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タイトル:石川ファミリーアンサンブル通信570  2010/02/08


今日も良く晴れています。
昨日、家から車でいつも買い物に行くジャスコに行ってきました。
ジャスコはヨーカドーと併設されていて、赤い羽根共同募金のオープニングセレモニーをやっているところです。
昨日、初めて気付いたのですが、家の周辺では、富士山が丹沢の横からはっきりと美しい姿で見えます。
ところが、ジャスコからヨーカドーに向かう渡り廊下で景色を見たら----
富士山が丹沢に隠れてほとんど見えない。えーーーーそんなーーーー!!!
私の家は桜ケ丘ですが、ジャスコのあるのは鶴間で2駅先、といっても3-4キロでしょうか。
微妙な角度なんですね。富士山て大きいからどこからでも見えるかと思いきや、そうではないのですね(当たり前なんですが)。
そういえば、お母さんの実家のいずみ野はもう少し南側なんですが、ここからは本当に大きく富士山が見えます。
富士山が見えない地域にお住まいの方には申し訳ないのですが、昔から見慣れているので、富士山が見えないとびっくりします。
そういえば、いつもスキーで行く志賀高原でも、渋峠から本当に天気の良い空気が澄んでいる時に富士山を見れるそうです。
やっぱり富士は日本一の山ですかね。
さて、昨日ジャスコというよりもヨーカドーに行ったのは買い物といっても食料品ではなく、譜面を買いに行ったのです。
実は、グルダのピアノでシューベルトの即興曲と楽興の時を聞いていて、絵里子が有名な3番が気に入り、弾きたいと。
譜面があいにくなく、買いにいくことに。
ヨーカドーで見つけると、ピアノも展示してあるので、さっそくそこで弾き出し、おい、家に帰ってからやれと。
家に帰ってさっそく練習。即興曲と楽興の時全部が入っている譜面なので、他も片っ端から弾いてみることに。
譜読みは勝手に自分で出来るので、楽しそうに弾いてました。
シューベルトの即興曲と楽興の時。当たり前過ぎてあまり演奏されないみたいですね。
シューベルトは長くて退屈と最初から聞く耳を持たない人もいます。ですが、この即興曲と楽興の時、実にすばらしい曲です。
ピアノが弾けない私も、もし弾けたらなぁとつくづく思います。
即興曲は確かに同じパターンの繰返しのようにも聞こえますが、そこで変化する音色、そして、歌がいつでも感じられること。
シューベルト以外にこんな曲は書けないでしょう。
ベートーベンのピアノも確かにすごいけど、どこか、ベートーベンの性格が出てますよね。なんとなく負けず嫌い。
どこかに力強さと生命感がある。でもシューベルトは、とにかく歌。
即興曲の第1番、グルダの演奏を聴くと、まるで彼が歌っているような感じ(実際声もたまに聞こえる)。
ベートーベンも晩年のソナタにはそういうところが垣間見られます。
ですが、シューベルトのは天から与えられたような歌。
ベートーベンが、シューベルトの歌曲を見て、彼の歌曲は神聖な火が灯っていると激賞したのは天才が天才を正当に評価した賛辞でしょう。
そんなシューベルトに、今はまりそうです。

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IFE通信No.570 10/2/8発行(平日発行)
発行者:石川 聡
石川音楽工房(PC版)
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email:s-ishikawa@music.email.ne.jp

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