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タイトル:憂国通信  2008/12/16


待った! 韓国旅行 ウォン安でも食事に要注意 


韓国の不況は深刻である。ウォンも大暴落だ。それに対して日本は同じく不況にもかかわらず円高に歯止めがかからない。とうとう1ドル90円を割り込んでしまった。相場も「100円=1600ウォン」という状況である。

韓国旅行も1万円台からある。下手な国内旅行をするよりも韓国に行った方が割安なことは事実だ。
「じゃあ、忘年会はソウルでやろうか?」なんて話もあるかもしれない。
韓国旅行と言えば、楽しみは「韓国料理」である。韓国料理の長所は「安い」ことである。

韓国料理が安いのは食べる方にはありがたいが、韓国人のプライドを傷つけているようだ。

韓国料理、険しい「世界化」への道
http://www.chosunonline.com/article/20081214000018

≪高価なスパゲティーは1皿で3万ウォン(約2000円)もするが、ビビンバ(韓国風混ぜご飯)は1万ウォン(約670円)を超えても非難を浴びるのがわれわれの文化だ。材料価格が同じかむしろ高い上、手間もかかるのが韓国料理だ。韓国料理の世界化を進めるという夢を抱いていた料理人は結局、中華料理や日本料理に専門を変えることが多い。韓国料理店の経営者は「国民が韓国料理の値段にとりわけうるさい」と口をそろえる。「安くて量が多い」というのが韓国料理店を評価するほとんど絶対的ともいえる基準だ。趙会長は「欧米の高級レストランの価格は一人当たり500ドル(約4万6000円)もするが、韓国料理は100ドル(約9300円)にもならない」と話した。昨年10月に韓国に出店したフランスの有名シェフ、ピエール・ガニェールが経営するパリのレストランはディナーの価格が一人当たり359ユーロ(約4万3000円)だ。それでもフランス人は数カ月も前から予約を入れて心待ちにしている。≫

朝鮮日報の記事にもあるように、海外の日本料理店を韓国人が経営しているケースは非常に多い。日本人は既にフロンティア精神を失っているので、裸一貫で外国に乗り込んでいく気概はない。
日本人が出店する日本料理店は最初からブランド化している場合が多い。
自ずと場末の日本料理店オーナーは韓国人や中国人が主流と言うことになる。欧米人、とりわけアングロサクソン系はアジア料理の味覚に鈍感な連中が多いので、中華風日本料理でも、韓国風日本料理でも、その違いを見分けることはできないだろう。
日本人が洋食を食べても、元はどこの国のものだかわからないのと同じ理屈だ。「カツ丼」とか「ハヤシライス」とか洋食の影響を受けた日本料理もある。
料理にも著作権はあるだろうが、60年経てば誰が何を作ろうと自由である。

韓国料理はやはり本場の韓国で食べるのが一番正統のように思われるが、実はこれが大いに問題ありなのである。
どうやら韓国料理は不潔らしいのだ。
別に韓国人を愚弄するつもりはない。記事は朝鮮日報によるものである。

市民とともにつくる「健全な飲食文化」
http://www.chosunonline.com/article/20081214000020

≪ソウル市瑞草区の「安全で清潔な食べ物」運動や、江南区の「おかず注文制度」など、飲食店で残り物を使い回す慣行を根絶するための取り組みが活発化している中、ソウル市もこうした飲食文化の改善に乗り出した。同市は9日、「残り物の使い回しをなくすための方策に関する研究に最近着手し、結果は来年2月ごろに発表する」と発表した。≫

残飯の使い回しは日本でも某高級料亭や老舗の菓子屋でもやらかして社会問題になった。しかし、韓国では日常化していて、その程度のことは誰も意に介さない状況にあるようだ。

≪「客の好みとは関係なく、すべてのテーブルに画一的なおかずを並べる慣行が、残り物の使い回しを助長している」おかずの量を少なくすると、客が次々と注文し、これを面倒に思う従業員たちが手間を減らすため、一度に多くのおかずを出し、残れば使い回すというわけだ。≫

韓国料理が安い理由の一つは、「残飯の再利用」にあったようだ。
「安全で清潔な食べ物」と韓国人自身が心配しているくらい食堂の衛生環境は悲惨なものらしい。衛生費を極端に節約しているのも韓国料理が安い理由である。

≪ペ・ジョンチャンさんは、自動車のナンバープレートのように、緑・青・黄色の3色で「衛生等級」を示した案内板を飲食店の入り口に掲げることを提案した。客は飲食店の中に入らなくても、外から案内板の色を見るだけで清潔な店かどうかを識別できるというわけだ。≫

見た目は小綺麗でも実際は不衛生な店もあるだろうから、日本ではあまり意味をなさない提案だが、韓国では不潔な店でも気にしないで入る客が多いということか?
韓国料理は唐辛子を大量に使用する。味も一律に辛くなるが、これは古い食材の味を誤魔化すのにも好都合である。
勿論誤魔化される人はそれなりの味覚の人だろうが…。
食材の安全度も心配だが、ちゃんと洗ってあるのか(調理具や調理人の手も含めて)も気になるところである。

成長率急低下、政府は緊急対策を
http://www.chosunonline.com/article/20081213000009

≪雇用事情はさらに深刻だ。新規就業者は昨年の28万人から今年は14万人へと半減し、来年には4万人にまで減少する見通しだ。新規就業者は2年前のわずか14%にまで落ち込むことになる。短大を含む大卒者55万人の就職の道は事実上閉ざされた。55万人の大卒者のうち、仕事が見つかるのは4万人だけで、残る51万人がニートになるとすれば、彼らの家庭はどれほど暗たんとしたムードに包まれるだろうか。大学に行けず、高校卒業とともに生活を支えなければならない若者は絶望するほかない。さらに来年上期には既存の雇用も4万人分が減少すると予想されている。韓国の津々浦々は若者からシニアに至るまで年齢層を問わず失業者であふれそうだ。≫

衛生面を向上させるには設備投資をしなければならないが、現在の韓国にそんな余裕があるとも思えない。

以上の理由で、韓国旅行をする人は韓国料理に充分な注意を払う必要がある。勿論、「不衛生な店も多いだろうから注意が必要」という意味であって、「全ての店が不潔」ということではない。

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