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タイトル:憂国通信  2008/10/30


公明・太田代表、麻生首相を脅し解散迫る 「誰のおかげで総理になれたと思ってんだ!」 


ここに来て、土建セレブは開き直りを完全に決めたようだ。
まあ、大方の予想通りである。「負けると判っている選挙を喜んでやる馬鹿はいない。」
最短内閣の汚名を着たくないという気持ちは痛いほどよくわかる。
誰も総裁になりたくなかった状況でダボハゼのように餌に食らいついた土建セレブ氏である。少しでも長く椅子にしがみついていたいのである。

「どんな困難があっても解散せず」 首相11月上旬に決断 経済対策へ
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/081029/stt0810290134000-n1.htm

≪麻生太郎首相が、かねて念頭に置いていた「11月18日公示、30日投開票」の次期衆院選を先送りし、金融危機への対応や経済対策を優先させる意向を固め自民党幹部に伝えていたことが28日、分かった。複数の与党幹部が明らかにした。ただ、民主党は国会審議を通じて早期解散に追い込む構えを見せており、首相は年内解散のタイムリミットとなる11月7日前後に最終決断を迫られそうだ。≫

しかし、不思議なことに、負けると判っているのに選挙したがる変な連中もいる。

脅されてもナイショ…麻生首相 解散先送り
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2008/10/29/02.html

≪支持率低迷が続いた福田康夫前首相に見切りをつけ、選挙の顔として首相を押し上げる原動力の一翼を担った公明党内では先送りへの不満は強い。太田昭宏代表と北側一雄幹事長は26日夜、都内で首相と密会し「一体、誰のおかげで総理になれたと思ってるんだ」と早期解散を迫った。さらに「11月末が駄目な理由を言ってくれ。駄目なら、この時期に解散すれば勝てるんだという戦略を示してくれ」と食い下がったが、麻生首相は「言えない」の一点張り。太田氏が「このままでは福田と同じになってしまうぞ」と“麻生おろし”までちらつかせたが、約1時間続いた会談は物別れに終わった。この間、首相は一口もコーヒーに口をつけなかった。≫

自民党は完全に自転車操業状態である。ナンミョウとの関係悪化は命取りであるが、そんなことにかまっていられない事情があるのだ。
ナンミョウとの関係悪化で一番困るのは選挙協力が得られないことである。現在でも総選挙で150議席そこそこが予想されているのに、ナンミョウと縁が切れたら二桁台転落も現実味を帯びてくる。
しかし、選挙をやらなければ「そんなの関係ない」ということである。
土建セレブ内閣が今後人気回復するのを期待しているのだろうが、しがみつきが長ければますます人気は低落するのはお定まりのパターンだ。
もう、この内閣はドツボにはまっているのである。

で、ナンミョウが必死に解散を迫る理由だが、実はよくわからない。陰湿な閉鎖的政党なので内部の動きがきわめて不透明なのである。
勿論、要因はいくつか考えられる。

公明スタミナ心配/総選挙
http://mytown.asahi.com/miyagi/news.php?k_id=04000000810220005

≪「100メートル走だと思ったら長距離走だった」――。熱心な選挙活動で知られる公明党と支持母体の創価学会は、総選挙の投開票を11月2日か9日と想定して学会員らを動員してきた。予想外の長期戦に、関係者から「スタミナがもつだろうか」と不安の声も漏れる。≫

チンパンが突然政権を放棄したにもかかわらず、土建セレブ内閣誕生時、馬鹿が支持して一時的にせよ内閣支持率が上がった。「ここでたたみかけて総選挙をやってしまえば、そんなにひどく負けなかったはず」というのがナンミョウの読みだったのだろう。
ナンミョウは選挙を組織固めに利用しているのだ。組織固めが裏目に出れば、「組織崩壊」である。これはマズい。

麻生首相、公明と亀裂…11・30総選挙構想崩壊
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20081028-OHT1T00097.htm

≪太田代表は27日、公明党幹部に「(首相は)勝手なことばかり言いやがって。協力してほしい時だけ協力を頼んでくるのに…」と不満をぶちまけたという。≫
≪党内には「内閣支持率は株価に比例して下落する。この時期の解散を逃したら選択肢がなくなり、政権は転げ落ちていくだけだ」(参院国対幹部)との意見も根強い。閣僚経験者は首相の名をもじり「(麻)生ものは賞味期限が短く傷みやすい」と皮肉る。≫

土建セレブはナンミョウを裏切ったのである。
朝日新聞 asahi.com(2008年9月18日3時0分) ではこんなことが書かれていた。

≪自民・公明両党が10月3日に衆院を解散し、10月14日公示、26日に投開票する 総選挙日程で合意した。複数の与党幹部が明らかにした。≫

天木 直人氏は、ナンミョウが解散を焦るのは「矢野絢也氏の国会招致を極端に恐れているせいではないか」と分析している。

なぜ公明党は早期解散・総選挙にここまでこだわるのか
http://www.amakiblog.com/archives/2008/09/30/

さらに大作センセー証人喚問という切り札もある。ナンミョウは民主党に恫喝されている状態なのだ。
解散権こそ土建セレブが握っているが、首根っこは完全に民主党に捕まれている構図である。
私が「ナンミョウが必死に解散を迫る理由だが、実はよくわからない。」と言ったのは、「民主とナンミョウが裏で何をやらかしているのか、よくわからない」という意味である。
在日政党であるナンミョウと、在日に選挙権を与えたがっている民主とはもともと政策的に近いのである。

政治的な混迷はますます長期化し、経済も破綻寸前、いやあ、お先真っ暗ですな。

無理だろうけど、早々に総選挙をやって自民党に退場してもらう以外に未来はありません。
金が回ってこなければ話にもならない。民主が抱えている数多くの問題は目を瞑って政治の安定化を図るしかないだろう。

無意味なナンミョウの減税案(ナンミョウの資金源になるのかもしれないけど)には断固反対しよう。

 
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