メルマガ:人の体は化学工場★雑学★
タイトル:人の体は化学工場★雑学★  2008/01/31


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 ┃★┃雑┃学┃★┃人┃の┃体┃は┃化┃学┃工┃場┃
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第3号です。

発行者より
メルマガの発行者の丸山といいます。毎週木曜日予定で発行
していこうと思います。
読みにくいところもあるとは思いますが、読んでもらえたらうれ
しいです。 



皆さんは、当たり前のように朝起きて寝るまでの間、普通に
生活していると思いますが、私たちの体を科学という角度から
見たとき、とても不思議で面白いものが見えてきます。

また、雑学として人にさりげなく話をすると物知りと思われる
かもしれません。試してみてください。


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        《赤血球の数は必要に応じて増減する》   


赤血球は、いつも体の中に同じ数だけあればいいというもの
ではありません。空気の薄い高地に登ったときや激しい運動
を続けたときなど、体は大量の酸素を要求します。

それに合わせて赤血球も増えなければ、体の要求について
いけません。では、どういうメカニズムで、赤血球の数を増や
したり減らしたりしているのでしょうか。

赤血球の数をとられるセンサーは、肝臓にあります。
体内に供給される酸素の量が減ると、肝臓にいく酸素の量
も減ります。

そうすると、肝臓はエリスロポエチンという物質をつくります。
エリスロポエチンが血液の流れに乗って骨髄にいくと、骨髄
はその量に合わせて赤血球をつくります。

赤血球が足りなくなると、肝臓にも十分な量の酸素が供給さ
れます。すると、エリスロポエチンの生産をやめます。

毎日一定量の赤血球がつくられるわけではなく、その日の
体調により微妙に変化している。
   



            《静脈には弁がある。なぜ?》


脈を計るときには、手首に指を当て、ドッドッという血管の
動きを調べます。

さて、このとき血管は動脈でしょうか、静脈でしょうか。

脈は、各器官にいく血液の流れに心臓の押し出すポンプの
圧力が加わって、血管壁が脈打つもの。

だから、答えは、心臓から体の各部分に向かう動脈です。

静脈の方は、体の各部から血液を心臓に流す血管なので、
血圧も低く流れも緩やかで、脈を打ちません。
そのため血液が逆流しないように、ところどころに弁がつい
ているのです。

ところが、この弁は手足を流れる静脈にはついていますが、
胴体を流れる大静脈にはついていません。これは、人間が
まだサルから進化する前、四本足で歩いていた頃には、
前足や後ろ足から心臓に戻る血液は重力に逆らって流れ

なければならないので逆流の恐れがありましたが、胴体を
流れるときには重力に逆らわないので、弁をつける必要が
なくなったためといわれています。

しかし、直立した後大静脈で血液が逆流したという話を聞い
たことはありませんから、この説が正しいかどうかは?です。


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発行者:丸 山
連絡先:break_345@yahoo.co.jp
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