メルマガ:朝霧リエのヨーロッパ通信
タイトル:朝霧リエのヨーロッパ通信 1171 < あなたにとって、なーに? 3  >  2008/08/01


お暑いですね。苦手な季節です。
主食がアイスクリームとスイカになりつつある今日この頃・・・。
皆様も夏バテにはお気をつけ下さいませね。では昨日の続きです。

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人には自分の好きな愛し方、愛され方があります。
ある人は手を握ることが最大の愛の表現かもしれない。
でも、それでは物足りないという人もいるでしょう。
この価値観のずれが「性の不一致」と言われるものでしょう。

Sという行為、Mという行為=SMプレイとは、
それら、手を握ったりキスしたりという愛し方、愛され方と同じです。
拘束されることで愛されていると実感する嗜好の人(=M)もいれば、
愛の確認をする為に、足を舐めることを強いる人(=S)もいます。

確かに屈折している表現ではあるけれど、
知性に基づいた、人間のみに許された行為です。
想像力やビジョンの共有、理解力や洞察力、
五感を最大限に働かせ、関係性を確認するのです。

セッション中、Sは能動的に、Мは受動的になります。
(この主導権については微妙な点もいくつかありますが。)
オーラのある人、パワーの強い人、カリスマといわれる存在が
Sとして崇められるのは自然なことで、
ドミナをシャーマンや女神に例えるМは多いのでしょう。
確かに、最高のセッションを知ると、シャーマニズムそのもの、
もしくは近いものであることを体感できますしね。

その場合、ドミナばかりが媒体であるかのように語られますが、
私はそれに疑問をいだいております。
確かにSは支配者として、力を加減し、五感をフル活動させてМを操ります。
その手段として、鞭や蝋燭を使用します。<つづく>

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