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タイトル:憂国通信  2008/10/24


悲惨! 医療過疎東京 順天堂、慈恵医科大、慶応…大病院が次々拒否で妊婦死亡 


いやはや、情けない国になったものである。東京のど真ん中で起きた事件である。犯人は自民党と公明党、それに日本医師会である。
高い公的医療保険をボッタクって税金を利権屋に垂れ流した挙げ句がこの結果である。
しかし、自業自得。「この国民にしてこの政府あり」だ。
貧乏人のくせに自民党と公明党に投票してしまい、利権構造を増長させ日本医師会を堕落させた結果がこの悲劇を招いたのである。
勿論、こんな悲惨な結果は想定しないで投票したのだろうが、無知とは悲しいものである。

順天堂、慈恵医科大、慶応…大病院が次々拒否 妊婦死亡
http://www.asahi.com/national/update/1022/TKY200810220307.html

≪脳内出血とみられる妊娠9カ月の東京都内の女性(36)が、救急搬送を断られた末に亡くなった問題で、受け入れを拒否した病院は、都立墨東病院(墨田区)のほか、大学病院など6病院だったことが分かった。ほとんどの病院はハイリスクの出産に対応する「地域周産期母子医療センター」などに指定されていた。 ≫

典型的なたらい回しのパターンにはまってしまったようだ。
受け入れを拒否した有名病院がやたら目立つが、これら病院に直接的責任はない。
実際はこれらの病院も無理すれば受け入れることも可能なのだが、その場合病院がリスクを背負うことになる。
救急治療をして死亡や障害が発生した場合、訴訟を起こされて高額な慰謝料を請求されるケースが急増している。病院としてはそれを恐れているのである。
病院に勤務する医師が非常に少ないのも事実だ。

小児科と産婦人科の医師そのものの絶対数も少ない。少子高齢化の影響だが、それよりも悪意に満ちた政府の医療政策によるところが大きい。

日本の医療制度は根底が腐敗しているのである。日本人がノーベル医学賞を取ったという話は聞いたことがない。当たり前だ。日本の医療技術水準は先進国中最低だからだ。

では、日本人の医者は馬鹿が多いのかと言えば、そんなこともない。医学部の偏差値がダントツに高いのは周知だろう。

日本人で一番知能の高い連中が医学部に行っているはずなのだ。日本人の精鋭で固められているのだから、さぞや日本の医療レベルは高いかというと、ちょっとした移植手術でも何億円も支払って外国に行かなければならない始末である。
外国では好成績を収めている治療薬も満足に使えない。

一般的には「法律が壁になっている」とされているが、そんな変な法律もさることながら実務面でも対応できないというのが実態だろう。

何でこんな矛盾が発生してしまうのか?
一般の人が医者を志しても無理である。野口英世みたいな人物は現世ではまず登場できない。
医大に入るのにムチャクチャ金がかかるからだ。べらぼうな大金を払えるのは医者だけ。
開業医はおいしい商売である。しかし、開業するにはそれなりの資金もいる。つまり世襲になりやすいし、政府も医師会もそうなるように仕向けているのである。
そして、馬鹿がそんな政府を支持して投票している。

儲からずリスクの高い小児科や産婦人科を開業医が敬遠するのは当然だ。医者は頭がいいから計算高いのである。

知能は先天的なものだから、極端に低下はしない。したがって、開業医の知能も他の職種に較べれば高い。
問題は「高い知能がどのような方向に向けられているか?」だ。先にも述べたように日本人がノーベル医学賞を取ることは現状では不可能だ。

開業医でも大半の人は真面目で良心的な人たちだ。知能が高いとあまり悪い方向には走らない。しかし、彼らでも世襲化 していかなければやっていけないのである。医者になるのに金がかかりすぎるからだ。
給料の安い勤務医などやっても若い内だけである。「親父が開業医でまだ頑張っているから、隠居するまで勤務医でもやっているか」くらいの連中が多いだろう。

おそらく、勤務医だけなら、医者になるまでにかかった経費を回収すること自体難しいだろう。
勤務医の絶対数が少ないから、その労働条件は過酷である。小児科医など自殺者まで出ている。

いくら設備の整った大病院でも医者がいなければただの箱である。それで、維持費も捻出できなくて倒産・閉鎖の嵐になっているのである。

このどうしようもない日本の現実を打破するにはどうすればいいか。
腐ったところを切り取る作業がまず必要。自民党を政権の座から追い出す。日本医師会を解散させる。この二つが最低条件だ。
新政府のもとで、医師を増やす努力をすればいい。現在の医師数の2倍程度に増やせれば日本の医療も安定するだろう。
医者の数を増やすのはそれほど難しくない。医者になりやすくする分、医療報酬は引き下げなければなるまい。医者の所得を現状の半分にしても、日本人の平均収入のはるか上である。
医者の質が低下する心配はいらない。なぜなら、現在も先進国中で日本の医療技術水準は最低だからだ。現在でも充分低いのである。「医は算術」に走った結果だ。
医学部の定員を増やすのが正道だが、医者を水増しするのに一番手っ取り早い方法として「歯医者」を「医者」にしてしまう荒技もある。医者と違って歯医者は「コンビニよりも多い」と言われているほど余っているのである。

「歯医者で大丈夫?」という心配もあるだろうが、「一次医療なら」大丈夫なんです。
世襲制のお医者さんも反対しないかもしれない。「実は息子が歯医者で…」という御仁も多いから、晴れて世襲できて喜んでくれるかもしれない。

助産婦を医者にする方法もある。勿論医師免許も改正して一級・二級・三級くらいに分ける必要があるだろう。勿論級によって資格に制限を施す。

三級でスタートしても、実績を考慮して昇級させればいいのである。

願わくは学校のセンセーを見習って定期的に免許更新をやってもらいたいものだ。



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