メルマガ:★雑学★人の体は化学工場
タイトル:★雑学★人の体は化学工場  2008/01/18


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 ┃★┃雑┃学┃★┃人┃の┃体┃は┃化┃学┃工┃場┃
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創刊号です。

発行者より
メルマガの発行者の丸山といいます。毎週木曜日予定で発行
していこうと思います。
読みにくいところもあるとは思いますが、読んでもらえたらうれ
しいです。 



皆さんは、当たり前のように朝起きて寝るまでの間、普通に
生活していると思いますが、私たちの体を科学という角度から
見たとき、とても不思議で面白いものが見えてきます。

また、雑学として人にさりげなく話をすると物知りと思われる
かもしれません。試してみてください。


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 《食事中にお茶を飲むと、鉄分は1/5にも減ってしまう》   


女性は毎月血を失われるので、貧血の人がかなりいます。

これは、血が薄まるために貧血になるのではなくて、血液中の
鉄分が不足するためです。鉄分は酸素を運搬するヘモグロビン
の材料ですから、これが不足すると、体全体が酸欠状態に陥っ
てしまいます。

鉄分はお茶やコーヒーに含まれるタンニンと結ぶつきやすく、
一度タンニンと結びついた鉄分は、もう体に取り入れることが
できません。

それでは、お茶やコーヒーを飲むことによって、食物から採った
鉄分がどのくらい減るかというと、けっこうすごい数字です。
これを知っていたら、とても食事どきにお茶なんか飲めたもの
じゃありません。

アメリカの研究によると、トーストとジャムの朝食の場合、吸収
された鉄分の量は、飲み物を紅茶にすると何とオレンジジュース
にしたときの1/5にまで減ってしまうそうです。

またハンバーガーにコーヒーをつけると、吸収された鉄分の量
は、コーヒーなしのときの35%になってしまうのです。

食事中にお茶やコーヒーを飲むのはやめたほうがいいようです。
せっかくとった鉄分の大半がなくなってしまうのですから。

コーヒーやお茶なしで、ゆっくりデザートくを食べてから飲むよう
にすれば、何とか少しは鉄の吸収量の減少を抑えられると思い
ます。でも、朝やお昼にそんなに時間はありませんね。

貧血の人はけっこう多いのだから、タンニンなしのお茶やコーヒー
が開発されてもいいと思います。


   
 《二日酔うに迎い酒が効くような感じがするのはなぜ?》


二日酔いには迎い酒が効くという伝説があります。

実際、朝少し飲んだらすっきりしたという人も多いでしょう。
でもこれは、決して迎い酒が効いているわけではありません。
朝飲んだ酒が脳の中枢神経を麻痺させ、気分をよくする麻薬
のような作用が働いているだけなのです。

これは一時的には二日酔いの気分の悪さから逃れられます
が、その原因となっているアセトアルデヒドをさらにまた作る
ことになり、何時間もすれば、気分の悪さを倍増しています。
また、肝臓に追いうちをかけ痛めつけることになり、迎い酒は
体を壊すもと。

二日酔いというのは、何も食べれなくなるくらい気持ち悪いこと
をいうのだと思いますが、あえてすすめれば果物がいいでしょう。
果物のなかのタンニンとペクチンが血中のアルコール濃度を
抑え、果糖やぶどう糖がアセトアルデヒドの分離を促進する
からです。


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発行者:丸 山
連絡先:break_345@yahoo.co.jp
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