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タイトル:憂国通信  2008/09/09


三笠フーズ毒米事件でばれた焼酎のインチキぶり 


焼酎というと一昔前は下層階級の飲む下品な酒というイメージだったが、業界の努力でブランド化に成功し、一転さも高級酒であるような印象を国民に与えた。ところが、今回の三笠フーズ事件で焼酎製造の実態も暴露されてしまったのである。
10キロ約88円で仕入れた怪しい米(酒造メーカーの購入価格は10キロ500円くらいだったろうが…)を平気で購入し、それで酒を造っていたのである。

事故米転売:芋焼酎「薩摩宝山」30万本回収
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20080908k0000e040035000c.html

三笠フーズによる毒米の転売問題で、鹿児島県日置市の焼酎メーカー「西酒造」が醸造する芋焼酎「薩摩宝山」の原料に毒米が使われていたことが分かった。
同社によると、今年3月に大阪府内の米卸業者から仕入れた原料米数百トンの中に毒米が混ざっていた。すべて「薩摩宝山」の原料として使い、「吉兆宝山」など他の8銘柄には使用していないという。

同社は「私たちもある意味被害者。三笠フーズには憤りの思いでいっぱい。事故米の流通を把握していなかった農水省にも抗議したい」と話した。
クズ米を安く買い叩いて酒の原料にしていたことは認めたわけだ。焼酎なんか所詮この程度の酒である。もったいぶったレッテルを貼って法外な値段で売っているが、三笠フーズと目くそ鼻くその世界だ。

≪独特のフレーバーで「芋焼酎」のイメージに新鮮な1ページを加えた。その先代から造り続けている常圧芋焼酎25度。
秘剣のような鹿児島出身の爺にはこういう昔の味わいのほうが安堵感があっていい。
カライモ焼酎に元気を呉れた陽一郎氏の功績には拍手を惜しむものではないが、じごろ(土地のもん)にとってこのような昔ながらの焼酎が、いつも身近にあることほど、安心できることはないのである。≫

芋焼酎だから毒米は麹に使用したのだろうが、この調子では芋の方も心配である。一升瓶で2000円前後である。

「風評被害?」を恐れる焼酎業者の悲痛な抗議を受けて農水省もしぶしぶ毒焼酎メーカーを公表した。

汚染米、九州の酒造5社に=三笠フーズからの転売先公表・農水省
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080908-00000060-jij-pol

≪農水省は8日、コメ加工販売「三笠フーズ」(大阪市北区)が国から工業用として仕入れた汚染米の転売先を公表した。カビ毒のアフラトキシンが残留していたコメは鹿児島県の喜界島酒造と西酒造に、残留農薬が基準値を超えていたコメは両社のほか福岡県の光酒造、熊本県の抜群酒造と六調子酒造の5社に販売されていた。同意を得られた5社のみを発表している。≫

同意を得なかった毒酒メーカーは相変わらず闇の中である。

(参照)
毒魔企業三笠フーズ 10キロ88円で農水省から買った毒米1800トンを食用に転売 
http://blogs.yahoo.co.jp/warabidani/54742296.html


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