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小沢代表「拉致問題は北朝鮮に何を言っても解決しない。カネをいっぱい持っていき、『何人かください』って言うしかないだろ」 【民主党解剖】第１部「政権のかたち」「小沢首相」は大丈夫か http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090302/stt0903020008000-n1.htm ≪２月上旬、都内で開かれた民主党議員と支持者による会合。党代表、小沢一郎が発した言葉に会場は一瞬凍りついた。 「拉致問題は北朝鮮に何を言っても解決しない。カネをいっぱい持っていき、『何人かください』って言うしかないだろ」 日本人の人権と日本の主権を蹂躙（じゅうりん）した北朝鮮の犯罪をカネで決着させる−。あまりにもドライな小沢発言は、当然のごとく、箝口（かんこう）令が敷かれた。 外交・安全保障をめぐる小沢の「危うさ」が露呈し始めている。 ２月２４日、記者団に「米海軍第７艦隊で米国の極東の存在は十分だ」と語り、波紋を広げた。「対等の日米同盟」を土台に、日本の防衛力増強を志向すると受け取れる発言の真意を、側近は「安保論議を活性化させようとして投じた一石だ」と代弁する。だが、党内にも「先を見据えない、浅はかな言葉だ」（幹部）との批判が出ている。 「民主党に国民は不安も抱いている」。１月１８日、民主党大会で国民新党代表、綿貫民輔はこう指摘した。民主党が政権に王手をかけたいま、小沢が唐突に繰り出す持論は、野党の足並みも乱している。≫ 長ったらしい記事だが、インパクトがあるのは最初の北朝鮮関連だけである。 「この記事自体が捏造ではないか？」という意見もあるが、まさかそこまではやらないだろう。 次に考えられるのは文脈である。 「拉致問題は北朝鮮に何を言っても解決しない。カネをいっぱい持っていき、『何人かください』って言うしかないだろ」 これの前後関係にどんな言葉があるかで意味合いが違ってくる。 「今のような政策を続けている限り、拉致問題は北朝鮮に何を言っても解決しない。カネをいっぱい持っていき、『何人かください』って言うしかないだろ」 これなら現状の対策を批判していることになる。 「拉致問題は北朝鮮に何を言っても解決しない。カネをいっぱい持っていき、『何人かください』って言うしかないだろ。政権を獲ったらすぐ外交官に交渉させます」 これなら、この方法が解決策であると自負していることになる。 誘拐事件は身代金目的だから、解決には身代金を支払うしかない場合が多い。 これ以外の解決策があるだろうか？ 正論は、武力奪還である。金正日を犯罪人として逮捕し、日本で裁判にかけるのである。誘拐犯のアジトに警官隊が突入するのと同じ理屈だ。これができれば苦労はしない。 武力的にも日本がそれをやる能力は持っている。 通常兵器ならば自衛隊と北朝鮮軍では軍事的に問題外の差がある。しかし、テポドンによる報復は覚悟しなければならない。パトリオットなど大して期待できないだろう。テポドンに核弾頭を積み込む技術があるかは判らないが、積み込んでもコントロールできるかは疑問だ。東京を目標に飛ばしても、韓国や中国に落ちる可能性もある。自国の領海で自爆する場合も想定される。 勿論、現時点での武力解決策は不可能である。核攻撃の脅威もあるが、それ以前に日本がアメリカの属国だからだ。アメリカが許可しなければ、自衛隊は身動きできない。 アメリカが北朝鮮攻撃をやってくれれば話が早いのだが、今のところその可能性もない。 私は北朝鮮もまたアメリカの衛星国だと思っている。そう言ってもほとんどの人は信じないだろうが…。 今までのアメリカと北朝鮮の関係を考えてみれば、「敵対している」というより、「馴れ合っている」と見た方が合理的だろう。北朝鮮は悪役レスラーなのである。 「憲法の制約があるから日本は北朝鮮を攻撃できない」と思っている人も多いだろうが、私はそんなのは「言い訳」だと思っている。 その憲法自体アメリカに押しつけられたものであることを忘れてはならない。 世の中には「護憲派」なる連中がいるが、背後にどのような勢力が存在するか判ったものではない。 日本の武装化を警戒しているのはロシア・中国ばかりではない。アメリカだって警戒しているのである。 現在の自民党はアメリカの傀儡である。一部の馬鹿議員どもが「改憲」などと騒いでいても口先だけだろう。 その「改憲」の内容も一般人が嫌悪しそうなことをこれ見よがしに騒いでいる。これでは街宣右翼と同じである。バカウヨがネット上で騒いでいるのも、国民を離反させるための工作と思われる。尤も、真に受けて踊っている馬鹿も結構いるだろうけど…。 というわけで、武力解決ができなければ、次善の策は「制裁」である。これは現にやっているが、これは北朝鮮を完全に包囲しないとうまく機能しない。 日本以外は制裁に乗り気薄である。特に制裁に消極的な中国やロシアと地続きなので日本だけやっても効果は薄い。 それどころか事実上の対北朝鮮最大の援助国は日本というありさまである。朝鮮総連を通じて好きなように資金が流出しているのである。資金を直接仕送ることを禁止しても、中国経由にするなど抜け道は簡単だ。 北朝鮮に物資を輸送する国がある以上、これまた意味がない。 制裁がダメなら後は交渉しか余地は残されていない。そのためにはカードが必要だ。実は日本はそのカードを持っていた。金正日の馬鹿長男である。こいつが日本に密入国したとき身柄を拘束すれば、人質交換が可能だった。にもかかわらず、あっさり解放してしまった。日本政府の対応ぶりに納得しなかった人は多いだろう。理由は簡単。外から圧力があったのである。たぶん、アメリカだろう。もしそうでなくて、政府の自主的判断だとしたら、「事なかれ主義のふぬけ野郎」と言われても仕方あるまい。 こんな自民党の対応で人質が解放されることはまずあり得ないだろう。 最後に残された手段は、結局のところ「身代金を言われるがままに払う」しかなかろう。 小沢氏はおそらく皮肉で言ったのだろうが、現実的にもそれ以外の解決策は思い浮かばない。 それとも、粘り強い「話し合い」によって、金正日の後継者が前非を悔いて反省し、人質を解放するとでも思っている人がいるのだろうか？ ************************************************************ 記事が面白いと思ったら下のリンクをクリックしてくだされ！！ <(_ _)> http://blog.with2.net/link.php?312621 http://blogranking.fc2.com/in.php?id=104777 |