メルマガ:いつも青春!てっちゃんの株式教室
タイトル:てっちゃんの株式教室  2008/01/08


   2008.1.8 いつも青春!てっちゃんの株式教室

      http://www.tokiwa-kabu.com

諸悪の根源、アメリカ経済。ニューヨークダウは小幅反発だがナスダックは7日連続安。
東証は下値のメドは2006年6月の日経平均安値14045円が意識されている。
ただ新安値が500〜600銘柄というのは「いい潮時」ではあるんですよ。
14500以下はカンカン強気の人も多い。
さらに「円の信用力は低下」してるのが世界の趨勢ですから一方的な「円高」が進行するには
まだ時期尚早です。ブラックマンデーの翌年もマイナスでスタートしたんですが結局全般プラス。
昨年7月末からのサブプライムショックも今年前半まで・・と見たいところ。
人民元にツレ高する「円高」、今年の為替趨勢はそんなところでしょう。

閑散な市場をよそに、本日はアメリカ大統領選挙のニューハンプシャー州予備選、
投資家の関心はむしろそちらのほうへ行っている。
アイオワ州とニューハンプシャー州とで連勝した候補は、過去のジンクスだと100%の
確率で本選でも新大統領となっている。
初の女性大統領か、初の黒人大統領か。

仕手株は度胸を決めて飛び乗っていく! 日計り。
今日は古河電池、昨日のストップ高に続いて310円高値+67、
日経平均14528.67 +28.12(5日ぶりの小反発)
トピックス1403.06 +10.35
東証1部出来高 21億1415万株  オイルマネーが打診買い
為替は1ドル109円台半ば、 日経225先物14550+10

上証50連63600+1400、りそな186000+7000、
住金516+23、住友石炭95+1、三井鉱山333+18、楽天52100+300、
デザインEX7210+270、オックス6500+80、第一中央汽船546+30、
SBI28360+220、ミクシー152万+5万、ソニー6030+200、
サイバーエージェント85400+4500、三洋電161+4、富山化学667+9、
中央電工911+36、GMO329+3、セシール307+7、DENA55万+36000、
ドワンゴ295000+2000、日本電工635+18、JT644000+2万
 
新日鉄の安値は640円前後だろうと前々回に書きましたが今日の安値は635円、
640指値で買った人もいるようですが、大引けは665+16!  
さあ、今回もピタリ賞となりますかどうですか、お楽しみ。
ちなみに先月は600以下カイ、700以上ウリ、でピタリ的中したのは全世界の方々が
よくご承知の通りです。
一昨年の「新日鉄249円カイ」の神業はもはや伝説となっていますし、
巷では私のことを「新日鉄の神様」と呼ぶ人もいます。
うそかほんとか、当メルマガはすべて公開されてますのでしっかり確認してください。

風と共に去りぬ、サウンドオブミュージックについて昨日、触れましたが
古典名作といえば「レ・ミゼラブル」、
明日のラジオ放送から私のナレーションでほぼ2年間にわたってお届けすることになります。
(ロンドンの劇場街ウエストエンドでミュージカル「レ・ミゼラブル」が快進撃を
続けている。1985年の初演から22年を超えるロングランヒット。「キャッツ」を
抜いて、世界最長記録を更新中だ。日本を含む39の国、地域で上演され、
延べ5500万人以上の観客を動員している)

教養とは何だろうか。生きていくこととどのように関連するのだろうか。
2年ほど前に「古典に帰ろう」ということを書きました。
価値観の多様化が言われるわけですけれど、むしろ今の若い世代の間では価値観の狭小化が
顕著です。
要は視野が狭く、人の意見に耳を傾ける懐の深さと思慮に欠けるわけです。
自分の言いたいことを主張するしか能がない。しかもその多くは感情論。
複数の視点からひとつの問題をじっくり考えることが出来ないんです。
解決のポケットが少ないから行き詰ってキレルわけです。

「レ・ミゼラブル」が「キャッツ」を抜いて22年を超える上演の世界最長記録を
更新中なのと、この原作が1815年から1833年の時代を描いた150年前の
古典文学であることと、けっして無縁ではありません。
古い作品が持つ普遍的な価値、長い年月にわたり人々に認められてきた感動と値打ちの
重みがあるわけです。

昔、プラトンは対話を通した思考法を提唱し、他人の発言をうのみにしないで
自分のあたまで考えることの有用性を説きました。
古代ギリシャではアゴラ(広場)で市民が討論を重ねて共同体を運営しました。

ストレスがたまったとき、人はどうするか。
思考能力の無い人間ほど、攻撃的になり狂人的になり野獣化します。
すべてを理不尽と感じるわけです。

ヘーゲルは「精神」の未成熟と捉えます。
マルクスは「資本支配に基づく矛盾」といいます。
朱子学では「忠」の必要性を説くでしょう。

ブリックス4ヶ国、原油を背景にしたイスラム社会、
我々は民主主義を至上命題にしてきましたが、これらの国家においては
必ずしもそうではない。
少子化日本にはこれから理念の異なるこれらの人々が権利を求めて
大挙して入国してきます。
迎える我々にどれだけ考える力があるかが問われてきます。
哲学、古典文学、生きる知恵の詰まってるその世界を
今の教育はなおざりにしてるのかもしれない。

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