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11/24 11/23一般会員銘柄KB +6.84% 合計+6.84%
11/24 11/19一般会員銘柄TS +3.45% 合計+9.59%
11/24 11/19一般会員銘柄KD +4.27% 合計+14.45%
11/24 11/19特別会員銘柄NT +4.73% 合計+10.09%
11/24 11/18一般会員銘柄NK +6.04% 合計+11.07%
11/24 11/18特別会員銘柄GE +3.43% 合計+12.34%
11/24 11/17一般会員銘柄PW +3.50% 合計+12.02%
11/24 11/16特別会員銘柄IN +8.68% 合計+18.32%

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■本日の市場動向
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本日の日経平均は96円安の9,401円と続落となりました。
先週末の状況や米市場の大幅上昇などを背景に、底入れリバウンドの展開が
期待されましたが、小幅高で寄付くとそこが高値となって
すぐに下落に転じました。
11月の月例経済報告での3年5ヶ月ぶりのデフレ認定や円高要因が重しとなり、
外国人を中心に手控えが進みました。
後場になると、アジア市場やGlobex米先物が軟調となったことで一段安ととなり、
安値圏での揉み合いに終始しました。


□相場総括
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短期基調、中期基調ともに下向き継続となっております。
先週末に大きく下方へ突っ込んだことで、米市場の大幅上昇も材料に
反転の展開が期待されながらも肩透かしに終わってしまいました。
失望売りが出た他、外国人の日本株離れも進み、反転するきっかけさえ
掴めない冴えない展開で終始しました。
また、藤井財務相が株安は増資ラッシュが原因と発言し、静観の構えのを
見せたことも失望を呼びました。
昨日の米市場では、ブラード米セントルイス連銀総裁が現状の景気認識を鑑みて、
MBS(住宅ローン担保証券)の買い切り延長を示したことが好感されました。
これと比較して、藤井財務相の発言について市場関係者は
「株安の原因のひとつは増資も含まれるが、政策不透明感が強く成長戦略の
打ち出せない民主党自体も大きな要因がある。あまりに無責任で認識不足。」
との批判が噴出しました。

先物の手口では、売りではニューエッジが3,095枚、大和が1,531枚の売り越しと
なっており、ニューエッジの売りが日経平均の下落を主導しました。
TOPIX型では、JPモルガンが3,008枚、クレディスイスが1,407枚、野村が1,363枚、
みずほが1,117枚の売り越しとなっております。
TOPIXでは大きなショートを形成しているJPモルガン、クレディスイスが
さらに売りを積み増しており、下方意識が再度強まったことが警戒されます。
なお、ニューエッジも日経平均型を大きくショートに傾けております。
買いではUBSは1,254枚、三菱UFJが1,149の買い越しとなっております。
UBSは売り買い大商いでの買い越しとなっており、買い越しも意図が
あるというよりは売買誤差の範囲内、三菱UFJは裁定取引による
先物買い現物売りとなっており、相場を支える動きにはなりませんでした。
TOPIX型では、ニューエッジが1,825枚の買い戻しとなっております。
ニューエッジは割安のTOPIXを買い戻し、割高の日経平均を売る動きと
なっております。


□新興市場動向
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新興市場は3指数揃って下落しました。
朝方は、先週までの堅調な流れを引き継ぎ、買い先行でのスタートと
なりましたが、米市場が下落しながらも日経平均が下落に転じるなど
相場のムードが非常に悪化したことを受けて、次第に戻り売りに押されました。
一部銘柄が短期資金によって物色されましたが、買いはそれだけに留まり、
資金の逃げ足も早かったことから、値を消す銘柄が非常に多くなりました。
ただ東証1部に比べると悲壮感は少なく、ここまで大きく下方へ突っ込んで
売られてきたこともあり、本日の下落が押し目となって短期資金による
物色の継続が期待されます。
あまり手掛けられる相場状況ではありませんが、短期急騰を狙って
小口で回転させるのが良さそうです。


□個別銘柄動向
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本日は東証1部の75%が下落する展開となり、主力株を中心に売りが膨らみました。
また6月高値の材料株銘柄の信用期日が迎えることもあり、中小型銘柄を中心に
見切売りによって大きく売られる銘柄が目立ちました。
大手銀行、証券、ノンバンク、不動産などの金融関連は下落、鉄鋼、海運、
自動車など景気敏感株と言われているところも軒並み下落となりました。

会員銘柄では、朝方の高いところで回転をお勧めしたこともあり、
なんとか高いところで逃げ切れる状況でした。
銘柄では、日本ケミコン (6997)、タムラ製作所 (6768)、ケイブ (3760)、
ケネディクス (4321)、ニューフレアテクノロジー (6256)、
ガンホー・オンライン・エンターテイメント (3765)、
プライムワークス (3627)などが買われました。


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■今晩の米市場の動向
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今晩の米市場は反落の展開が想定されます。
昨日が大幅上昇となったこと、高値警戒感が出ていることなどから、
一旦の調整となってくる可能性が高そうです。

ロンドン市場は反落の展開となっております。
商品価格の下落から鉱業、石油株が下落しております。
また銀行の下げがやや大きくなっており相場の下押し要因となっております。
一方でディフェンシブの公益企業株が堅調となっております。

先週末の米市場は、ダウが14ドル安と小幅続落しました。
デルの決算内容やトリシェECB総裁による出口政策への言及などが
売り材料となりました。
ただ前日同様に取引終了にかけては下げ渋る展開となりました。
昨日はダウが132ドル高と大幅反発となり、年初来高値を更新しました。
低金利政策が維持されるとの見方が強まり金価格が過去最高値を更新したほか、
原油を含めて商品価格が上昇したことで、エネルギー関連株を中心に
買いが拡がりました。
また、10月中古住宅販売件数の結果が予想を上回ったこと、
7-9月期のクレジットカード延滞率が予想以上に低下したことも好感されました。


□注目米主要企業決算・経済指標
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主要企業決算発表は、ハインツ、HRL、メドトロニックが予定されております。
経済指標は、7-9月期GDP改定値、9月S&Pケース・シラー住宅価格指、
11月消費者信頼感指数、9月米連邦住宅金融局住宅価格指数が予定されております。
予想は、7-9月期GDP改定値が前期比年率+3.0%(速報値+3.5%)、
9月S&Pケース・シラー住宅価格指数が前年比-9.15%(8月-11.32%)、
11月消費者信頼感指数が47.5(10月47.7)、
11月リッチモンド連銀製造業景況指数が10(10月7)、
9月米連邦住宅金融局住宅価格指数が前月比+0.2%(8月-0.3%)
となっております。

7-9月期GDP改定値は、速報値から下方修正の予想となっております。
ただ景気回復したとの見方は変わらないとされており、余程ブレない限りは
材料にはなりにくいとされております。
11月消費者信頼感指数は、10月の水準から若干低下すると予想されております。
住宅市場では底打ち感が出ているものの、雇用状況は相変わらず酷い状況であり、
11月のミシガン大消費者信頼感指数も低下となったことから、
消費者の景況感は未だ低いとの見方となっております。
クリスマス商戦直前であるだけに、予想より下ブレとなれば、
ネガティブインパクトとなる可能性もありそうです。
9月S&Pケース・シラー住宅価格指数は、住宅価格の底打ち傾向を示すとの
予想となっており、10月中古住宅販売件数が市場予想を上回ったこともあり、
住宅市場の底入れ継続となると見られております。


□その他海外注目材料
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今晩は、FOMC議事録が公表されます。
11月のFOMCでは、全会一致でFF金利の据え置きが決定されました。
議事録では、政府機関債の購入規模を最大2,000億ドルから1,750億ドルに
縮小した背景や、声明では触れられなかった出口戦略への言及の有無などが
注目されております。
他、今晩は米2年債の入札が予定されております。


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■明日の展望
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明日の日経平均は小安く揉み合いとなる展開が想定されます。
200日線での攻防が想定されますが、同線を割り込んでくれば、
下げが加速する可能性もありそうです。
また、先物に改めてショートを積み増し、売り仕掛けを入れる傾向が
出てきましたので、先物の売り仕掛け展開にも注意したいところです。


□テクニカル分析からの展望
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日経平均は9,500円の節目から明確に下方放れとなり、ボリンジャーバンドの
-2σに沿った動きとなっております。
バンド自体が下方を向いていることもあり、底打ち感の出ないまま-2σに沿って
ズルズル下落する展開が警戒されます。
これを脱却するには、一気に-2σから上方に離れるか、逆に一気に-2σを超えて
下方へ突っ込む必要が出てきます。

中期シグナルでは13週線と26週線がデッドクロスとなり、調整トレンド入りが
確認される他、週足一目均衡でも、遅行スパンが過去の実線を下に突き抜ける
下方転換シグナルを発生させました。
下方メドとしては、200日線がありますが、ここを抜けてくれば雲の下限である
9,000円割れも意識されてくることになります。
また、日経平均は高値からの1/3押しで留まっておりますが、
TOPIXは既に2/3押しまで到達、200日線と接触する水準に達しております。
日経平均の割高感が高まる中、TOPIXにサヤ寄せするようなら、
下げ余地は十分にあることになってしまいますので注意して
見ておきたいところです。


□総括・今後の方針
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本日は指数の下落よりも展開自体が最悪の展開となってしまいました。
底打ち期待がかかる中で寄り天井で失速、円高、デフレ要因があるとしても、
反発に転じる機会を逸した格好となりました。
米市場の上昇に東京市場が反応しないのは前々からですが、
この状況を脱却するためには相当下方に突っ込む必要性が出てきました。
藤井財務相の発言についても、他人事のように聞こえると市場関係者からは
批判が相次いでおり、認識の甘さ、対応の遅さを相当嫌気しております。
こうなると、市場が政策を強引に要求する「催促相場」入りが懸念され、
当局が動かない限り下方へさらに突っ込む展開が想定されます。

今の東京市場を動かすには、もっときついセリングクライマックス的な下落が
必要と見ら始めておりますので、ここからの展開には警戒したいところです。
このままであれば、日経平均は9,000円、またはこの水準を割り込む可能性すら
出てきましたので、注意したいところです。
ただ、セリングクライマックス的な下落場面が到来したところでは、
反転のきっかけになる可能性が高いものとして、注目されます。

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□本日のメルマガ銘柄
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日本インター (6974)
現在値:212円

11月に入ってからは右肩下がりの展開となり、9月14日の高値から半値押しの
水準が意識されるところまで下落してきました。
本日は相場環境が悪化する中でも比較的底堅く推移し、200円を下値として
下げ渋りの動きが見受けられます。
下方へ大きく突っ込んだ銘柄などに短期資金が流入する展開が
続いておりますので、同銘柄への短期反発の動きに期待されます。
ただ、相場環境を見れば無理をする場面でも、無理をする銘柄でも
ありませんので、あくまで割り切れる範囲で考えたいところです。

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