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タイトル:憂国通信  2009/07/02


麻生の閣僚人事ので虚偽発言を「ぶれる」で済ませていいのか?


日本人の民度を問う状況である。

昔、ギリシャにソクラテスという偉大な哲人がいた。その教えの中心にあるものは、人は真理の総てを知ることはできないということ(無知)を知るべきである(無知の知)というものである。
 
私風に解釈すれば、「馬鹿は自分が馬鹿であることに気付け」ということだ。
バカウヨなどに代表される馬鹿は自分馬鹿であることに気付かない。だから恥ずかしいことを平気でできるのだ。

大衆も愚かである。それはまあ仕方がない。世の中が賢人だけで構成されていたら、理想的な社会が出現していただろうが、少数の賢人をもってして大多数の愚人を導くことは難しいのである。
しかし、自分が馬鹿であることに気付かない馬鹿がのさばる社会というのは暗黒社会である。
日本では昭和の前期がそれに相当するだろう。

今日の日本社会も数々の愚行がまかり通っている。
その一例がビールである。
まずは発泡酒なるものが出現したときには呆れた。
技術が進歩すれば良いものができるはずである。日本のビールの品質は世界最高峰だった。本場のドイツにも引けを取らない高度な醸造法を確立した。先人の努力には敬意を表したい。

その技術で作り上げたのが馬の小便みたいな味の「発泡酒」である。美味いわけがない。模造品だからだ。

戦争中似たような話があった。三増酒・アル添酒だ。日本の醸造技術は「清酒」という高品質の酒を造り出したが、いくら技術があっても材料がなければクズ酒しか作れない。三増酒を開発した技術者はさぞ情けない思いで作ったことだろう。
発泡酒に関しても同様なことが言える。いや、戦時中と違い充分良質の材料をそろえられる環境にありながら、馬の小便を開発せざるを得なかった無念さには心が痛む。
なぜこんな情けないことになったのかといえば、諸兄もご存じだろう。「税金」である。庶民の酒であるはずのビールに法外な税金をかけたので、メーカーは泣く泣く抜け穴を探したのである。かくして、ビールもどきの馬の小便が商品化された。
国民は高級酒になってしまったビールを敬遠し、安価な馬の小便を飲むようになった。そうしたら、自民党は馬の小便に税金をかけるようになった。メーカーは今度はゲロを開発した。もう人間が飲むシロモノではない。
ゲロは第3のビールとか言うらしい。


閑話休題、以前から麻生首相の発言は「ぶれる」ことで知られていた。しかし、国民の前で公言したことを、平然とひっくり返し悪びれない態度は背信行為以外の何ものでないだろう。

首相という職責はきわめて重い。日本国の舵取りを任せられているのである。
首相の一挙手一投足は全ておろそかにはできない。

「綸言汗のごとし」とも言われているが、時の為政者は自分の言動には細心の注意を払っていたものである。

それも麻生氏には意味のないことだったのだろうか?
こんな御仁を総裁にしてしまった政党は国民に対して責任を感じないのか?

また、そんな政党に投票してしまう国民の民度もいかほどのものだろうか?

「あいつはいつもコロコロ態度を変える奴だ」で済ませていいのだろうか?

国民もマスコミも麻生氏のキャラに慣らされて、正常な批判力を喪失してしまったのではないか?
えっ、「そんなことを言っても支持率は低いじゃないか!」ですか?
批判と支持とは微妙に違いますからね。「批判はするけれど支持する」なんて御仁もいることでしょう。
日本人にはその逆のパターンが多いのである。「批判はしないが支持もしない」、どうでもいいというパターンである。

ちなみに政権党の支持率は急激には下がらない。利権を持っているからである。私だって利権を回してくれたら熱烈に自民党を支持する。
利権とは無関係で、ニュートラルの立場だったら、自民党は絶対支持したくない政党である。利権に縁がないということは「ぼったくられるだけ」と同じ意味だ。
しかし、日本人は馬鹿が多いから、ぼったくりバーへのリピーターをやっていたのである。馬鹿と言うよりはマゾである。

『考えてない』→『前から考えてた』 党役員・閣僚人事 首相発言“日替わり”
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2009070102000100.html

自民党政権も瓦解寸前で事実上ヒエラルキーが破綻していることは確かだ。笹川氏を見るまでもなく、叩き上げて人脈を形成したわけでもなく、親の七光りで権力に居座っているだけの御仁は、下野した時の対処法を持たないのだ。

こんな状況なのに某賭痴事の息子を首相候補にしようなどと血迷ったことを叫んでいる馬鹿もいるほどだ。

<麻生首相>東国原知事の入閣で調整 分権改革担当を検討
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090701-00000004-mai-pol

地方分権改革担当相というのは釣り餌としてはまあまあだが、消費期限が迫っているのが難点だ。
民主党がこの餌を付けたら、そこの御仁は一も二もなく喰いついてきたことだろう。
結局、今回は見送られたが、餌を付け替えてまた狙うだろう。そのまんまは民主党から相手にされていないので、自民と心中するしか道はないのだ。

虚偽献金2177万円 鳩山代表「秘書の独断」と説明
http://www.asahi.com/politics/update/0630/TKY200906300250.html?ref=reca

匿名献金が突出 鳩山代表、5年で2億3千万円
http://www.asahi.com/politics/update/0701/TKY200906300349_01.html

何故か朝日さんが鳩山献金問題で頑張っている。いったいどうしちゃったんだろうか?

マスコミはスポンサーあっての存在だから、朝日さんのスポンサーが「鳩山を叩け!」と騒いでいるのである。

自民党としては壇ノ浦の戦いである。この敵失が最後の好機だ。全党一丸となってここを責め立てれば、奇跡の大逆転もあり得るのだが…。

自民、内戦状態 反・親麻生が激突
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090630/stt0906302320023-n1.htm

ということで、それどころではないようだ。目先の利権確保に躍起で、すでに火事場騒ぎ状態である。

まあ、「仮に鳩の首が飛んだところで自民党の政権転落は避けられない」という分析は正しいようだが…。

両党のドタバタを、将来の政界再編への猿芝居という見方があるが、プロ野球で喩えれば、Bクラスチーム同士がいくらトレードしてもチーム力は向上しないのである。

閣僚人事 経済財政担当相に林芳正氏 東国原氏入閣見送り
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090701-00000019-maip-pol

要するに、空きポストを埋めただけに終わったようだ。既に失墜している麻生氏の求心力をとやかく言っても仕方ないだろう。
歴代の首相の中でもこれだけ権威のなかった首相は宇野と海部くらいのものだろう。
麻生氏は、またぞろ「内閣改造など言ったことはない」と喋り出した。「某新聞記者が勝手に記事を書いただけ」と言い訳をしているのを見ても、この人の本性を見抜けない人は哀れだ。



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