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タイトル:「桜の園5−26.お嬢様の肉便器調教」弟1回  2011/08/11


「桜の園 登場人物と目次」
http://remotecon.blog122.fc2.com/blog-entry-218.html

「桜の園5−25.調教下着と朝のご奉仕(2)」
http://remotecon.blog122.fc2.com/blog-entry-2102.html


☆「桜の園5−26.お嬢様の肉便器調教」弟1回


「お嬢様、着きました。
 もう、オクチを離しては頂けませんか?
 わたくしのモノが、ふやけてしまいそうでございます」
「あっ! ご、ごめんなさい、タク……」

ーーどうしてお謝りになるのですか?
  全くかわいい人だ。
  あの美幸お嬢様がこうも変わってしまわれるとはな。

 桜園高校までの片道1時間のドライブ中ずっと美幸は、
巨大なリムジンを運転する調教役タクの股間にひざまづき、
後ろ手錠を掛けられているため口だけで彼の肉棒をくわえて、
クチュクチュと口唇奉仕に励んでいた。
同時に体に喰い付き快楽振動を送り込む調教下着に悶絶して、
絶頂の恥を晒しながら精液を飲まされた美幸は、
ウットリと忘我の表情を浮かべて目を閉じていたため、
タクに言われてもすぐには奉仕をやめなかった。
からかわれて、ハッと気付いた美幸は、
パッチリした美瞳を開け、慌てて肉棒から口を離すと、
まるで自分のはしたなさを恥じらうかのように、
タクに謝ったのだ。
自分に非があるわけでもないのに、
男のからかいを素直に受け止めて謝ってしまうのは、
全く世間ずれしていないお嬢様美幸らしい反応だったが、
これまで冷たく感情を表に表さない、
綺麗な人形のような彼女しか知らないタクは、
調教の成果がすぐに現れたように感じて驚いていた。

 もっともタクが今朝から美幸に施した執拗な性調教の
愛情溢れる濃厚さを考えれば、
健康な若い女性であれば必ずや屈服して、
彼に対する隷属意識を心身に刻み込まれてしまったに
違いない。
もともとタクの事を憎からず思っていた美幸が、
すっかり従順な性奴隷らしいふるまいを始めたのも、
むべなるかなである。

「わたくしのザーメンは堪能して頂けましたか?」
「……ええ。とてもおいしかったわ、タク。ありがとう」

ーー全然おいしくなかった。吐きそうだったのに、
  どうして私、こんな事言っちゃうんだろう……

 想いを寄せる美しい令嬢に吸精されながらの運転は、
タクにとっても大変な難行だったが、
彼は冗談でなく死ぬ気で危険を冒し、
渾身の射精を三度美幸の口中に送り込んでいた。
その情熱は美幸にもしっかり伝わり、
彼女は夢中で恐ろしく生臭く気持ちの悪い粘液を
一滴も残さずネットリ舐め取り飲み下して、
その度に倒錯したアブない歓びで脳髄を
ジーンと甘美に痺れさせたのだ。
無菌培養で育てられ純粋無垢そのものの美幸は、
全く素直に性奴隷として調教されつつあり、
飲精の感想を聞かれて自然と感謝の言葉まで述べていた。
馬鹿正直に「マズイ」などと言っては
男性の不興を買ってしまうであろう事も、
女の本能で理解していただろう。
タクが「どんどんかわいらしくなる」と思ったのは、
美幸のこんな反応にも現れていた。
多くの女性が男性の気を引くため
意識的に演技して見せる媚態とは全く異なり、
美幸の場合は無意識の言動だからなおさらである。

「ところで、お嬢様は何回気をおやりになりましたか?
 正直におっしゃって下さい」
「わかりません」
「それほど、たくさんイッテしまわれたのですね」
「……ああ、はい。
 恥ずかしいです、タク。
 もう、もう、許してくれませんか?
 これ、止めて!
 止めてえ、お願いですっ!」

 学校に到着し正門に横付けしたリムジンの中だ。
大富豪の娘美幸の送迎である事は誰もが知っており、
濃いスモークの中の車内を覗き込むような無礼を
働く生徒がいよう筈もなかったが、
手錠と首輪で拘束された奴隷姿の美幸は、
もしかしたら、と言うスリル満点の状況に、
ドキドキと胸を昂ぶらせずにはいられない。
するとタクが微振動を止めてくれない調教下着から、
さらなる悦楽の調べがゾクゾクと込み上げ、
美幸はトイレでも我慢しているかのように
優美な腰をモジモジさせながら、
そのたまらなさを訴えた。 
だが憧れのお嬢様が悩ましく取り乱す様子に
絶大なSの歓びを覚えるタクが、
許してくれるはずもなく、
美幸も又心の底では(もっとイジめて)と
タクに甘える媚態を示しているに過ぎなかった。

「駄目です。
 一番弱い振動に落としているのですから、
 お嬢様は一日中その気持ち良いブルブルを味わい、
 イクのを堪えなくてはいけません。
 どうしても我慢出来なくなったら、
 他人にバレないよう、密かに気をやるのです。
 そうすれば、その感激はもう天にも昇るようで
 ございましょう。
 そのうちに、お嬢様はどんどん淫らになって、
 チンポ狂いで男をくわえ込んで離さない、
 立派な性奴隷となるのです」
「ああ……
 た、タク、イキそおっ!」
「我慢して下さい。
 ところで」

 タクはそろそろ美幸を送り出さねばならぬ時間と
見計らって、やおら彼女の眼前にペニスを差し出す。
美幸の唾液と精液の残滓でテカテカ光るソレは、
三度の放出後とあってさすがに柔らかい半勃起状態
だったが、
美幸は情欲でけぶる美瞳を向けると、
無意識に口を大きく開けていた。

「すっかりわたくしのモノがお気に入りのようですな。
 大変光栄でございます」
「そ、そんな事……」

 美幸は思わず物欲しげな反応を示してしまった事を
大いに恥じらい、タクの説明通り淫らに変えられていく
自分に戸惑っていた。

「ですが、残念ながらここでお別れでございます。
 お嬢様は、他の男達の調教を受けねばなりません」
「ああ、タク! 
 嫌です。
 あなたがいいの」
「お嬢様!」

 そんな美幸の反応は予測していなかったタクはギクッとして、
やや次の言葉をためらう。

「わがままはいけませんよ、お嬢様。
 帰りに抱いて差し上げますから、
 学校で他の男にかわいがってもらいなさい」
「タクは平気なのですか?
 私が他の男性に、嫌らしい事をされても」
「……平気ですよ。
 お嬢様は皆の性奴隷なのですから」

 タクは本心を偽った応答をしながら、
美幸が文字通りに受け取らない事を願っていた。
そして手錠を外した美幸を車外に誘ったのだが、
そこには既に因縁浅からぬ男が待っていたのである。 
 
 

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