メルマガ:憂国通信
タイトル:憂国通信  2010/09/21


超悪質 エコカー補助金詐欺 大人の玩具に324万円も補助金を出す天下り法人 



民主党政権になっても天下り利権は収まる気配を見せない。
エコカー減税とか、エコカー補助金とか調子の好いことを言っているが、要するに税金のちょろまかしである。

エコカー補助金一覧 
http://www.kankyo-business.jp/topix/ecocar_topix_01.html

エコとかリサイクルの実態はほとんどの場合が天下りがらみの詐欺商法である。「地球に優しい」などとうそぶいて、非効率的な無駄遣いをやらかしているのである。太陽光発電や風力発電などがその典型である。無駄で非効率なエネルギーを促進して助成金や補助金の名目で税金を食いつぶす利権が暗躍している。

太陽光や風力というと自然エネルギーを効果的に利用して、タダでエネルギーが発生するような錯覚に陥りやすいが、実態はとんでもないハコモノである。
家庭の屋根に取り付ける太陽光発電システムにしても、助成金が出なければ大赤字である。設置費用分で何十年分の電気代がまかなえるのだからインチキぶりがよく解る。太陽光電池は劣化も早いので、元が取れるまで稼働可能かはなはだ疑問だ。

更に風力発電は酷すぎる。実は外国でも風力発電機の羽根が回転するとき発生する低周波が深刻な環境問題になっているのだ。
日本のように住宅地が間近に迫っているところで行う場合は、地域住民の健康被害が懸念されるのである。実際に近くに行ってみれば判るが、凄い騒音を出すのである。しかも耳に聞こえない超低周波は人体に悪影響を与えることが証明されている。
また風力発電機の発電量は微々たるもので、建設費に見合う発電量を維持するのは至難の業である。

下手なエコをするくらいだったら、何もしないでおとなしく化石燃料を燃やしている方がよほどエコなくらいだ。

しかし、現実に化石燃料の将来性は極めて厳しい。代替エネルギーの開発に躍起になるのはやむを得ないが、実際に行われているのは特定の利権団体のみが潤うだけの将来性ゼロ企画ばかりである。

化石燃料以外で一番現実的なのは原子力発電である。環境破壊を理由に反対している連中も多いが、地球温暖化のからみで反対派は太陽光発電や風力発電を推奨している。「無知とは悲しいものだ」と言いたいところだが、背後でエコ天下り団体が暗躍しているのが実態のようだ。
「環境保護市民グループの正体見たり天下り法人工作員」と言ったところか。

原子力発電も天下りが関与しているが、天下り同士でも仁義なき税金の奪い合いをやっているのである。

役人の発想は基本的に「後は野となれ山となれ」である。在任中ボロを出さず後輩に丸投げして、退職後は天下って役人期間中の給料が民間よりも安かった分を回収できればいいのである。
「公務員の給料が高い」などという馬鹿がいるから、結果として天下りが正当化されてしまうのである。発想を転換させて、キャリアには一流企業並みの給料を保障してやれば、天下りもなくなり、日本の将来に対してもう少し建設的な行政をしてくれる可能性も出てくるだろう。
零細企業やおばちゃんのパートを一緒くたにした民間の給料を基準にして「公務員の給料が高い」などとほざくのは公務員のやる気をなくさせる亡国的発想である。売国奴のバカウヨが騒ぎそうなイカサマである。

クリーンエネルギー自動車等導入促進対策費補助金
http://www.gasproc.or.jp/clean/index.html

都市ガス振興センターが何故か自動車に関与している胡散臭い補助金である。

1280万円の米電気自動車に324万円の補助金 税金の使い道は正しいのか 
http://news.www.infoseek.co.jp/business/story/moneyzine_188236/

ここで取り上げている1280万円の電気自動車はテスラ・モーターズ(テスラ社)が日本で販売するスポーツカータイプの電気自動車「テスラ・ロードスター」のことである。

航続距離は390キロ(米EPAモード)、時速約96キロの加速がわずか3.9秒と、スーパーカー並みの性能を誇っているとのことだが、実際に一般道路上ではその半分程度の性能しか発揮しないだろう。1回の充電で300キロくらい走れれば御の字である。
スポーツカーなので、遠くへドライブもしてみたいだろうが、どこで充電するのかが悩みのタネだ。
俳優のレオナルド・ディカプリオも所有しているというくらいだから、完全に大人の玩具である。
こんな車にまで324万円の補助金をやろうというのだから太っ腹の話だ。どうせ税金から出すのだから天下りの方は痛くも痒くもないのだろう。
テスラ社からどれくらいのキックバックがあるかは知らないが、馬鹿が買って補助金を申請してくれれば、天下りも潤うシステムになっているものと思われる。

エコカー全般にしたところで、車両価格が高い分をガソリン代に換算して、元が取れる連中がどれくらいいるかはなはだ疑問である。エコカーもコンパクトカーなどで価格の安い車種も増加したが、所詮値は値である。旧車種と比べてとりわけ性能がアップしたわけではない。

仮に年間3万キロ乗る場合を考えた場合、大まかに考えればハイブリッドカーだとガソリン使用量は1500リットル、非ハイブリッドカーだと3000リットルである。ガソリン代が1リットル120円の場合はハイブリッドカーの方が18万円節約できることになるが、問題なのは購入価格差である。ハイブリッド仕様カーの方が100万円くらい割高である。つまり、元が取れるのは6年後だ。
ハイブリッドカーを買うか買わないかは年間3万キロ当たりが目安になるだろう。
自家用車で年間3万キロ走るケースは、よほどのドライブマニア以外だったら、通勤に片道50キロ以上ある人の場合だろう。都市部なら当然鉄道にした方が経済的だが、鉄道が整備されていない地域だったら、自家用車通勤もやむを得ない。

ブラウザの閉じるボタンで閉じてください。