メルマガ:【株】Stock Mission 本日の株式相場総括・明日への展望
タイトル:【株】Stock Mission 本日の株式相場総括・明日への展望 09/09/28  2009/09/28


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Stock Mission
本日の相場総括・明日への展望

http://www.stock-mission.com/            2009年9月28日 発行
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□本日の結果
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09/28 09/27一般会員銘柄NM +6.92% 合計+6.92%
09/28 09/03特別会員銘柄SH +17.50% 合計+113.64%

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■本日の市場動向
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本日の日経平均は、256円安の10,009円と大幅続落となりました。
米株安に加え、為替で円が88円台まで急伸したことから、
朝方から売り先行となりました。
為替の大台突破を嫌気する売りが先物・現物双方に出たことで、その後も
日経平均は下げ幅を拡大し、一時10,000円の大台を割り込む場面もありました。
後場にかけては若干円高進行がストップし、89円台に戻したことから
売り物の買戻しも入り、指数は10,000円を挟んでの攻防となりました。


□相場総括
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短期基調は下向き継続、中期基調は上向きから下向きに転換しました。
金融機関の増資懸念や債務返済猶予制度などの懸念材料に加え、
為替の円が急伸し大台突破となったことで、朝方から銀行関連、輸出関連、
資源間関連を中心に売りが膨らみました。
為替で節目の90円を突破すると、売りが加速する可能性が指摘されていた通り、
為替要因が業績に響く銘柄は軒並み大幅下落となっております。
また、先物でも節目の10,000円を割り込む場面があったことから、
ロングポジションを形成するものの手仕舞いを誘いました。

先物の手口では、買いではBNPパリバが日経平均型2,882枚買い越し、
TOPIXを1,698枚売りこすNTロングの手口入れ替えを行っております。
他、先週に売っていたニューエッジが大台割り込みと共に買戻しが入り、
2,833枚の買い越しとなっております。
TOPIX型では大和SMBCが2,157枚の買い越しとなっており、
裁定取引でTOPIX現物を売ってきております。
売りでは、クレディスイスが2,515枚の連日の売り越しとなり、
朝方からの下げ幅拡大の展開を主導しました。
日経平均が10,000円の大台割れとなったところからは、
ロングポジションを形成していた、メリルリンチ、バークレイズ、UBSが
こぞって手仕舞いの売りを入れており、それぞれ5,322枚、3,283枚、2,567枚の
売り越しとなっております。
なお、クレディスイスはTOPIX型も3,164枚売り越しており、
前場の相場全体の下げを主導しました。


□新興市場動向
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新興市場は3指数揃って下落となりました。
為替要因の影響を受けない銘柄も多くありますが、日経平均が大幅下落する中で
地合全体の悪化を受けて、主力銘柄を中心に売られました。
特にマザーズ指数は朝方から右肩下がりの展開となり、3.57%と大幅下落と
なっており、主力ネット関連銘柄を中心に換金売りに押されました。
売買代金も3市場合わせて300億円を下回り、買い手不在の投売り一辺倒の
展開であったことが窺えます。
なお、ヘラクレス市場は2ヶ月ぶりに600ポイントを割り込みました。


□個別銘柄動向
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内需ディフェンシブ銘柄を逃避先として資金が流れたため、全面安商状には
至りませんでしたが、輸出関連を中心に為替要因の影響を受ける銘柄は
ほぼ全滅状態となりました。
債務返済猶予制度の件で銀行株が引き続き売られた他、野村HD大型増資の
影響から証券も揃って下落、不動産株も下落しました。
また商品市況の下落から、鉄鋼、非鉄、商社などが軒並み売られた他、
円高進行から、半導体、値嵩ハイテクなどが軒並み下落しました。

会員銘柄では、塩見ホールディングス(2414)、日本エム・ディ・エム(7600)
などが買われましたが、ほとんどの銘柄が下落となりました。
場中紹介銘柄では、ニトリ (9843)、スタートトゥデイ (3092)、
ナノキャリア (4571)、ケネディクス (4321)などが買われました。


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■今晩の米市場の動向
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今晩の米市場は揉み合いまたは小幅下落の展開が想定されます。
直近ダウが急ピッチに上昇したことからの反動の調整となっており、
25日線の9,592ドルが目先の下値メドを見られております。
連日ジリジリと下落していることも売られ過ぎ感が出難い状況となっており、
暫くは下値意識の強い展開となりそうです。
また商品市況も調整ムードが強まっており、資源関連の売りが相場の上値を
抑えてくることも想定されます。
ロンドン市場は、小反落推移となっており、原油・金属といった商品価格の
下落から資源関連銘柄が軟調となり、相場の重しとなっております。

先週末の米市場は、ダウが42ドル安と続落となりました。
8月耐久財受注が予想を下回ったことや、8月新築住宅販売件数の結果が
悪かったことから、売りに押される展開となりました。
一方で9月ミシガン大学消費者信頼感指数が予想を上回ったことで、
底堅く推移しました。
中盤以降は、G20での銀行規制強化観測から一時66ドル安まで売られました。
セクターでは素材、金融、資本財などが売られております。


□注目米主要企業決算・経済指標
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今晩の主要企業決算発表は予定されておりません。
経済指標では、8月シカゴ連銀活動指数、ダラス連銀製造指数が予定されており、
ダラス連銀製造指数の市場予想は-4.0%となっております。
ただ指標として注目度は低いので、相場を左右するもにはなり難いと
見られております。


□その他海外注目材料
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欧州では、トリシェECB総裁の欧州議会証言が予定されております。
今後の金融政策姿勢や景気認識の発言が注目される他、出口戦略に関する
政策に言及するかにも注目が集まっております。

為替要因では、藤井財務相の「円高要因」姿勢を織り込みに進み、
円が急伸したことを受けて、「円高是認とは言っていない」と
表現を改めてきました。
このため、円の急伸は一旦止まりましたが、円高の流れに変化はなく、
どこまで円が買われるのかに注目されます。
90円の節目を突破したことによるストップロスのドル売りはある程度
こなしたことから、次は今年1月の87円10銭がドルの下値ターゲットとして
意識されそうです。
ここにはオプションに絡んだストップロスが控えていると想定され、
90円の節目と同様に割り込んでくるとさらにドル売りが強まる可能性が
警戒されます。


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■明日の展望
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明日の日経平均は、とりあえず本日の反動から小反発の動きが想定されます。
ただあくまで為替動向次第の神経質な動きをすると見られ、さらに円高進行と
なれば、さらなる投売りや先物への売り仕掛けも入りそうです。
国内材料としては、寄り前に8月CPIが発表されますが、
円高がある程度解消されない限り買い手控えムードに変化はなく、
良い結果となっても反応は限定的と見られております。
また市場関係者は、日経平均10,000円をもう一段割り込んだ安いところで
待っているようですので、10,000円近辺での積極的な押し目買いは
期待できそうもありません。


□テクニカル分析からの展望
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日経平均はこれまでのレンジを下放れ、サポートラインとして機能していた
一目均衡表の雲の上限、75日線も割り込みました。
遅行スパンは下方転換シグナルが確実な状況となり、今後は雲の上限が
上値抵抗ラインとして変化してくることが想定されます。
下値メドとしては雲の下限が9,800円水準を推移しており、
これを意識して強弱感の対立しやすい展開となりそうです。
また基準線や転換線も下落に転換することから、弱含みパターンとなります。
ボリンジャーバンドでは、-2σを大きく割り込んでいることからも、
短期的な売られ過ぎ感が出ております。
ただバンド自体が拡大傾向となっていることから、-2σに沿って
調整トレンドが継続する可能性が十分あります。
パラボリックはわずか2営業日で再び陰転し、買い転換がダマシとなりました。


□総括・今後の方針
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日経平均は辛うじて10,000円の節目を維持しましたが、チャート上では明確な
下放れとなっていることから、調整ムードが強い状況に変わりはありません。
短期的には突っ込み過ぎ感があることから、自律反発の短期リバウンドが
想定されるところですが、市場関係者はどの辺りで底打ちするか
確認するモードに入っております。
まずは大台割れを押し目とした9,900円あたりから、機関投資家を中心に
待ちに待った押し目として拾ってくる可能性がありそうです。
ただチャート上では、9,700円〜9,750円近辺までの下落も考えられますので、
押し目を拾うにしてもヘッジ売りを掛けながらということになりそうです。

他、為替要因を絡めて見ると、リーマンショック前の日経平均と比較して、
円ベースでは18%超の下落に対し、ドルベースでは1.4%下落、
ユーロベースでは5.3%の下落に留まります。
外国人は自国通貨建てで運用を行うことが非常に多いので、
市場関係者は、円が高止まりしている限り、日本株は換金売りの対象に
なってくる可能性があるとの指摘をしております。

これらのことから、短期的には非常にネガティブな状況となっておりますが、
8月に10,000円台に乗せてからは、久々の大きな調整ということになります。
下期入り、年末株高に向けてのニューロング形成の大きな資金が動いてくる
可能性が十分ありますので、ここは押し目買いのチャンスとポジティブに考えて
底を確認したいところです。

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□本日のメルマガ銘柄
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マースエンジニアリング (6419)
現在値:3,190円

9/9に高値3,540円を付けた後はズルズルと下落となり、25日線も下回りました。
ただ本日は3,100円を下値に安く始まった後は戻す展開となり、
小幅プラス転換して終了しております。
テクニカル的に短期売られ過ぎ水準にありますので、
ここからの自律反発の動きに期待します。
相場環境が悪い中であくまでテクニカル面のみですので、割り切りとなります。

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