メルマガ:【株】Stock Mission 本日の株式相場総括・明日への展望
タイトル:【株】Stock Mission 本日の株式相場総括・明日への展望 09/11/06  2009/11/06


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Stock Mission
本日の相場総括・明日への展望

http://www.stock-mission.com/            2009年11月6日 発行
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□本日の結果
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11/06 11/05特別会員銘柄GR +2.55% 合計+2.55%
11/06 11/04特別会員銘柄DH +2.17% 合計+4.56%
11/06 10/21特別会員銘柄SH +7.32% 合計+25.71% 暴騰!

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■本日の市場動向
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本日の日経平均は71円高の9,789円と反発となりました。
米株高を背景に朝方から買いが先行、一時132円高の9,849円まで買われましたが、
先物がCME円建てにタッチすると上値が重くなりました。
後場に入ると、週末要因や上値の重さを嫌気する売りが出た他、
昨晩の米市場の大幅上昇で雇用統計の期待を織り込み、
連日での大幅上昇が期待し辛いことから利益確定が膨らみました。
13時過ぎからは国内機関投資家を中心にポジションをニュートラルに戻る
利益確定売りも加わり上げ幅を急速に縮小、米市場の強い反発に対して
冴えない東京市場に失望感も出ております。


□相場総括
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短期基調、中期基調ともに下向き継続となっております。
米市場の大幅反発からダブルボトム形成への動きが期待されたものの、
日経平均は上昇しながらも一部ハイテク銘柄の空売りが買い戻された程度に
留まり、東証1部の値下がり銘柄数が1,100銘柄を超える弱い展開となりました。
売り圧力も徐々に弱まってきているものの、買いに向かう材料が無いため、
きっかけ待ちといった状況になっております。

先物も売買枚数が5万枚強と盛り上がらず、手口らしいものも見られません。
売りではモルガンスタンレーが1,877枚、メリルリンチが1,492枚、
野村が1,378枚の売り越しとなっております。
後場にかけてモルガンスタンレーとメリルリンチの手仕舞いによって
上げ幅縮小の展開の要因を作りました。
野村は裁定取引によって先物を売る一方、ハイテクを中心に
現物を買い戻しております。
一方で売りでは、JPモルガンが1,5451枚の買い越しとなっておりますが、
TOPIXを1,860枚の売り越しとなっており、NTロングを形成しました。
これまでNT倍率修正の動きからTOPIXが強い展開となりましたが、
メガバンクの増資懸念などを材料に、再び日経平均買いTOPIX売りの
流れとなりました。
この影響から、本日は後場途中にTOPIXが下落に転じております。
他、大和が日経平均1,135枚、TOPIXを1,835枚買い越しておりますが、
裁定によって現物を処分しており、値下がり銘柄が非常に多かった要因とも
なりました。


□新興市場動向
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新興市場はまちまちの展開となりました。
ジャスダック平均は続落、マザーズ指数は4日続落、ヘラクレス指数は4日ぶりの
反発となりました。
朝方は日経平均の大幅上昇スタートもあり、揃って買い先行となりましたが、
東証1部でも買われたのが大型株に偏っていたこともあり、
新興市場から資金が流出、失速する格好となりました。
ヘラクレスは大証など主力の一角が強かったことから、指数はプラスを
維持しましたが、ジャスダックはセブン銀の大幅下落が重しとなり、
マザーズでは主力が軒並み失速したことで下落に転じました。
新興市場銘柄は決算を控えているものが多いこともあり、
出来高の少ない盛り上がりに欠ける展開が続いております。


□個別銘柄動向
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日経平均は上昇しましたが、朝方の買いが一巡すると大型株のみが上昇、
中小型株は下落に転じ、東証1部の騰落率は下落のほうが多くなる展開と
なりました。
増資懸念からメガバンクが軟調となり相場を重くしTOPIXを押し下げた他、
トヨタ決算通過も転換点とはならず、自動車株もズルズル売られる展開と
なりました。
一方で、ハイテクには買戻しが入ったことで上昇、鉄鋼も買われました。

会員銘柄では、ガーラ (4777)、デジタルハーツ (3620)、
塩見ホールディングス (2414)などが買われましたが、
総じて利益確定売りに押される展開でした。
ただ塩見ホールディングス (2414)は本日も上昇、高値で公開から25.71%の
上昇となりました。
場中紹介銘柄では、世紀東急工業 (1898)が決算を材料に後場急騰となった他、
日本板硝子 (5202)、日立造船 (7004)、富士重工業 (7270)、
シスメックス (6869)、日本電気 (6701)、パイオニア (6773)、
鬼怒川ゴム工業 (5196)などが買われました。


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■今晩の米市場の動向
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今晩の米市場は、昨日が大幅上昇している反動もあり、利益確定売りの
出やすい上値の重い持ち合い展開が想定されます。
ただ米雇用統計の結果次第ということになりそうですので、
内容を確認しておきたいところです。

ロンドン市場は続伸となり、半数の銘柄が上昇しております。
ロイヤル・バンク・オブ・スコットランドの赤字幅縮小が買い材料となり、
銀行株が上昇しております。
また航空も決算内容を好感して買われている他、金属価格の上昇から
鉱業が堅調となっております。
一方で、石油株や環境関連銘柄が利益確定に押されております。

昨晩の米市場は、ダウが203ドル高と大幅続伸となり、10,000ドルを回復しました。
新規失業保険申請件数が予想より減少したこと、シスコシステムズや、
リサーチ・イン・モーションの自社株買いなどを好感して朝方から買いが
先行しました。
また米議会で、住宅購入での税控除や失業手当を延長する法案が
可決されたことで、上げ幅を拡大する展開となりました。


□注目米主要企業決算・経済指標
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主要企業決算発表は、AI、やエジソン・インターナショナルなどが
予定されております。
経済指標は、10月雇用統計(10月失業率、10月非農業部門雇用者数)、
9月卸売在庫、9月消費者信用残高が予定されております。
予想は、10月失業率が9.9%(9月9.8%)、
10月非農業部門雇用者数が-17.5万人(9月-26.3万人)、
9月卸売在庫が-1.0%(8月-1.3%)、
9月消費者信用残高が-100億ドル(8月-120億ドル)となっております。
雇用統計では、失業率が9.9%に上昇する一方、非農業部門雇用者数の減少幅が
-17.5万人程度に縮小するとの見通しとなっております。
予想を上ブレて改善となった場合は、好材料となりますが、失業率が10%を
超えた場合や、予想より若干でも悪化を示せば失望売りが出てきそうです。
予想通りに留まった場合は、利益確定売りも出やすいと思われますが、
基本的には買い優勢になると見られております。
また雇用統計は、長期金利や為替にも大きな影響を与えてきそうです。


□その他海外注目材料
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要人関連では、エバンズ米シカゴ連銀総裁がシカゴ連銀主催のシンポジウムで
あいさつを、デューク米FRB理事が講演を予定しております。


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■来週の展望
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来週は、今晩の米雇用統計を受けて米市場がどのように動くか次第と
なりそうですが、やや下意識の強い展開になる可能性が高そうです。
今晩の米市場が連日での大幅上昇となれば、市場心理が一気に好転、
東京市場もリバウンドを試す展開に発展する可能性もありそうです。
ただ、昨晩の米市場が大幅上昇となり、米雇用統計の好材料を織り込み済みと
なったことで、連日での大幅上昇は難しいと想定され、利益確定売りが
出やすい展開が考えられます。

また、日経平均はどうしても直近安値の9,628円が意識されており、
これを割り込めば9,500円、9,300円と下げが加速する展開が警戒されます。

来週はメガバンク決算が予定されておりますが、決算内容よりも増資の有無が
注目されことになりそうです。
財務体質が良好な三菱UFJですら、1兆円規模の増資が必要と試算されて
いるだけに、警戒要因となってきます。
悪材料出尽くしと見られる可能性もありますが、市場がどのように
判断するのか見極めたいところです。


□テクニカル分析からの展望
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ダブルボトム形成が意識される展開となっているものの、
引き続きボリンジャーバンド-1σに上値を抑えられる状況が続いております。
また5日線も上値抵抗となっており、来週始めは5日線の下落が強くなる
可能性があるため、これに抑えられたままでは下押す可能性が残されます。
一目均衡表でも転換線が下落に向かってくるため、テクニカル面は徐々に
悪化を示しており、注意が必要となりそうです。
逆に5日線を突破し、10,000円の節目を目指す展開となれば、
25日線が上昇に転じる可能性もありますので、75日線に向かっていく展開も
期待できそうです。


□総括・今後の方針
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そろそろ売りも一巡、需給改善からもリバウンド局面を期待したいところですが、
国内勢はまだ焦って買う必要は無いと、様子見姿勢を強めております。
鍵は米市場の動向となり、今晩の雇用統計通過後も強い展開を示せるかどうかで
心理状況が変わってくることが想定されます。
一部市場関係者は、昨年と同じような展開になるのではないかと予想する声も
聞かれます。
昨年は11月下旬まで軟調、7,500円を割り込んだところから反転し、
年末には9,000円まで戻す展開となっております。
年末株高を見る投資家は意外と多いので、来週も持ち合いを形成するようなら、
11月中下旬までは動意の乏しい展開が続く可能性も高まりそうです。
動きが出るまでは、テクニカル的に割安に沈んでいる銘柄、
調整一巡感の出ている銘柄を短期小口で狙っていきくことになりそうです。

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□本日のメルマガ銘柄
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本日はありません。


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