メルマガ:★雑学★人の体は化学工場
タイトル:★雑学★人の体は化学工場  2008/01/24


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 ┃★┃雑┃学┃★┃人┃の┃体┃は┃化┃学┃工┃場┃
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第2号です。

発行者より
メルマガの発行者の丸山といいます。毎週木曜日予定で発行
していこうと思います。
読みにくいところもあるとは思いますが、読んでもらえたらうれ
しいです。 



皆さんは、当たり前のように朝起きて寝るまでの間、普通に
生活していると思いますが、私たちの体を科学という角度から
見たとき、とても不思議で面白いものが見えてきます。

また、雑学として人にさりげなく話をすると物知りと思われる
かもしれません。試してみてください。


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   《血液から骨が生まれて骨折が治る》   


骨折した経験のある人にしかわからないあのつらさ。

痛みもさることながら、骨折部分を何週間も固定しておかなけ
ればならないので、体のほかの部分にも負担がかかります。

さて、この骨折の治癒(チユ)のメカニズムはどうなっているの
でしょう。

固定している間、ただ単に骨が増殖して折れたところがくっつく
のだろうと思っていたら、そうではありません。

血液が固まって骨に変わるのです。

骨が折れると、骨の中の血管が破れて血のかたまりができます。
これが内出血を止め、さらに折れて骨のすき間を埋めるように
たまります。

2週間くらいたつと、この血のかたまりは、毛細血管が詰まった
状態の、盛んに細胞増殖を起こす肉芽(ニクガ)という組織に
なります。傷口が治るときは、傷口が赤く盛り上がってくることが
ありますが、それと同じようなものです。

そして、この肉芽から丈夫な骨がつくられていくのです。
それにしても、液体の血液が骨になるなんて、知らなかった人
も多かったのではありませんか。


   
  《静脈と動脈で血液の色が違いのはなぜ?》


健康診断の血液検査で血を抜かれたとき、あまりのどす黒さに
びっくりしたことはありませんか。

静脈から血を取るからです。

動脈の血は、もっと鮮やかな赤色をしているので、安心ください。

でもどうして、静脈と動脈で血の色が違うのでしょう。

血の色は、赤血球の中に含まれているヘモグロビンが赤い色を
しているために、血が赤く見えます。ヘモグロビンは体内に酸素
を運ぶ働きをしています。

このヘモグロビン、酸素をくっつけているときと、酸素を放した
ときで色が違います。

酸素とくっついたときには、赤い色になります。

ですから、体内に酸素を運ぶ働きをしている動脈の血は、きれい
な赤い色です。そして、酸素を放したときには赤紫色の血は黒っ
ぽい色になるのです。

ところで、ヘモグロビンとくっつくのは酸素だけではありません。
一酸化炭素は、酸素の300倍もくっつきやすい。しかも、くっつ
いたらなかなか離れません。酸化炭素が含まれている空気を
吸うと、ヘモグロビンは酸素よりも一酸化炭素とくっついてしま
します。

そして、やがて体は酸素不足に陥ります。
これが一酸化炭素中毒です。


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発行者:丸 山
連絡先:break_345@yahoo.co.jp
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