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タイトル:憂国通信  2008/08/05


東トルキスタンで日本人記者2名武装警官に暴行される 

東トルキスタンと言えば、チベットよりも過酷な弾圧が行われている地域である。この地を核実験場にしたり、虐殺や人身売買が公然と行われ、漢族はウイグル族に悪逆非道の限りを尽くしてきたのである。
住民はイスラム系だけあって、過激派とも接触しやすいし、支援も受けやすい。テロに走るのは自然の成り行きだった。
恨み骨髄の中共政府に復讐するには北京五輪は恰好の標的である。いくら警備しても警備範囲が広すぎるので完璧にはできない。
東トルキスタンのゲリラ達は、この日のために着々と準備を続けてきたのである。
こんな危険な状況下でのこのこ五輪見物に行く人は暢気なものだ。
東トルキスタンのゲリラの暴れぶりを見て、チベットなど他の弾圧された少数民族もその気になってしまうかもしれない。
ところで、こんなヤバい状況の東トルキスタンに何と日本のマスコミ関係者がムチャクチャというか、決死の覚悟で乗り込んでいったのである。
案の定半殺しの目には遭ったが、命だけは何とか取り留めたようである。

<新疆襲撃>邦人2記者に暴行 武装警官謝罪へ
http://www.excite.co.jp/News/world/20080805/20080805E30.030.html

≪中国新疆ウイグル自治区カシュガルで武装警察が襲撃された事件で、事件現場を4日に取材していた東京新聞の男性カメラマン(38)と、日本テレビの男性記者(37)の日本人2人が武装警察に一時拘束され、顔や腹などに軽傷を負ったことが5日、わかった。現場では武装警察が厳重な警備を敷く一方、ウイグル族など少数民族の住民は、公安当局の締め付けを恐れ、固く口を閉ざしている。≫

武装警官はトルキスタン弾圧の先兵である。地元住民からは蛇蝎のごとく嫌われているだろう。
この連中は相手が外国人記者であっても暴行することにためらいがないようだ。
中共政府が非民主国家であることを象徴する事件である。

≪東京新聞や日本テレビによると、拘束された2人は、4日夜、現地入りした。東京新聞カメラマンは同日午後10時45分(日本時間午後11時45分)ごろ現場を取材中、数名の武装警察官に囲まれ、2台のカメラと携帯電話を取り上げられたうえ、抱え上げられ、武装警察施設に連行された。≫

契約カメラマンと思われるが、東京新聞みたいに零細なところが渦中のトルキスタンに行くとは随分頑張ったものである。

≪日本テレビの記者は午後10時50分(日本時間午後11時50分)ころ、武装警察施設付近を撮影していたところ、数名の武装警察官に羽交い締めされ、施設内に連行された。
武装警察は施設内で2人の顔面を地面に押しつけ、顔面をなぐり腹部をけるなど暴行した。警察官は撮影内容を見せるよう要求。2時間近く尋問した。≫

野蛮極まりない連中だ。しかし、ナベツネは現地に鉄砲玉をよこしたのだろうか?

≪2人が施設から出た後、公安当局は宿泊先ホテルのロビーで約1時間、事情聴取した。
中国当局は外事弁公室を通じ、5日にも2人に謝罪の機会を設ける意向を伝えた。≫

暴行したり謝ったりと、現場の命令系統は混乱しているようだ。オリンピックスペシャル対応が徹底していないのだろう。「北京五輪が終わるまでは外国に対して隠忍自重しよう」という方針であるとは思われるが、「妨害工作は徹底して取り締まれ」という命令も出しているはずだ。
現場も大変だ。今回のように、「外国人のそれと判る挑発行為」に対しては、殴っていいのか、愛想を振りまかなければいけないのか、命令がころころ変わるので混乱していることだろう。

≪在中国日本大使館は5日、中国外務省報道局に対し「大変遺憾。類似事件の再発防止を求める」と要請した。

日本テレビは「正当に取材していた記者に暴行が行われたことは極めて遺憾」との見解を発表。東京新聞も「正当な取材に対する暴力的拘束に強く抗議する」とコメントした。≫

当たり前である。ここでいつものようにヘラヘラしていたら、心底中国人になめられる。徹底して謝罪文の提出と損害賠償を要求するべきである。ナベツネは思惑通りに運んでほくそ笑んでいるかもしれないけれど…。

 
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