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タイトル:憂国通信  2008/10/08


NYダウ1万ドル割れ 東証も1万円割れ 世界恐慌へ 


世界経済はお先真っ暗な方向に突き進んでいる。サブプライムローン被害が比較的軽微だった円が皮肉にも世界最強通貨になってしまった。
ユーロ安で一番困っているのは天下りや権力者どもである。彼らは国民を食い物して貯め込んだ利権でせっせとユーロ建てしていたからだ。
利権天国日本で国益を食い物にして私腹を肥やしていた連中は、「円安が当然」という認識だった。予想外の展開に今ごろ慌てふためいているだろう。
総選挙で政権から転落するのが確実視されている自民党の連中は、解散を先延ばしして私財の隠匿に必死だろう。時間稼ぎが必要だからだ。
民主党政権になったら、こいつらが貯め込んだ不正所得を没収してしまえばいい。本当の埋蔵金である。

NY円急伸、101円台 3円超の円高
http://sankei.jp.msn.com/economy/finance/081007/fnc0810070827006-n1.htm

≪週明け6日のニューヨーク外国為替市場の円相場は、欧米経済の先行きへの不透明感が強まったことから円が買われ、午後5時現在、前週末比3円52銭円高ドル安の1ドル=101円75〜85銭をつけた。ユーロは1ユーロ=1・3498〜3508ドル、137円45〜55銭。

米株価急落で円買いが加速、円は一時対ドルで4月上旬以来の高値水準となる1ドル=100円22銭まで上昇した。対ユーロでは2005年9月下旬以来の円高ユーロ安となる1ユーロ=135円05銭をつけた。

欧州で金融機関の資本不足懸念が強まっているためユーロは対ドルでも下げ、07年8月中旬以来の安値の1ユーロ=1・3444ドルをつけた。≫

張り子の虎であることが常識のドルに較べてユーロは安定していると一般的には思われていたが、とんでもない間違いだったようだ。ユーロ圏での賭博的投資を危ぶむ声はあったが、ことが起きてから騒いでも後の祭りである。
この結果を予想して売り抜けた奴もいることだろう。大体想像は付くけれど…。

「NYダウ1万ドル割れ」の衝撃 懸念広がる
http://sankei.jp.msn.com/economy/finance/081007/fnc0810070851007-n1.htm

≪週明け6日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は、金融危機の拡大に伴う米国を中心とした世界的な景気後退懸念が強まって急落、一時前週末比で最大の下げ幅となる800・06ドル安となった。その後取引最後の1時間で下げの半分を取り戻す展開となり、369・88ドル安の9955・50ドルで取引を終えた。終値で1万ドルを割り込んだのは2004年10月下旬以来、約4年ぶり。

米国のサブプライム住宅ローン問題に端を発した金融市場の混乱は拡大の様相を呈し、ロシアやブラジルなどでは取引が一時的に停止された。

ハイテク株主体のナスダック総合指数は84・43ポイント安の1862・96だった。

米国では3日に金融安定化法が成立したが、早期の効果は見込めないとの悲観的な見方が支配的になり、景気後退入りへの懸念が一層濃くなっている。

米国と同様、金融機関の経営危機が相次いで表面化した欧州では4日にパリで仏英独伊の首脳会合が開かれたが、金融機関救済のための基金設立などで足並みがそろわず、問題の深刻さを強調する結果に終わった。≫

政府が介入しても手遅れの状況である。どこまで下がるのか皆目わからない状態がしばらく続きそうだ。

東証も1万円割れ 4年10カ月ぶり
http://sankei.jp.msn.com/economy/finance/081007/fnc0810070924008-n1.htm

≪7日の東京株式市場は、金融危機の拡大で前日の米国ニューヨーク株式市場でダウ工業株30種平均が終値で約4年ぶりの1万ドル割れとなったことを受け、日経平均株価は前日終値比150円近く下げて始まり、その後も下げ幅を広げ、一時4年10カ月ぶりに1万円の大台を割った。

日経平均株価は午前9時10分現在、前日終値比276円54銭安の1万196円55銭。東証1部全体の値動きを示す東証株価指数(TOPIX)は26・70ポイント安の972・35。≫

円高によるダメージはやはり大きいだろう。東証の独歩安はよくあるが、今回のように連動した場合は確実に下がる。東証だけ株価が上がる要因は皆無である。
日本経済は極めて危険な局面なのだが、こんな時に限って政治的空白は続くのである。
首相がアホで財務相がスカなのも痛い。


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