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タイトル:憂国通信  2012/01/23


被災地風俗嬢の実態 暴力団がピンハネし放題

   


被災地では震災後の生活に困窮しやむなく風俗関係の仕事を選ぶ女性が増加している。

宮城県で被災したA子さん(18歳)もその一人だ。

≪『自分が風俗で働くことになるとは思いませんでした。けど、私が家族を支えなきゃいけないから・・・』
A子さんはこの春、高校を卒業した。
4月から仙台市内の専門学校に通う予定だった。
だが、津波で家は流され、進学を断念しなければならなかった。
『母は無理をしてでも、私を学校に行かせようとしました。けど、生活を立て直すお金がない。ウチは母子家庭で、まだ小学生の弟もいるんです。貯金なんてほとんどないし、母もパート先が被災して職を失ってしまったんです』≫

[被災女性⇒風俗嬢]に見る東北コミュニティの崩壊
http://nikkan-spa.jp/9448/2

≪ある風俗嬢は「地元で働くとバレが怖いから東京に来た」と言い、表情や感情が弛緩していた。決してホッとしたからではない。真っ白の頭は何も考えられず、それが能面のような表情を作り出していたのだろう。体重も、震災から19キロも痩せてしまったという。

津波に流された実家から持ち出したという荷物は袋に入れられたまま。乾かされることも洗われることもなく、海砂や貝殻などと混ざり、腐敗臭を発していた。

それをコインロッカーに入れたまま2か月が経とうとしている。なんとかする気力も搾り出せないのが、彼女の精神状態なのだ。

津波から3か月が経とうとしているのに、行方不明の妹は彼女の中で「行方不明」のままだ。諦めきれてもいない。時間の感覚も大幅に狂い、「震災を終わったことにしていく人や、世の中にどんどん取り残されていく。私には地震と津波がきたのは、つい先週のような気がする」という。彼女の時間は、3月11日で止まったままだった。

彼女の中で、地元・東北での風俗勤めは「バレが怖い」という強い忌避感で選択肢から除外された。そこで、被災地の親戚宅に母親を残し、まずは新潟に向かった。「新潟に行けば、被災者を無条件で受け入れ、仕事を与えてくれる避難所がある」という「デマ」を信じてしまったのだ。

だが、実際に彼女は新潟の避難所に入ったものの、そこに仕就ける仕事はなかった。あったのは、被災者への同情の眼差しと、疲れ苛立つ被災者の姿だけだった。具体的に何があったのかは語ってくれなかったが「とても居づらかった」という。

そして、流れ流れて東京近郊の風俗業者に拾われた。その姿は「流されるまま」という感じで、まさに情報弱者という印象を受ける。実際、東京近郊に降下する放射性物質についても、必要以上に怯え「立体マスクは手放せないし、水道水は絶対口にしない」のだという。≫

稼ぎの60%をピンハネするスカウトや経営者
http://www.karazoku.com/blog-entry-96.html

≪都内の業者によれば、『3月下旬から岩手や宮城、福島の被災女性からの求人問い合わせが増加しました。中には「父が亡くなって、家族に仕送りをするから」と面接の途中で泣き出す娘もいて、いわゆる採用条件に満たない(顔や容姿が悪い)娘でも、知り合いの店に事情を話して受け入れてもらうようなこともありました』という事だ。
また、『福島県出身の女性は、客からの無用な差別や同情を避けるため、出身地を伏せるように配慮することもある』と別の関係者の1人は語る。

だが風俗業者やスカウト業者は、慈善事業ではない。
『上京して働ける店が見つかるまで、家賃も食事も出します』と被災した女性たちを呼び寄せる。
そして店が決まって働き出したら、搾取が始まる。
スカウトのバックは通常10〜15%のところを、20%ピンハネするのだ。
さらに店も通常10%のところを、20%程度を福利厚生費という名目で、多めにピンハネしてしまう。
被災女性が風俗嬢になっても、実際の収入は稼ぎの60%なのだ。
全ての業者が悪質かどうかは分からないが、実に40%がピンハネされている計算になる。
これだけで終わらない。
さらに、ここから寮費という名目で、住んでいる部屋の家賃が引かれる。
こうして、稼ぎの半分程度を失うことになる女性もいるようだ。
まさに、文字通りの『搾取の構図』が出来上がってしまう。≫

様々な事情で地元を離れて生活している被災地風俗嬢だが、現在は流れ流れて沖縄に集まっているようだ。

被災地風俗嬢が沖縄に出稼ぎ
http://nikkan-spa.jp/119722

≪「関西のヤクザが仕切ってるルートなんですが、震災直後、被災地周辺の看板クラスの風俗嬢に『寒くて長い東北の冬に耐えるより、沖縄に来てリゾート気分で働けばいい』と口説いて、沖縄のお持ち帰りOKのキャバクラで働かせていたグループがいた。被災地を中心に、東北では看板クラスでも悲惨な住環境で暮らすコが少なくないからね。冬の間だけでもってみんな喜ぶみたい」

そう語るのは東北のスカウトT氏だ。こうして、人気風俗嬢たちにリゾート気分を味合わせることで、報酬を安く抑えることができるという。しかし、この方法は別のカラクリがある。

「逆に夏になると、今度は沖縄にいる被災地の風俗嬢を関西や名古屋の風俗街に送り込み、代わりに各店の人気風俗嬢の看板クラスを被災地に送るということをしていた。『被災地支援キャンペーンで大阪のコが来ました!』なんて言って、東北で荒稼ぎしていました」

◆毟り取られる被災地風俗嬢

被災地の風俗嬢を利用した巧妙なビジネスだが、ピンハネ率が高いにせよ、風俗嬢たちが望んで働いているなら問題はない。しかし、実は彼女たちから毟りとるカラクリがあるという。

「看板クラスだと、どこで働こうが、そこそこ稼ぎはいいからね。そこで、スカウトが手配をしてあげて、交通費や宿泊費を盛りまくって本人に請求しちゃう。移動の回数が多ければ、それだけで普通のスカウトバック以上に稼げる」

やはりここでも食い物になるのは被災者なのか……。≫

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