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タイトル:憂国通信  2008/10/12


GM、 フォード W倒産の危機 


かなり前から左前だったビッグスリーだが、その中でクライスラーはとっくの昔に死に体だった。原油高騰に金融危機が加わり、いよいよ息の根が止まりそうだ。政府の救済があるか注目される。
いくら巨大企業でも崩壊するのはあっという間だ。

ビッグ3、破綻の可能性も=米政府が救済か
http://news.toremaga.com/economy/ewhole/159161.html

≪GMとフォードは10日、連邦破産法11条に基づく会社更生手続きの適用申請は検討していないと強調、投資家の間に広まった破綻観測の火消しに躍起となった。前日のニューヨーク株式市場では、GM株とフォード株が急降下。自動車アナリストらの間からも3社は破綻する危険性があると指摘され始めていた。≫

自ら倒産寸前と言っているようなものである。

≪大型車を主力としてきたビッグスリーは、ガソリン価格高騰などの影響で業績が急速に悪化、巨額の赤字に陥っている。その上、折からの金融不安で銀行の貸し渋りに直面する一方、信用格付けが既に極めて低い3社は社債市場からの資金調達もままならない状況となっている。しかも、格付け会社はさらなる格下げも検討中だ。≫

身内の銀行からも敬遠されているようである。

≪ビッグスリーは事業や資産を売却して資金を確保しようとしているが、世界同時不況が懸念される中で思うように売れそうもない。GMは米連邦準備制度理事会(FRB)に特別融資を求める公算が大きいとの報道もあり、3社は政府の救済を仰がなければ、経営を維持できなくなる恐れがある。≫

クライスラーは見殺しだろうが、GMとフォードには救済措置をとるかもしれない。しかし、金融機関の大型倒産が続いているだけに、政府に救済する余裕があるか疑問である。
GMとフォードが潰れた場合、引取先があるか疑問である。
例によって日本に押しつけてくる公算も強い。

 
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