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タイトル:憂国通信  2008/09/22


深刻 中国メラミン禍 被害は拡大する一途  

一見国産品のようでも生産地や加工地が中国というのはよくある話である。
日本では汚染米パニックで、この問題も片隅に追いやられているが、汚染米同様深刻な被害状況である。
今回は乳製品ということだが、疑似乳製品、俗に言う「植物性クリーミングパウダー」にも汚染が広がっている。
「植物性クリーミングパウダー」は植物性だけあってコーンスターチそのものの味覚だが、コーヒーや紅茶にぶち込んで「美味しい」と言っている人も多い。人好き好きである。
これらの商品はメラニン汚染以前から識者の間では危険食品として警戒されていた。クリーミング化する際に有害物質が形成されてしまうのである。ただし、これらの有害物質は合法化されていて食品法上問題視されていない。

<中国メラミン禍>拡大…アジア各国、禁輸措置
http://www.excite.co.jp/News/world/20080922/20080922E30.047.html

≪中国製乳製品から化学物質メラミンが検出された問題は、輸入・販売を全面停止する動きがアジア諸国などに広がっている。21日までに台湾やシンガポール、マレーシア、ブルネイが乳製品の禁輸措置をとった。台湾では21日、乳製品ではない植物性粉クリームからも微量のメラミンを検出。禁輸の範囲を乳製品から植物性たんぱく製品まで拡大した。
一方、「伊利集団」の乳製品を飲んでいた3歳の女児が腎臓結石にかかっていたことが判明した香港では、日本製品を買い求める動きもある。香港では食品世界最大手ネスレの中国現地法人で製造された業務用牛乳からメラミンが検出され、ネスレ製品の撤去が始まった。

メラミン混入問題を受け、国内のスーパーや食品メーカーは原料の確認作業などに追われている。イトーヨーカ堂は、中国で加工・生産している食品メーカーに対し、問題の原料を使用していないかどうか、流通経路などの再確認を求めた。メーカー側から自主回収の連絡があった場合は速やかに撤去できるよう社内の連絡体制も強化した。キリンホールディングスは、国内で販売する製品への混入がないことを確認。ただ、傘下のキリンビバレッジの中国の子会社が中国市場向けに「午後の紅茶」を製造・販売しており、問題企業との取引がないかなどについて「現在、調査中」(広報担当)という。サントリーも国内で販売する製品の安全を確認した。

ネスレは、日本法人のネスレ日本(神戸市中央区)が22日、日本で流通している製品には中国からの原材料や製品が使われていないことを確認した。≫

メラミン問題 中国に毅然たる態度貫け
http://sankei.jp.msn.com/life/lifestyle/080922/sty0809220241000-n1.htm

≪有害物質「メラミン」が検出された中国製牛乳を原料にしていたとして、丸大食品(大阪府)が菓子などの自主回収を始めた。メラミンが含まれていても健康を害するような量ではないというが、これまでの中国食品の問題を考えれば、日本政府は毅然とした態度で臨むべきだ。
特定の食品について中国食品の輸入を禁止する方法もある。すでにシンガポールやマレーシアは中国の酪農製品や乳製品の輸入禁止を発表している。
メラミンは窒素を多く含む有機化合物で、接着剤、塗料、食器に使われる樹脂の原料となる。中国では水を加えて量を増やした牛乳に混ぜてタンパク質の含有量を多く見せかけ、価格をつり上げる行為が横行している。≫

産経は大阪の暴力団御用達の犬右翼新聞だが、台湾ロビーなので極端に中共政府を敵視している。その分中国に関する情報は正確で、批判記事はそれなりにまともである。

メラミン乳:丸大の5製品に中国製混入の疑い 全国で販売
http://mainichi.jp/select/today/news/20080921k0000m040067000c.html

≪メラミン混入が疑われる牛乳を使った商品の流れ 中国で製造され、化学物質「メラミン」が混入した疑いがある牛乳を原料に使用していたとして、丸大食品(大阪府高槻市)が製品の回収を始めた問題で、同社は20日午後、回収が必要な製品は5品目だったと発表した。同日午前には3品目としていたが、その後の確認で増えた。健康被害の報告はないが、多くは全国の大手スーパーなどで販売されており、冷凍ギョーザに続き中国製食品への不安が広がりそうだ。≫

汚染米よろしく、一度垂れ流されたら収拾がつかない状況を呈している。


 
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