メルマガ:失 礼 な 一 言 へ の と っ さ の 対 処 法
タイトル:失礼な一言へのとっさの対処法  2008/03/06


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     失  礼  な  一  言  へ  の  と  っ  さ  の  対  処  法
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                                       毎 週 木 曜 日 発 行 予 定
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  『 第 4 号 』  



  他人の獲物になるのは、もうやめにしましょう。


  あなた自身を守るのです。


  あなたにはは他人の誰ももたない、あなたにしかない唯一無二

  の個性があるのです。そして同時に、人間としての資質を他の

  人々と分かちあっているのです。


  ですから、人の期待に左右される必要はないのです。  
 
  あなたにとって大切なことは“ あなた自身 ”がいちばんよく

    知っているのですから、それを素直に実行すればいいのです。   




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   《 目 次 》


      ★ごあいさつ 

      ★目 次  

      ★本 題 【パリアひとつで交渉上手になれる】

      ★編集後記

      ★発行者より一言
   



  ★☆本題━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★

        パリアひとつで交渉上手になれる

  ★☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━本題☆★ 


リヒャルトさんという建設会社の社長をつとめる彼に心のバリアを紹介
したところ、気持ちがとても楽になってくれました。

彼は、ほとんど毎日のように下請け業者や役人たちと接触がありま
す。たしかに彼は、それまでも心のバリアなどなくてもある程度はうまく
交渉することができたのです。

しかし相手が眉をつり上げて難色を示したり、無言で首を振りつづけた
りすると、とたんに落ち着きをなくし、しどろもどろになってしまい、話の
脈絡を失ってしまうのでした。

交渉相手がはじめから拒絶的な態度でリヒャルトさんを冷たくあしら
い、いつまでも窓の外を向いたまま黙って腕を組んでいられたりする
と、もう彼ははじめから不安になってしまうのです。早口になり、何度も
言いまちがえ、しまいには落ち着きを失っている自分に腹が立ってくる
のです。

このように彼は、相手の拒絶的な態度に対してなすすべを知らなかった
のです。相手が少しでも無礼で不親切な態度を取ったり、無関心なしぐ
さを装っただけで、リヒャルトさんの心は動揺してしまうのでした。その
ために彼は、容易に相手の思うままに操られてしまうことがあったのです。

彼自身そのことはよくわかっていたのですが、これまで具体的な解決
方法が見つかりませんでした。しかし心のバリアによって、彼はようやく
相手の反応を距離をおいて客観的にながめられるようになったのです。

交渉の前には必ず、心のバリアを自分の目の前に築き上げるよう心が
けました。すると相手の気分が、これまでのようにひたひたと自分の身
に押し寄せてくることがなくなったのです。

相手がどんな反応をしようが、首を振ろうが、眉をつり上げて難色を示
そうが、口をゆがめようが、腕や足を組もうが、彼は動揺することなく、
自分がはじめから言おうと心に決めていたことをそのまま言うことがで
きるようになったのです。

むしろ相手の表情や態度にどんな変化が起こっているか、彼もよくわ
かっています。けれど、それが彼を不安にするようなことはなくなったの
です。彼は話の脈絡を失うことなく話せるようになったのです。



不愉快な人々と接触しなければならない職業には、すべてある種の衝
突防止壁のようなものが必要です。取引先相手やお客様が腹を立てて
文句を言ったり、ののしったりすることが日常茶飯であるような職場で
は、相手から身を守るすべがどうしても必要です。

「丸裸」のままでいては長く勤まりません。そして実際のところ、このよう
な職場に長く従事している人たちはみな、自分なりに「エアバック」を考
え出して身を守っています。

けれども自分の想像力を生かして全身全霊でものごとに打ちこんでい
る人たち、たとえば学者、芸術家のような人たちでも、やはりこの世知
辛い世の中を渡っていくにはしっかりした盾が必要です。

あるとき私は、若い芸術家グループ(絵画・彫刻・グラフィックデザイナ
ーという分野の人達でした)のために交渉術のトレーニングを開いたこ
とがあります。自分たちの作品をうまく売りさばくには、彼らにとっても
心のバリアを持つことはきわめて重要だったからです。

彼らはみな、それぞれに自分の作品に深く思い入れていました。その
ために、お金の交渉で自分の芸術家として価値が軽んじられているよ
うな気になってしますのです。相手が拒絶的な態度をとったり、作品に
対してうさんくさそうな表情を見せると、彼らはいたく傷ついてしまうでした。

ちょっと批判されただけですぐカッとなってしまい、こんな「俗物ども」や
「役人根性」などとは口もききたくないといって交渉を打ち切ってしまう
人たちもいました。そのために、彼らの大半はお金を稼ぐのに大変苦
労していました。彼らにはしっかりしたエアバックが欠落していたのです。

むろん彼らとてみなひとかどの芸術家なのですから、それなりに想像性
豊かな心のバリアを築き上げてはいたのです。そのとき、私の関心は
ただひとつの点に向けられていました。すなわち彼ら一人ひとりの心の
バリアは実際に機能しているのかどうか、という点です。

そこで私は、きびしいチェックをしてみた。ためしに私は、芸術などみじ
んも理解しないお金にしか関心のない冷酷無常な買い取り人の役を演
じてみたのです。

たとえどんな手きびしい批判を加えられても、この若い芸術家たちは平
然と交渉を続けることができたでしょうか?

私は情け容赦なく値を下げました。彼らは落ち着きを保ったまま交渉に
あたることができたでしょうか?

彼らは自分の仕事にふさわしい値段を穏やかに要求し続けることがで
きたでしょうか?

たとえ私が突然いきり立って声高にわめきたてても。。。。

私はあらゆる手をつくして彼らを挑発しました。そして、彼らはどんなに
攻められてもそれをはじき返してしまうような堅固なバリアを自分たちな
りにつくり上げたのです。

最後に彼らはみな、こんなふうに心のバリアで武装さえすれば、いとも
容易く、粘り強く冷静な交渉ができることを知って驚いたでした。



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   ★編集後記★


      先日、ランチバイキングに行ってきました。

     そこで、チョコレートの噴水シャワー

     (ベルギー産のチョコレート使用)というものを

     食べました。テレビでは観たことがありましたが、

     そこで、食べたのがはじめてでした。

     とてもおいしかったです。
     
     是非、みなさんも食べてみてください♪

     




 
   ★発行者より一言★


    お疲れ様です。今回は長文になってしまいました。

    最後まで読んでいただきありがとうございます。

    今後も継続して読んでもらえるように発行していきます。

    それでは、次回までステキな日々がおくれますように。




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  <発行者>        伊 藤  智 子


 <お問合>          ede_135@yahoo.co.jp


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