メルマガ:新・SM小説書庫
タイトル:「お姉ちゃんの秘密」弟5回  2011/09/10


※前回の最後の部分を再掲します。
 続きとして読んで下さい。


 お母さんは何か言いたそうだったし、お父さんはハッキリと
色っぽ過ぎる服装のお嫁さんに動揺して赤くなっておられたけど、
逃げるように部屋に入っていったお姉ちゃんの後に付いて、荷物を
運び入れてくれた。

「どうも、ありがとうございました」
「真美ちゃん、どうかゆっくりしていってね。今コーヒーでも
 作って来るから」
「いえ、どうかお構いなく」
「しっかり、勉強を教えてもらいんさいの」

 お姉ちゃんは異様に真っ赤な顔になって何も言わず、
ご両親は部屋を出て行かれた。まさか自分達の運び込んだバッグの
中の道具で、理想的な若妻であるお嫁さんが、この後実の妹に
凄まじく淫らな行為を施されるのだとは、夢にも思ってはおられない
であろう。


※では続きをどうぞ、お楽しみ下さい。


「お姉ちゃん、恥ずかしいね、その格好」
「ああ、そんな事言わないで」
「はい、奴隷ちゃんのオテテは背中でしょ。
 こっちへ来て、まっすぐ立ちなさい」

 お姉ちゃんに通されたのはダブルベッドが置かれた大きな部屋。
まだ若い新婚夫婦の寝室である。お母さんが来られた時、勉強してる
フリをするための小テーブルがもう出して用意されていた。いつもは
まず形だけでも勉強道具を出し、茶菓子を持って来てくれるお母さんを
待って、それからお姉ちゃんの調教に掛かるのだ。でも今日の私は、
いつもより刺激を求めてある企みを胸に秘めていた。お姉ちゃんに
露出狂みたいな格好をさせたのもその伏線だ。お母さんに私との
秘め事がバレる事を恐れているであろうお姉ちゃんを尻目に、
私はさっさとベッドに腰掛けると、彼女を呼び付け目の前に立たせた。
「奴隷ちゃん」と言う言葉にお姉ちゃんが顔を一瞬引きつらせたのが
わかる。いつお母さんが来られてもおかしくない、この時間にその
言葉を聞いたのがショックだったのだろう。そう、いつもなら大人しく
勉強を教えて貰いに来た妹のフリをしているこの時間も利用して、
今日はお姉ちゃんの調教を始めてしまうつもりだった。

 一瞬動揺を見せても、私の命令は絶対だ。言われた通り背中に
両手を組んで目の前に立ったお姉ちゃんを、改めてマジマジと
見つめると、いつになくえっちなオーラを強烈に漂わせている
ようで、頭がクラクラして圧倒されそうだった。失礼ながら、
さっきお姉ちゃんを間近で見てしまったお父さんは、今頃きっと
股間がムズムズしていたたまれない思いをされているのではないか。
タンクトップの薄いTシャツからは形の良いおっぱいがバンと
張り出し、先端の乳首がツンと勃ち生地を押し上げているのさえ
丸わかり。すぐにもめくれてしまいそうなヒラヒラのミニスカから
スラリと伸びた美脚はワナワナと慄えていたが、以前はカモシカの
ように細かったのに、会うたびにどんどんムチムチと嫌らしい肉
が乗って来て、太股の見事な張り切り具合は正に目の毒としか
言いようのない猥褻な眺めだ。こんなにエッチな体になって
しまったのは、やはり大地君に抱かれているからだろうか。
私は少しだけ、お姉ちゃんの旦那様に嫉妬心を抱いてしまった。

 上下とも白だったので本当にテニスウェアっぽく見えたが、
下は本物らしい。こんな薄いタンクトップでノーブラでは
おっぱいがユサユサ揺れてテニスなんか出来っこないだろう。
それはともかく、高校・短大と学校の看板を背負って立つような
テニスのスタープレイヤーで、コートではとりわけ男の子達の
熱い視線を集めカッカさせていたお姉ちゃんだけど、家の中で
こんな格好をするのはあり得ない、気が狂ったように扇情的な
服装だ。でも具体的に命令されなかったのに、自分でここまで
嫌らしい姿で私を待っていたお姉ちゃんは、さすがにど変態の
マゾヒストだ。テニスコートでそのアイドル級の肢体を惜しみなく
晒し、男性の嫌らしい視線を浴びる事に、お姉ちゃんは実の所
興奮して快感を味わい股間を熱くたぎらせていたのだと、私の
奴隷に堕ちた後で告白してくれた。そんな露出願望も満足
させてやりながら、愛情を込めた調教で完璧なマゾ奴隷に
仕上げてしまったのは私だけど、いざ新婚家庭のお姑さんや
お舅さんにこんな破廉恥な格好を晒してしまうお姉ちゃんの
キチガイぶりを見てしまうと、さすがの私も正直引いてしまう。
もうこの露出調教は今日限りにしなければ。その代わり今日は
こんな変態露出狂のお姉ちゃんをタップリとイジめてあげよう。

「ねえ、その服大地君に見せた事あるの?」
「ないわ」
「見せたげなよ。そしたら彼大興奮して、沢山エッチしまくって
 くれるかもね。子供だって出来るかもよ」
「イジワル」

 お姉ちゃんは避妊薬を飲んでいるから、大地君がどんなに
頑張っても、倉田家の人達が待ち望んでいる子供が生まれる事は
ないのである。私から離れようと見合い結婚して倉田家に逃げ込んだ
お姉ちゃんだけど、男性と交渉を持てば体の秘密が治るのではないか、
と言う甘い目論見が見事に挫折してしまった事は前に述べた通り。
むしろ症状が酷くなった発情期に訪れる妹を拒否出来ないばかりか、
私に泣き付いて調教をおねだりしてしまう有様なのだ。子供が
出来たら困る、と心配していたら、諦めてしまったお姉ちゃんが
自発的に妊娠を防いでいるのである。いずれは私の元に戻って、
一生妹の性奴隷として過ごさねばならない覚悟が出来ているの
だろう。

「今、大地君はエッチを求めて来ないの?」
「生理中だと言ってるから」
「お姉ちゃんって、ずいぶん生理期間が長いんだね」

 お姉ちゃんは本当の生理と、直前に訪れる一週間の発情期を
全て生理だと偽って、旦那様との性交渉を断ってるらしい。
男の人にはわからないのかも知れないが、月のほぼ三分の一も
生理中だなんて長過ぎるだろう。お姉ちゃんの結婚相手は7つも
年上だけど、有名な大企業に勤めるエリートサラリーマン。背も
高く結構イケ面で、お姉ちゃんとは正に美男美女のカップルだと
思う。普段は仕事が忙しく夜の帰りも遅いらしいけど、休日には
しょっちゅうお邪魔している妹の私も一緒に、遊びに連れてって
くれたりする。話してみると、とても話題豊富で楽しく、おまけに
知的で優しい、結婚するには理想的な男性だ。私も本当の
お兄さんみたいに感じて「大地君」なんて気易く呼ばせて
貰っている。彼は、こんな悩ましい服装でフェロモンを
まき散らしている、発情期のお姉ちゃんの本当の姿を知らない
だろう。大地君に好意を持っている私は、一度はこんなエロい
お姉ちゃんを見せてあげてもいいかな、なんて思っていた。
もちろん彼は平常時に、裸のお姉ちゃんを抱いているわけだけど、
露出過多なテニスウェア紛いの姿で悶々と身内にたぎる欲情に
慄えているお姉ちゃんの方が全裸よりよっぽどエッチで嫌らしく
見えるのは、私達が変態だからだろうか?

 お姉ちゃんが一生私の性奴隷として過ごすよりないのは、
もう明らかだ。いずれ間違いなく大地君と別れて、私の
元に戻って来ざるを得ない運命なのだ。お姉ちゃんがいよいよ
離婚する決意を固めたら、最後のサービスとして、発情期の彼女が
妹の私にイジめられて大歓びで体液をまき散らす浅ましい姿を
大地君に見せてあげるのもいいか知れない。お姉ちゃんがまともな
女の子でない事を知った大地君は、ゾッとしてキッパリ
諦めてくれる事だろう。

ーー私って小悪魔かしら?

 いや、そんな事はない。奴隷の分際で勝手に見合い結婚し、
私から逃れて人並みの生活を送ろうなどと企んだ、実にけしからぬ
お姉ちゃんに、半年余りも新婚生活を楽しませてやっているのだ。
あり得ないほど寛大で優しい「ご主人様」ではないか。結婚しても
お姉ちゃんの体の恐ろしい秘密が消える事がなく、私から絶対に
逃げられない事がハッキリした今、そんなに急いで離婚させる事はない。
旦那様の大地君を初め、倉田家の人達に私は好意を抱いているのだから、
もう少しお姉ちゃんに仮初めの結婚生活を続けさせてやろうではないか。
そこへ素知らぬ顔をして訪問する私が、お姉ちゃんの本当の姿を暴き、
異常な性の歓喜にのたうち回らせて、彼女に旦那様を裏切る背徳感を
味わわせてやるのだ。何と刺激的なシチュエーションではないか。

「ま、真美ちゃん、早くお勉強の準備しましょ」
「勉強なんかする気ないくせに」
「お母さんが来られるのよ!」

 立たされて破廉恥な姿を凝視されたお姉ちゃんは、
ベッドに座って動こうとしない私に焦れたように言う。
よほどバレてしまうのが怖くてドキドキしてるのだろう。
だけどこのスリル満点の状況でいきなり調教を始めてしまい、
お姉ちゃんに新婚家庭で隠れて妹に辱められる屈辱を
ガッツリ味わわせてやろうと言うのが、今日の私の魂胆だった。
立ちん坊状態のお姉ちゃんの長い脚が今やガクガクと激しく
慄え、立っているのも辛そうだ。そしてとうとう見つけてしまった
ある現象に、私は心中ほくそ笑んでいた。

「お姉ちゃん、興奮しちゃったんだね」
「バカな事言わないで!」
「でも、何かお汁が垂れてるよ。おもらししたの? 小学生じゃ
 あるまいし」
「ああ……も、もう、許して、お願い」

 私の命令には絶対服従する事が身に染み付いているお姉ちゃんは、
どうしても勝手に動く事は出来ない。するとムチムチの内股付近に
ツーと一筋の水流が伝い落ちたのだ。辛うじて小用を足す事しか
出来ないよう、網目状の自慰防止板が陰部を覆っている精巧な
貞操帯から溢れ出るとしたら、失禁同然に大量のラブジュースを
分泌させてしまったとしか考えられない。ご両親の前で露出させて
お姉ちゃんをますます発情させようと思った私の目論見通り、
これまでにない程興奮してしまったお姉ちゃんを見て、私はこの
やり方が効果的である事に自信を持ち、どんどん続ける事にした。
 
ーーいい事したげるね、お姉ちゃん。もっともっと興奮しちゃう
  んだよ、ふふふ……

「お姉ちゃん、両手を組んだまま正座しなさい」
「そんな! お母さんが来られるのよ!」
「たぶん、もうちょっと大丈夫じゃない」

 倉田家の趣味なのか、わざわざ豆から挽いてコーヒーを入れて
くれるので少し時間が掛かるのだが、どの道そんなにヒマはない。
でもいつ来られるかわからない、と言うスリルがどMのお姉ちゃんには
たまらない筈だ。いや、白状すると私もいつになくドキドキしていた。
バッグの中から私が取りだした道具を見たお姉ちゃんは、もうパニック
になったような慌てぶりを見せてくれたが、それでもその体勢を
崩す事は出来ないのだ。

「嫌っ! お願い、お母さんが来られるまで、そんな事は許して!」
「往生際が悪いなあ。お姉ちゃんが逆らうんなら、帰っちゃうよ」
「……ごめんなさい」

 抵抗して見せたけど結局なすがままにされるよりないお姉ちゃんの
背中に回した両手首に、私は手早く黒革の手錠を掛けていく。さらに
同じような黒革で既に鎖のリードが付いた首輪までガッチリと嵌めて
あげると、お姉ちゃんはすっかり奴隷気分に染まって清楚な若妻の
仮面を脱ぎ捨ててしまう。だらしなく半開きになった唇からハアハアと
熱い吐息をしきりと洩らし、お人形さんみたいな二重まぶたのパッチリ
した目を潤ませて小鼻が膨らみ、発情期のメスそのものの表情に
なってしまったのだ。ああ、と大きくため息を洩らして目を閉じてしまう
お姉ちゃん。5年間の調教はダテではない。手錠と首輪の感触だけで、
お姉ちゃんは私のかわいい性奴隷に変身してくれるのだ。

「あ、あのう、お母さんが来られたら」
「お姉ちゃんは背中で手を組んでるフリすりゃいいから。
 私が応対してあげる」
「でも」
「お姉ちゃん、これな〜んだ? 欲しくないの?」

 おぞましい体の秘密はもちろんだけど、妹の私に手錠と首輪を嵌められ
調教されている事など絶対知られるわけにいかないお姉ちゃんは、
整った瓜実顔を曇らせる。でもお姉ちゃんが不安で怯えるのは私に
とって大きな喜びだし、彼女だって本当はこのスリリングな状況を
楽しんでいるのは、その痴呆のように緩んだ表情と、モジモジせわしなく
揉んでいる正座の腰を見れば明らかだった。何しろ発情期の
お姉ちゃんんは、妹の私にイジめられて興奮し、股間をどうしようもなく
昂ぶらせて慰めをおねだりしてしまう重度のマゾヒストなのだから。
それに私の方もいつお母さんに来られるかわからないスリル満点の
状況の中、いつになくドキドキとそれしか取り柄がない大きな胸を
高鳴らせていた。制服のミニスカの下のアソコがキュンとなって、
エッチなお汁が溢れ出し、ショーツが気持ち悪いくらいに潤って
しまったのがわかる。発情期のお姉ちゃんの疼き上がる体を癒してやる
調教に精を出しているうちに、高校生になった私は当然ながら中学校
時代よりずっとエッチな体になってしまった。お姉ちゃんが平常時は
オナニーなんかしないでも平気なんだけど、三日前発情期に入った
お姉ちゃんを慰めてあげてから、その余韻で一日中体がジーンと熱っぽく、
おかげで昨日予行演習のつもりで装着した特大ペニスバンドに
欲情して激しくオナってしまったわけだ。今日は学校でも放課後の
お姉ちゃんの調教が待ち遠しくて、最も感じるクリちゃんと乳首は
ずっと嫌らしくピンコ勃ち。トイレどころか授業中でも指を使って
しまおうか、と言うアブない衝動に駆られてしまったくらい、結構
ヤバい状態なのだった。

 でもこの欲情は自分で一時的に解消しても、又ぶり返してしまうのが
わかっている。発情期のお姉ちゃんと体を合わせて発散しない限り、
真の満足は決して得られないのだ。何の事はない、お姉ちゃんが
私から離れられないのと同じで、私の方も彼女のイヤらしい体に
依存して、お姉ちゃんなしではいられない体になっているわけだ。
これではお姉ちゃんを手放す事など出来るわけはない。そして
調教時の快感を至高のものとするべく、たった半日ではあるが、
私は禁欲を自分に課した。私よりはるかに強い発情期の性欲を、
何日も貞操帯で強制的に禁欲させているお姉ちゃんは、きっと
私の何十倍もの想像も出来ない歓びを味わっているのだろう。

「お、お願いします、ご主人様」
「フン、わかったらもうナメた口叩くんじゃないわよ!」

 私が見せびらかせてやったのは鍵束だった。この中の一本が
発情期のお姉ちゃんにとっては死ぬほど辛い、爆発する股間の
性欲を抑え付けている貞操帯を外すためのものだ。おあずけを
喰らった犬がエサを与えられたようになりふり構わぬ心境に
陥ったお姉ちゃんは、奴隷口調で三つ指を突き深々と土下座し
て見せる。この「おねだり」ポーズを取らなければ、貞操帯
から解放してもらえない事も十分に調教ずみだ。こうして
いつお母さんが来られるかわからない状況で「奴隷モード」
に入ってしまったお姉ちゃんに満足した私は、若妻らしく
ソフトなウェーブが掛かったセミロングの黒髪の後頭部を、
ソックスをはいた足で踏み付け、きつい口調で叱ってやった。

ブラウザの閉じるボタンで閉じてください。