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タイトル:憂国通信  2009/03/27


墨田区 姥捨て山伝説

「静養ホームたまゆら」は体のいい姥捨て山だったようだ。

「静養ホームたまゆら」に入所者を紹介していた東京・墨田区の高橋保護課長は会見で「受け入れ施設がなかった」と釈明していた。
しかし、実際には墨田区の財政は他の地方都市がうらやむリッチな状況だったようだ。
その一例が2012年完成予定の東京スカイツリー。日本最長のタワーになる予定である。その関連事業費に約70億円も見込むなど金は有り余っている。

“老人施設不足を嘆く”墨田区の仰天「優良」財政
http://news.livedoor.com/article/detail/4079199/

≪墨田区吾妻橋。地下2階、地上19階建てで、大企業のオフィスと見間違うほど豪華な建物がある。総事業費約160億円を投じた区庁舎だ。≫

老巧した家屋が目立つ墨田区だが、区庁舎の豪華さは区内でも指折りである。

≪「墨田区の09年度一般会計予算は約960億円。都内の自治体が緊縮財政を組む中、前年度比で0.5%増でした。特別区民税の税収は、5年前(04年度)と比べて55億円も増え、自由に使えるカネ(基金)は140億円もある。財政健全化判断比率の数値では、公債費比率が5.1%(07年度)と基準を20ポイント以上下回るなど優良財政はお墨付き。都内でも高齢化率が進んでいる区だけに、高齢者施設の建設提案は議会でも取り上げられることが多い。その気になれば、5棟や10棟は造るぐらいの財政力はあります」(区議会議員)≫

老人が多いにもかかわらず、福祉関連は極端に出し渋っているようだ。

≪それじゃあ墨田区は一体何にカネを使っているのか。手厚いのは職員の人件費だ。

 区の職員給与の状況によると、平均年齢44歳で月給46万円。国よりも月額4万円近く高く、年収は軽く600万〜700万円はいく。驚くのは技能労務職と呼ばれる職員だ。「清掃職員」の平均年収は765万円で、民間類似職の2倍近い。「守衛」は770万円で1.7倍、「用務員」は720万円で2倍以上、「自動車運転手」も740万円で1.6倍――と軒並み“高給取り”だ。≫

墨田区の公務員になれば「勝ち組」ということだ。技能労務職は高齢者が多いのだろうが、この手の業種の民間と格差が大きいのも事実である。
「人件費を削って福祉に回せ」というのも極論だが、職員の採用が公正だったか、予算の支出が適正だったか、この区に関しては吟味した方が良さそうだ。

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