メルマガ:【株】Stock Mission 本日の株式相場総括・明日への展望
タイトル:【株】Stock Mission 本日の株式相場総括・明日への展望 09/03/05  2009/03/05


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Stock Mission
本日の相場総括・明日への展望

http://www.stock-mission.com/            2009年3月5日 発行
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□本日の結果
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03/05 03/04一般会員銘柄MK +7.10% 合計+7.10%
03/05 03/04大日本スクリーン製造(7735) +4.31% 合計+4.31%
03/05 03/03特別会員銘柄GS +3.41% 合計+4.69%
03/05 03/02一般会員銘柄SB +2.17% 合計+3.30%
03/05 03/01一般会員銘柄ID +2.17% 合計+3.68%
03/05 02/18特別会員銘柄MM +6.31% 合計+6.31%
03/05 02/18一般会員銘柄SS +5.30% 合計+5.82%
03/05 02/15特別会員銘柄DA +2.24% 合計+9.32%
03/05 02/08特別会員銘柄IK +6.77% 合計+18.92%

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■本日の市場動向
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本日の日経平均は142円高の7,433円と続伸となりました。
昨晩の米市場が反発したことや為替が円安基調となったこと、
中国の追加景気対策期待を背景に朝方から買いが先行し、
寄り付き後も上げ幅を拡大する展開となり、一時242円高の7,532円まで
上昇しました。
ただ後場に入るとアジア市場が伸び悩み始めたこと、
7,500円の節目を回復したことによる達成感から戻り売りに押され始め、
上げ幅を縮小して取引を終了しております。
大引けでは7,500円を下回る結果となってしまいましたが、
場中では1週間ぶりに7,500円を回復しております。
また3日続伸は1ヶ月ぶりとなります。

□相場総括
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短期基調は上向き継続、中期基調は下向き継続となっております。
底値割れが回避されたことによる安心感に加えて、
中国追加景気対策期待という好材料を背景に市場心理が明らかに好転しました。
また直近は極端に売りに傾いていた外国人投資家の買戻しが始まっており、
3月期末を意識した買戻しが今後も続きそうです。
これは来週末までがピークと見られております。
また公的年金についても、これまで買い支えてきた資金が厚生年金の
資金であるとの声が聞かれ、まだ公的年金の予算枠は
かなり残っているという見方が台頭してきました。
期末までに投入しなければならない資金もかなりあるようですので、
ここから期末にかけて買い支えだけでなく、
踏み上げの買いが入ってくることが期待されます。

□新興市場動向
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新興市場は高安まちまちの展開となり、ジャスダック平均及び
ヘラクレス指数は反発となりましたが、マザーズ指数は反落となっております。
朝方は3市場とも堅調スタートとなりましたが、ネット関連銘柄を中心に
直近短期資金で買われていた銘柄が後場から崩れ始め、
マザーズ指数は後場に入ってマイナスへと転落しております。
為替の円安傾向、中国政策期待が高まり、資金が内需から外需へシフト
しつつあり、内需中心の新興市場銘柄への買い意欲が削がれております。
これまで売られ過ぎた銘柄への自律反発的な買いは入っているものの、
ある程度戻したところで動きは止まってしまっております。
ここから相場全体がリバウンド相場入りとなったとしても、
業績不安の根強い新興市場への見方は厳しい状況となりそうです。

□個別銘柄動向
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日経平均が大幅反発となり、幅広い銘柄が買われたことにより資金が分散し、
短期資金が派手に動くような傾向はありませんでした。
ただセクターを超えて外国人投資家による換金売りの対象となっていた
銘柄に対して、直近売り込まれた分を買い戻す動きが目立っております。
個別では昨晩のメルマガ銘柄の大日本スクリーン製造(7735)が4%の
反発となっており、中小型株への見直し買いの基調に変化はありません。


■今晩の海外市場の動向
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今晩の米市場はやや弱い動きが想定されます。
昨晩は中国の追加景気対策期待から、全世界で上昇したことを受け、
米市場も類に漏れず買い先行となりました。
また米財務省による住宅ローンの返済条件を緩和する内容が発表されたこと、
ガイトナー財務長官が不良資産対策を数週間以内に導入すると発言したことが
好感されて指数を押し上げました。
しかし注目されていた中国全人代において、景気対策拡大に関する
発表がなかったこともあり、期待感先行からの失望売りが出てくることが
懸念されます。
また昨晩は反応が限定的となりましたが、2月ADP雇用統計が
市場予想を超えて悪化を示したこともあり、
明日の雇用統計への警戒感が高まっております。
現時点では失望感が強く台頭しているという話は聞かれませんが、
様子見ムードを強めてくることが想定されます。

□注目海外指標・決算
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今晩の主要企業決算は、シエナなどが予定されております。
経済指標では、新規失業保険申請件数、10-12月期非農業部門労働生産性改定値、
1月製造業受注が予定されております。
事前予想では、新規失業保険申請件数が65万件(前回66.7万件)、
10-12月期非農業部門労働生産性改定値が+1.1%(速報値は+3.2%)、
10-12月期単位労働コスト改定値が+3.4%(速報値は+1.8%)、
1月製造業受注が-3.5%(前回-3.9%)となっております。
昨晩のADP雇用統計と共に週末の雇用統計の前哨戦として注目されている
新規失業保険申請件数の内容に注目されます。
昨晩発表のADP雇用統計が既に予想を超えて悪化していることもあり、
新規失業保険申請件数が予想を超えて悪化となれば、
明日の雇用統計への警戒感も手伝って一気にムードが悪くなる
可能性がありますので警戒されます。

□その他海外注目材料
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AIGが傘下のアリコの買い手候補との協議を中断したとの発表を行っており、
この状況を含めての金融セクターへの動向が注目されます。
ダウ節目の7,000ドル回復には、金融セクターの立ち直りが不可欠という
声も上がっていることから、政府やFRBの政策を含めて金融不安後退と
なるような材料が必要となりそうです。
欧州では、英中銀が政策金利の発表を予定しており、
0.5%の利下げが予想されており、声明において金融対策への姿勢についての
発言が注目されております。
合わせてECB理事会も0.5%の利下げが予定されております。
欧州利下げ発表からの為替の影響がどのように反応してくるかに注目され、
場合によってはドル円で100円の大台を目指す展開になる可能性もありそうです。


■明日の展望
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明日は様子見気分の強い、方好感の無い揉み合い展開が想定されます。
中国関連で期待先行で買われておりましたが、結局追加政策が発表されておらず、
この辺りが一旦は失速してくることも想定されます。
ただ週末の米雇用統計を見極めようとする動きが強まっていること、
年金買いなどから非常に底堅くなっていることが下支え要因となり、
積極的に売り込む動きも無さそうです。
買い戻し・押し目買い意欲が高まっていることからも、
安くなったとしても売りが一巡したところでは底堅く推移しそうです。

□テクニカル分析からの展望
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本日の上昇によってこれまで抵抗線となっていた一目均衡表の転換線、
5日線を突破し、支持線へと変化させてきました。
パラボリックも買い転換となり、ボリンジャーバンドは-1σを捉える展開と
なっており、中心線へと向かう動きが期待されます。
バンド自体が下降していることもあり、ボリンジャーバンドを見る限りは
トレンド転換したとは言い辛い状況です。
MACDは依然陰転したままですが、シグナルとの乖離が縮小しており、
直近の陽転がダマシとなって陰転をさらにダマシとする可能性が
出てきております。
ただ既に三日連続で陽線を付けていること、1月7日高値を起点とした
上値抵抗線にまで押し戻されて上ヒゲを付ける格好で終了していることなどを
考慮し、当面は戻り売り圧力が強まる可能性があります。
短期調整となったとしても、本日回復した転換線、
5日線がしっかりサポートし、再上昇まで底堅く横ばい推移をできるかに
注目されます。

□総括・今後の方針
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転換線や5日線をサポートに変えてきたこともあり、
底割れ回避からのテクニカル面での改善は顕著となってきました。
ただ、まだ底打ち感が出ておらずトレンド転換したとは言い切れません。
本日も後場にかけて失速する銘柄が多かったこともあり、
主力大型株がすんなり反発基調入りするかどうかは懐疑的となっております。
また欧米市場に比べて、直近の下落場面で日経平均が底堅かったこともあり、
欧米が反発しても東京市場の戻りが限定的になるのではとの見方もあることを
留意したいところです。
直近の戻りが400円に達したこともあり、一旦調整を挟んでくる可能性も
否定できず、もう少し相場がしっかりするまでは、引き続きこれまで
売られ続けた銘柄への買い戻し、見直し買い期待で見ていきます。

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□本日のメルマガ銘柄
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アトリウム (8993)
現在値:114円

不動産関連銘柄として問答無用に売られ続けましたが、
直近は新興不動産銘柄を中心に短期資金が流れ込み乱高下しております。
同銘柄にもそう言った動きが散見されますが、
まだ大した動きを見せておりません。
あくまでの割り切りのマネーゲーム銘柄となりますが、急騰場面を作ってくる
可能性もありますので注目されます。
超ハイリスク銘柄となりますので注意が必要です。

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