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タイトル:憂国通信  2009/02/04


若麒麟「解雇」報道はマスコミの悪質な偽装工作か? その裏でスズメ絶滅の危機 


最初にお断りしておくが、「若麒麟」と「スズメ」とは何の関係もない。記事を2本立てるのが面倒だったので、同じタイトルの中にぶち込んだだけである。

無関係ついでにおもしろい記事を見つけた。

「金総書記の誕生日に北朝鮮の紙幣をばらまく」
http://news.livedoor.com/article/detail/4000991/

≪北朝鮮拉致被害者家族会の崔成竜(チェ・ソンヨン)代表は2日、ソウル・世宗路の政府中央庁舎別館で記者会見を開き、「北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記の誕生日である今月16日前後に、北朝鮮の5000ウォン紙幣とビラを北朝鮮へ向けて飛ばす計画だ」と述べた。また、崔代表と自由北韓運動連合の朴相学(パク・サンハク)代表はこの日の会見で、北朝鮮の5000ウォン紙幣100枚を公開した。≫

実行すれば本当の「ばら撒き外交」である。300枚ほどバラ撒く予定だそうだ。ちなみに1人民ウォンは30円と言われている。国が国だけに実際の価値は判らないが、5000ウォン札一枚あれば家族が数ヶ月は楽に生活できそうな金額である。

ところで、テレビのワイドショーではやたらと相撲ネタが続く。日本人はそれほど相撲好きだったのだろうか?

若麒麟「解雇」に協会批判が続出 温情…「日本人に甘い」「失望した」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090203-00000019-san-soci

若麒麟は無名に近い十両の力士である。逮捕されようが大麻を吸おうが、一回報道されれば、「ああそうかい、相変わらず馬鹿が多いな」で終わってしまうネタである。国民の関心がそれほどあるとも思えない。

にもかかわらず、テレビではしつこくワイドショーで同じような報道を垂れ流している。「こんなネタで視聴率を稼げるのか?」とこちらが心配になるほどである。

若麒麟に解雇より重い除名も 2日に理事会
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/sports/sumo/218004

これも、「解雇だろうが除名だろうが知ったことではない」と思う人の方が多数派だろう。

若麒麟容疑者の逮捕現場、関係者がコカイン?任意提出
http://www.asahi.com/national/update/0202/TKY200902020307.html?ref=goo

これなんぞは便乗記事である。

それにしても、どうしてマスコミは「若麒麟」をしつこく報道するのだろうか?
これに関してあの植草一秀氏が分析している。

「かんぽの宿疑惑」報道を封殺する巨大な闇の力
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2009/02/post-2111-1.html

≪2月2日放送では、ワイドショーは大相撲大麻疑惑一色で、「かんぽの宿」疑惑が忌避(きひ)されている。「猿の騒動」など、どう見ても時間つぶしとしか思えない素材が長々と放送された。
若麒麟関が六本木において大麻所持で逮捕されたが、なぜ神奈川県警が登場するのか。素朴な疑問が浮上する。≫

「マスコミは『かんぽの宿疑惑』報道を意図的に忌避しているのではないか?」というのである。
「おおかたの日本人は背景が複雑な『かんぽの宿問題』には頭がついていけないが、単純な『若麒麟ネタ』なら解りやすいので馬鹿でも見てくれる」というマスコミサイドの判断か?

植草氏の「かんぽの宿」に対する執念はすさまじい。

日本テレビ「NEWS ZERO」の「かんぽの宿」偏向報道
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2009/02/news-zero-eee4.html

「マスコミがグルになって『詐欺』に荷担している」と言わんばかりである。
植草氏の指摘通り、水面下で壮絶な利権の奪い合いが展開していることは事実だろう。仕手の「郵政民営化派」が詐欺を成就させる目前で、横やりが入った構図である。
「民営化派」が無事に売却益を懐に収められるのか、寸前で横取りされてしまうのか、手に汗握るドラマである。
克明に報道したら結構視聴率を稼げそうだ。

「渡り」「天下り」年内廃止…首相「政令作る」と明言 
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20090203-OYT1T00458.htm

これなどもマスコミが国民に真実を隠蔽したいネタである。自民党が本気で天下りをなくそうなどと考えるわけがない。暴力団が、「暴力追放」と言っているようなものだ。

「官僚機構の奥の院」…メス入れられるか 改革つぶしの人事院
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/m20090203040.html?C=S

≪甘利明行政改革担当相は先月30日の記者会見で、「人事院のお墨付きがなければ公務員制度改革ができないならば、改革は永遠にできない」と人事院を激しく批判した。「奥の院」にメスを入れるかどうかで麻生内閣の改革への姿勢を問われることになる。≫

厳しいことを言っている甘利氏はこんな御仁である。

甘利明
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%98%E5%88%A9%E6%98%8E

≪消費者金融など貸金業界の政治団体「全国貸金業政治連盟」(全政連)から政治献金を貰っており、金額は上川陽子に次いで2番目に高かった 。

労働者派遣法に対して規制緩和を陳情していた日本人材派遣協会に加盟する12社から、労働大臣を務めていた時期に献金を受け取っていた。
道路特定財源を資金源とする道路運送経営研究会(道路特定財源の一般財源化に反対している)から献金を受けている。

甘利の資金管理団体が計上した事務所費と、実際の事務所家賃との間に、大幅な差額が発生していることが報道された。
事務所費と家賃との間の差額は2005年だけで約1400万円、2003〜2005年の3年間では約4000万円発生している。

2009年1月、甘利の資金管理団体「甘山会」が、勤務するスタッフに対する労働保険に未加入のまま長期間放置していたことが発覚した。甘利は労働大臣経験者でもある。≫

それはさておき、政府の方針は人事院を悪役に仕立てて、天下りの実態をうやむやにする意図が見え見えである。何かそれなりの成果を見せて、国民の目をそらす常套手段だ。

植草氏は麻生首相の誤読報道も疑っているようだ。マスコミはどうでもいい誤読ネタばかりおもしろおかしく報道して、そのどさくさに政府がやってしまった様々な背信行為をさらっと受け流している。

「政官癒着の猿芝居」にマスコミが踊っている間に世の中は変なことになってしまった。経済的にはもう既に充分変なのだが、自然界も知らないうちに大異変が起きていた。
大げさに騒がれている地球温暖化による異常気象以外にも、とんでもない現象が周囲で起こっていたのである。

<スズメ>国内生息数、半世紀前の1割に 全国調査で判明
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090203-00000027-mai-soci

≪国内のスズメの生息数が1800万羽にとどまることが、立教大理学部の三上修・特別研究員の調査で分かった。餌場の田畑と、巣を作る木造家屋の減少などにより、最近20年足らずで最大80%、半世紀前との比較では90%も減少したとみられる。スズメの生息数を全国レベルで推計した調査は初めて。≫

スズメというとありふれた鳥の代名詞みたいなものだが、日本中に1800万羽しかいないとは驚くべき数字である。日本人7人に対して1羽しかいないことになる。
1800万羽というと一般的には多そうな数字だが、スズメの大きさを考えると、既に絶滅危惧の心配をしなければならない個体数である。

 スズメネットワーク 異変に気づく大切さ <水と緑の地球環境>
http://mainichi.jp/life/ecology/kurasu/archive/news/2007/20070430ddm016040050000c.html

≪発足のきっかけは昨年冬、北海道各地で発生した国内初のスズメの大量死だった。道庁の集計で1517羽。農薬、除雪剤、豪雪、生物テロ、電磁波が取りざたされ、「市民が抱える潜在的な恐怖心をそのまま反映している」と痛感した。「不安を解消するには一人一人の知恵を集めるしかない」と道内外の専門家に調査を呼びかけ、それがネットワークに発展した。≫

スズメ大量死の原因は不明だが、細菌感染である可能性が高い。鳥インフルエンザのことも考えると、人間への影響も懸念される。薬物による原因でも人体とは無関係ではあるまい。

≪スズメが減少すると、餌にしている猛きん類の生態に影響が出る可能性がある。他の野生動物が感染したスズメを食べ、感染が拡大しかねない。当面の対策として「鳥が集まる餌台の清掃など衛生管理を徹底してほしい」と呼びかける。≫

これだけ個体数を減らせば当然生態系へも深刻な影響が出てくるのである。原因究明を急ぎたいものである。

 
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