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タイトル:憂国通信  2009/02/01


自民党分裂「かんぽの宿」1万円たたき売り暴露合戦の背景 修正削除 移動 傑作(0)
2009/2/1(日) 午前 0:18本文事件  Yahoo!ブックマークに登録 

国賊小泉が郵政民営化を強行した時、事実上自民党は分裂した。けっこうな数の議員さんが追い出されたのを覚えているだろうか?
まだ野党で頑張っている人もいるが、バカボン・チンパン・アホウとクビをすげ替えた結果、どこぞのオバちゃんのように追放された身でありながら大臣様にまで出世するのまで現れた。
今では国賊小泉にくっついていた連中は完全に日陰者で、次の選挙では追放されかねない情勢である。小泉御大も次の選挙では出馬できない惨状である。
自民党の勢力図が完全逆転したのだが、ほとんどの国民はそのような政変(ドタバタ)に気付いていないだろう。
無責任に小泉に投票した連中も多かったが、その後のことはさっぱり判らないでいる。マスコミが肝心な情報を流さないので、その場の雰囲気で適当に投票するしかないから、こうなってしまうのもやむを得ない。
要するに、当時の「抵抗勢力」が今は主導権を握っているのだが、その理由を知る者は少ないだろう。
しかし、同じ抵抗勢力仲間でもミニ政党に追いやられたままの連中もいる。「抵抗勢力」同士でもいろいろ抗争があったことをうかがい知ることができる。
郵政民営化が「国賊行為」なのはアメリカの指令に従って国家財産をアメリカに横流ししたからである。
では、それに抵抗した連中は正義感あふれる「国士」だったのだろうか?
「40を過ぎたら自分の顔に責任を持て」と言われているが、抵抗勢力の連中の顔を見ていれば判るだろう。「よくぞこれだけ欲の突っ張った顔になれるものだ」感心するくらいだ。
彼らは「郵政族」という族議員だったのである。
戦国大名の国盗り合戦を連想すればいいだろう。実際は「国盗り」ではなく利権の奪い合いである。利権のための合従連衡は世の常である。

小泉の粛正が灰燼に帰してしまったのが今の自民党だが、小泉が退陣後急速に影響力を低下させた理由は何だったのだろうか?
元々一匹狼で子分が少なかったからか?
財界とのパイプがなかったからか?
逆に、こんな基盤のない御仁がどうして長期政権を維持できたのか?
この謎に答えられる人がいたら大したものである。

本ブログは非常に単純に考えている。「アメリカの指令である」
えっ、「それを言っちゃえばお仕舞いだろう。日本で起きた政変は全部それで片付いてしまうではないか」ですか?

確かに、何でもアメリカのせいにしてしまえば、思考がそこでストップしてしまいますね。

小泉を「国賊」と言っているが、ブッシュの前でプレスリーの物まねやらされた御仁である。確かに気の毒な面もあるのは重々承知である。

今の日本の現状ではアメリカの軛から逃れられないのは事実。面従腹背の精神でアメリカの寝首を掻くチャンスを窺うくらいの気概があればいいのだが、現実には「虎の威を借る狐」で、旦那のご指名を受けた売れっ子が調子に乗ってはしゃいでいるのが実態である。

派閥力学的にも小泉が総裁になれる余地なんかなかったのである。「支持率一桁の森氏が苦肉の策で演出した」とされているが、それならば、森氏はその後フィクサーとして暗躍できたはずである。そもそも森氏自体が権力を掌握していたのかも怪しい。
「アメリカのご指名で総理になった」考える方が判りやすいだろう。

かんぽの宿:鹿児島・指宿など2施設、10000円で売却
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090129ddm008020167000c.html?link_id=RSH02

≪日本郵政は28日の民主党総務部門会議で、かんぽの宿70施設の整備費が総額約2400億円であることを明らかにした。整備費の内訳は、土地代が約300億円、施設の建設費が約2100億円だった。オリックスへの一括譲渡額は約109億円。鳩山邦夫総務相は「安すぎる」と疑問を呈している。この日も記者団から整備費と売却額との差額について聞かれると「土地だけ売るような値段だ」と語った。≫

「10000円」は国民の財産のなれの果てである。
この話を聞いて頭にくる人もいるだろうが、まさか宝くじなんか買ってないでしょうね。55%は天下りの利権で消えていますよ。
タバコを吸っても、酒を飲んでも、ガソリン代を払っても、宝くじほど阿漕にはボッたくられてはいません。
異常に寺銭の高い公営ギャンブルもあくどいが、天下り団体への言われなきボッタクリはもったあくどい。こちらは分捕られるだけですからね。

かんぽの宿:譲渡額、対立深く…総務相と日本郵政
http://mainichi.jp/select/biz/news/20090201k0000m020044000c.html?link_id=TT001

誰が見ても利権争いである。しかし、総選挙で政権交代が確実視されているのに、どうして自民党はこんなことで仲間割れしている余裕があるのだろうか?

池に餌を撒けば、鯉たちがものすごい形相で餌の奪い合いを始める。「悲しい習性」と言ってしまえばそれまでの話である。

日本の場合、トップのクビがすげ替えられると、利権構造に変化が発生するのである。一般の会社だって「親亀こけたら皆こけた」式の話はよくある。
要するに、今回も麻生氏が首相になったことで発生した問題なのである。
実は麻生氏は「就任してまだ間もない」のである。ほとんどの国民はその事実を忘れている。

今回の一連の騒ぎは利権移動に伴う必然的な「手続き」だったのである。
ただ、麻生氏の末期症状があまりにも早かったため、国民には奇異の目に映るのである。
もしかしたら、民主党への政権交代も織り込み済みで利権争いしているのかもしれない。
どうせアタマはアメリカが決めるんだから…。
「政権は替われど、利権は変わらず」

(参照)

かんぽの宿
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%8B%E3%82%93%E3%81%BD%E3%81%AE%E5%AE%BF

西川善文郵政公社総裁、6社にのぼる社外取締役兼務 郵政は片手間 報酬は3000万円のアルバイト
http://blog.goo.ne.jp/warabidaniyuukoku/e/88ba43726e3b0ace4a11fc8bc704fa6d

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