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タイトル:憂国通信  2009/02/13


麻生首相樺太訪問は国賊行為か? 


麻生首相が樺太を訪問するそうだ。サンケイさんが猛烈に反対している。私もあまり賛成できない。

首相、18日サハリン訪問 露帰属を容認? 実利優先主義に危惧も
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/m20090212034.html?fr=rk

≪麻生太郎首相は18日、日露首脳会談などに臨むため、戦後の首相では初めてサハリンを訪問する。サハリンは、日本では「樺太(からふと)」と呼ばれ、南部は終戦時まで日本領だったが、旧ソ連の一方的な侵攻で占領された地だ。麻生首相は資源開発への協力関係の構築を通じて北方領土問題の進展を図るためにサハリン訪問を決断したが、帰属未確定のサハリンへの首相訪問は、日本の間違った外交姿勢を伝える場にもなりかねないと危惧(きぐ)する声があがっている。≫

最近も国後島へのビザなし交流でトラブルになったばかりである。軽率であることが知れ渡っている麻生氏がうっかり渡航して、相手の口車に乗ってしまうことも危惧される。

≪明治38(1905)年の日露戦争後のポーツマス条約で、北緯50度以南のサハリンが日本領となり、日本政府は現在のユジノサハリンスクのある場所に「樺太庁」を置いた。
だが、昭和20(1945)年の第二次大戦終戦直前の8月9日に旧ソ連が侵攻し占領。26(1951)年のサンフランシスコ講和条約で日本はすべての権利や請求権などを放棄した。とはいえ、旧ソ連が講和条約に不参加だったため、日本政府は北方四島を除く千島列島と南樺太の国際法上の帰属は「今も決まっていない」という立場だ。≫

「帰属の決まっていないサハリンを首相が訪れることで、ロシアや日本国民に誤ったメッセージを送ることになりかねない」という外務省内の懸念しているのも道理である。

そもそも、何故この時期に麻生氏が樺太に行かなければならないのか?
その真の理由は不明である。またアメリカのご意向だろうか?
日本を実効支配しているのはアメリカである。故に、竹島はあまり問題視されていない。竹島が日本領だろうが朝鮮領だろうが、アメリカの影響力に変化無いからだ。日本政府もアメリカの顔色を見てあまり大きなことは言えないでいる。
尖閣諸島は、対中国関係である。現在日本が支配しているが、これもアメリカと中国との交渉次第である。まあ、中国は仮想敵国だから、簡単に譲ったりはしないだろうが…。

そこへ行くと北方領土は複雑である。一度はアメリカはロシアに売り飛ばしたのだが、その後冷戦になって防衛ラインが問題になった。
そこで日本政府にごねるように命令しているものと思われる。

北方領土に関してはバカウヨも騒いでいるが、あまり騒ぐとみっともない。よその国の醜悪例を客観的に見ていれば、いたずらに騒ぐ愚を理解できるだろう。

≪「尖閣問題…小日本を打ち負かせ」「和を尊ぶ中国に暴虐な日本…原爆も手段だ」 日本への武力行使容認、96%に…中国★≫

これは2ちゃんねるの敏腕記者ばぐた氏が立てたスレッドである。

尖閣問題:中国の掲示板が“炎上”―日本の巡視船配備で
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090212-00000045-scn-cn

「竹(独)島 韓国」で検索してもひどい記事がいっぱいひっかかることだろう。
領土問題は理詰めかつ冷静に対処する必要があるだろう。

首相「北方領土 強い意志で交渉」 「最終的解決」へ意欲 
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/m20090208016.html?C=S

期待する者は少ないだろう。政党の対応では千島全島返還を要求している共産党が一番マシである。政権から遠いだけ非現実的な政策を立てられるだけの話だが…。私が政党を立てれば樺太の領土返還も要求する。

元ネタは2006年の読売新聞記事で現在は削除されているが、麻生氏はこんなお馬鹿提案をしていた。

北方領土解決へ4島「面積で2等分」…麻生外相が私案

≪麻生外相は13日の衆院外務委員会で、北方領土問題について、北方4島(択捉、国後、色丹、歯舞)全体の面積を2等分する境界線を日露両国の国境とする新たな解決案を示した。≫

そんなこんなの麻生首相だが、またまた物議を醸す発言をした。

郵政民営化「国民は内容知らなかった」=05年衆院選振り返り麻生首相
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090210-00000147-jij-pol

≪麻生太郎首相は10日夕、2005年の衆院選に関し「あの時『(郵政民営化関連法案に)4分社化(が盛り込まれていると)知ってましたか』と言われたら、知ってる人はほとんどいなかった」との認識を示した。さらに「国民が(争点と)感じていたのは、郵政民営化かそうでないかだけだった。(民営化の)内容を詳しく知っていた方はほとんどいなかった」と述べた。首相官邸で記者団の質問に答えた。≫

こればかりは麻生首相のおっしゃるとおりだろう。先の衆議院選では国民のほとんどは何も考えず自民党に投票したのである。衆愚の極みと言っていいだろう。

渡辺氏「麻生発言は国民を侮辱。論外だ」
http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp3-20090212-459833.html

何をおっしゃる渡辺さん。本当のことははっきり言ってやるに限る。尤も、事実を指摘されると馬鹿は必ず怒り出すけど…。

[麻生首相]自民党執行部にも失望感 郵政発言で連日釈明
http://news.livedoor.com/article/detail/4013570/

≪郵政民営化見直し発言で連日、釈明に追われる麻生太郎首相に、自民党内で不満が募っている。政権批判を強める中堅・若手だけでなく、首相を支えてきた党執行部も「無用の混乱を引き起こすのは慎んでほしい」(菅義偉選対副委員長)と、失望感を隠さなくなった。内閣支持率が2割を切った上に衆院解散・総選挙への戦略も立たず、政権運営は不透明さを増している。≫

麻生首相が馬鹿なのか、馬鹿のふりをしているのかは議論の分かれるところである。私は馬鹿のふりをしているのだと思う。ただし、前記の北方領土分割提案でも知れるとおり、頭のいい人だとも思えないが…。それでも首相になる前はここまで馬鹿が目立たなかったからだ。過去にも失言は多かったが、さすがにここまではひどくなかった。
一挙手一投足をニュースネタとしてサラされる機会が圧倒的に増えたことを加味しても、このお馬鹿ぶりは明らかに不自然である。
要するに、アメリカに言わされているのだろう。

≪自民党執行部が苦しいのは、度重なる首相発言の迷走で、衆院解散・総選挙のシナリオが描けないことだ。細田氏は11日の記者会見で、衆院解散の時期について「09年度予算案と関連法案の成立が一つのきっかけになる可能性はある」と述べた。だが、予算成立など景気対策の実績を重ねて今春解散に打って出る戦略も、低い支持率では展望を見いだせない。菅氏は11日、記者団に「民主党の小沢一郎代表がやりたい時にはやらない」と、任期満了ぎりぎりまで選挙を先送りすべきだとの認識を示した。発言のぶれとともに、首相は解散を巡る選択肢も失いつつある。≫

アメリカさんが予定変更しなければ総選挙で負けるのが決まっているのだから、解散はしたくない。
首相の言動はその口実作りにはいいだろう。

「郵政民営化見直し発言」で麻生不信が加速 
http://www.sanspo.com/shakai/news/090212/sha0902120506007-n1.htm

≪麻生太郎首相(68)の求心力低下が、「郵政民営化見直し発言」で一気に加速ムード。側近として首相を擁護し続けてきた自民党の菅義偉選対副委員長(60)が11日、講演で苦言を呈し、さらに“女房役”の細田博之幹事長(64)も記者会見で不満を吐露、「麻生不信」がシャレにならない状況となってきた。≫

こうなったら麻生氏は完全にスケープゴート状態ですな。そこまでして首相の椅子に座りたかったのかなあ。

「郵政見直しけしからんは北朝鮮と同じ」 森氏、首相を擁護
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/m20090212030.html

こんなご時世でも麻生氏を応援する人もいる。こういうキャラじゃないと無理ですよね。

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