メルマガ:【株】Stock Mission 本日の株式相場総括・明日への展望
タイトル:【株】Stock Mission 本日の株式相場総括・明日への展望 09/10/23  2009/10/23


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Stock Mission
本日の相場総括・明日への展望

http://www.stock-mission.com/            2009年10月23日 発行
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□本日の結果
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10/23 10/21特別会員銘柄SB +3.94% 合計+4.19%
10/23 10/21特別会員銘柄SH +2.63% 合計+11.43%
10/23 10/20一般会員銘柄TK +3.96% 合計+10.33%
10/23 10/19特別会員銘柄NK +3.00% 合計+5.26%
10/23 10/19ワコム (6727) +14.94% 合計+10.66%
10/23 10/15一般会員銘柄TR +10.66% 合計+25.00%

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■本日の市場動向
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本日の日経平均は15円高の10,282円と小幅上昇となりました。
米株高を背景に買いが先行しましたが、週末要因の手仕舞い売りと
ショートカバーが交錯する格好で揉み合いとなりました。
後場に入ると、アジア株高、為替の円安傾向を受けて買い戻しが進み、
一時97円高の10,364円まで買われましたが、大引けにかけては
週末要因の手仕舞い売りにおされて値を消す格好となりました。
特に金融株を中心に大型株の売りがきつく、TOPIXは後場中頃には下落に転じ、
25日線を割り込んで取引を終了しました。


□相場総括
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短期基調、中期基調ともに上向き継続となっております。
連日同様に上値の重い展開となり、特に金融を中心とし大型銘柄の売り物が
相場の上値を抑える展開となりました。
一方で、他の銘柄への波及効果は乏しいものの、新エネルギー関連銘柄や
タッチパネルを中心とする液晶関連銘柄など、材料株への物色が見られました。
材料株を中心に外国人の買いが継続して見られたものの、週末要因、政治リスク、
JAL問題などを背景に、国内機関投資家を中心とする国内勢の断続的な売りが
上値を抑えました。

先物の手口は、売りではニューエッジが1,766枚、野村が1,656枚、
BNPパリバが1,393枚の売り越しとなっております。
ニューエッジが連日での売り越しとなっており、後場に600枚の売りを
入れたことを皮切りに、ズルズル下落する展開を作り出しました。
野村、BNPパリバは裁定取引により、先物売り現物買いの手口から、
材料株やファーストリテ、ソフトバンクといった中心銘柄に買いが入りました。
買いでは、クレディスイスが1,973枚(TOPIXでは1,678枚)の買い越しと
なっており、昨日の売り分を買い戻してきております。


□新興市場動向
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新興市場は、3指数揃って上昇となりました。
米株高を背景に朝方から買いが先行し、堅調推移となりました。
ネット関連銘柄が中心に買われたことで指数が押し上げられました。
ジャスダックでは、楽天やDガレージが指数を押し上げる要因となりましたが、
一方で値嵩株は安い銘柄が目立ち、主力で構成されるJストックは
下落しております。
マザーズ指数はサイバーA、ミクシィ、ACCESSといったネット関連主力銘柄が
堅調となり、指数は朝方から大幅高となりました。
ヘラクレスでは、ネット関連の他、大証、不動産ファンドの一角が堅調となり、
指数が押し上げられました。


□個別銘柄動向
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米株高、アジア株高を背景に後場前半は多くの銘柄に買いが入りましたが、
後場中頃からは大型株を中心に手仕舞い売りが膨らみ、
東証1部の957銘柄が売られる状況となりました。
JAL問題によって大手銀行が売られTOPIXの下落の主因となった他、証券、
保険など金融株全般が売られました。
他、鉄鋼、商社、自動車なども軒並み売られる展開となっております。
一方で中国関連として材料から建機を中心とする機械、食品などが上昇した他、
新エネルギー、液晶関連などの中心銘柄が買われました。

会員銘柄では、10/19メルマガ銘柄のワコム(6727)が業績の上方修正、
大和証券の投資判断引き上げによって高値で+15%弱の暴騰となりました。
他、ソフトバンク (9984)、戸田工業 (4100)、タカラレーベン (8897)、
トランス・コスモス (9715)などが買われました。
タカラレーベン (8897)は引けにかけて大幅上昇、+10超の上昇となりました。
場中紹介銘柄では、プライムワークス (3627)、マクニカ (7631)、
アクロディア (3823)、ゼクス (8913)、新神戸電機 (6934)、
大日本スクリーン製造 (7735)、SBIホールディングス (8473)、
明電舎 (6508)などが買われました。
中でもゼクス (8913)はストップ高まで上昇しました。


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■今晩の米市場の動向
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今晩の米市場は揉み合いの展開が想定されます。
好調な企業決算によって底堅い展開が期待されますが、週末要因に合わせて
昨日に大幅上昇している反動の利益確定の売りが出やすい場面となっております。
注目はマイクロソフトの決算ということになりそうです。

ロンドン市場は、反発スタートとなり、8割の銘柄が上昇しております。
原油を中心とする商品価格の上昇から、石油、鉱業株が高く推移し、
指数を押し上げております。
他、昨日は大きく売られて銀行株が反発する一方、薬品が下落しております。

昨晩の米市場はダウが131ドル高と大幅上昇となりました。
朝方は新規失業保険申請件数、8月住宅価格指数が予想より悪い内容と
なったことで、下落スタートとなりました。
ただ9月景気先行指数が予想を上回ったことで企業業績に対して楽観的な見方が
拡大したこと、3Mとトラベラーズの決算が好感され大幅上昇、
ダウを46ドルも押し上げました。
セクター別では、一般消費財、素材、銀行、保険が上昇、一方で運輸、食品、
タバコが軟調となりました。
決算では、マクドナルド、3M、トラベラーズ、Jクルー、キンバリークラーク、
NYタイムズなどが予想を上回る内容となる一方で、イーベイは冴えない
業績見通しとなり下落しました。
取引終了後はアマゾンが予想を大きく上回る決算内容となり、
時間外で上昇しております。


□注目米主要企業決算・経済指標
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主要企業決算発表は、マイクロソフト、シュルンベルジュ、ドーバー、
フォーチュンブランズ、インベスコ、マイクロチップ・テクノロジー、
Tロウ・プライス・グループなどが予定されております。
経済指標は、9月中古住宅販売件数が予定されており、
予想では535万戸(8月510万戸)となっております。
8月は5ヶ月ぶりの減少となったわけですが、9月は前月比で増加する見通しと
なっております。
直近は住宅関連指標の動向が停滞しつつありますので、
市場が好感する数値が出るかどうかに注目されるところです。


□その他海外注目材料
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為替要因では、世界的にドル売り継続となっているものの、円も売られており、
ドル円では膠着状態が続いております。
週末ということもあり、短期ポジションの巻き戻しの動きが出る可能性があり、
警戒されるところです。

要人関連では、バーナンキ米FRB議長が講演を予定しており、米国の景気認識や、
出口戦略への言及などの発言に注目が集まっております。
他、コーン米FRB副議長が監督・規制に関する討論に参加の予定となってます。


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■来週の展望
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来週は堅調は展開を想定します。
現在は国内機関投資家を中心に国内勢が企業決算を警戒して、
上値が重い相場を作り出しております。

ただ来週からは国内企業決算発表が本格化し、セクターや銘柄によって
異なるものの、概ね予想は好調な内容が期待できるとされております。
一部市場関係者は、米企業が相次いで予想を上回る内容を発表している
こともあり、為替動向次第では、予想を大きく上回る可能性を指摘しております。
好調な結果となれば、市場が停滞していた分エネルギーも溜まっておりますので、
年初来高値も視野に入ってくる可能性もあります。
一方で、国内企業決算が予想以下になるようなら、世界の戻り基調に逆行して
一方的な失望売りが出る可能性もあります。
この場合は、日経平均10,000円割れの可能性もあり、年末株高も
期待できないものになる辛い状況が見えてきそうです。

とにかく来週の主要企業決算の内容、経常利益はもちろんですが、
売上高や今後の見通しについてが注目されます。


□テクニカル分析からの展望
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一時100円超の上昇場面がありながらも結局は小幅高に留まり、
終値ベースで13週線に抑えられる格好となりました。
これが上値抵抗として意識されると、25日線の10,126円、26週線の9,927円と
10,000円近辺まで再度見に行く可能性がありますので注意したいところです。
また13週線は来週から下落に転じる可能性がありますので、
早々にクリアしておきたいところです。
ボリンジャーバンドは引き続き中心線と+1σの間で推移しており、
+1σの10,360円が上値抵抗線として意識されました。
9月から同ラインは上値抵抗として機能していたこともあり、これをクリアして
くれば雲の上限の10,400円から+2σの10,500円を目指す展開となりそうです。
一目均衡表では、昨日に転換線が基準線を上回り、強いシグナルが発生、
来週も転換線の上昇は続きますので、これに合わせて雲の上限に飛び出すことが
できるかどうかに注目されます。
雲の上限をクリアすれば、三役好転も見えてきそうです。


□総括・今後の方針
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米企業決算は概ね好調、米市場も強い展開となっておりますが、
国内機関投資家はこれに反応せず、弱気なままとなっております。
カシオの弱気決算から国内勢の動きが極端に悪くなっており、
来週から本格化する国内企業決算も弱気に見ているところが多くなっております。
ただ一方で、外国人を中心とする市場関係者の一角は好調な内容が期待できると
しており、相場の停滞感を合わせるとポジティブサプライズになる可能性も
ありそうです。

本日買われた新エネルギー関連銘柄も、GSユアサ、明電舎、古河電、関電化に
一極集中する格好となっております。
日替わりとの冷ややかな目がある一方で、外国人を中心に積極買いも
見受けられるますので、これら中心銘柄を値を飛ばして、
次第に周りの銘柄へ波及していく可能性も高そうです。

まだ総強気に出られる場面ではありませんが、国内決算が好調となれば、
年末株高へ向けて国内勢も動き出さざるを得ない状況となってきます。
来週がターニングポイントとなるかどうか、期待して見たいところです。

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□本日のメルマガ銘柄
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来週の公開となります。


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