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タイトル:憂国通信  2008/11/12


死亡事故のロシア原潜は部品のほとんどがメイドインチャイナだった! 


原子力潜水艦というとハイテクのイメージがあるが、素材によってはそうでもなさそうだ。

<ロシア原潜事故>原因は「中国の低品質原材料」―地元メディア
http://news.livedoor.com/article/detail/3895134/

≪2008年11月10日、日本海を試験航行していたロシア太平洋艦隊の原子力潜水艦が8日、消火装置の誤作動で20人が死亡した事件で、ロシアメディアは原因を「中国製の質の悪い原材料を使用したせいだ」と報じた。環球時報が伝えた。≫

「また中国製の安かろう悪かろうかい」と思いたくなるが、ロシアは卑怯にも責任を中国に転嫁しているようにも受け取れる。
中国製品には安くて粗雑なものが多いが、金を出せば良品も手に入る。中国の製造技術はすでに先進国と比べて引けを取らない。

≪9日付ロシア紙「Komsomolskaya Pravda」によると、この原潜は旧ソ連時代の91年、アムール州の造船所で建造に着手。96年にほぼ完成を迎えたが、その後8年間も放置された。04 年からさびや老朽化した部分の修繕が始まり、07年にようやく完成。今年10月に始まった試験運行の後は、インド軍に貸し出される予定だった。≫

新古車ならぬ新古艦である。ロシア海軍は自前で使う気にならなかったようだ。インド海軍もいくらバーゲン品とはいえとんだ代物をつかまされるところだった。

≪同紙がこの造船所の職員から得た情報によると、経営危機に瀕していたこの造船所には熟練の作業員は1人も残っておらず、原潜を建造する際も質の悪い原材料を使っていた。原材料のほとんどは中国製。事故のあった原潜は最初の進水試験では、隙間からの浸水も発生していたという。≫

質の悪い中国製といっても「原潜に使うには」ということだろう。「安っぽい部品を買ったら中国製だった」と言う話だ。
ロシアの軍事技術の衰退ぶりを物語る話である。

 

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