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タイトル:石川ファミリーアンサンブル通信561  2010/01/25


今日も良い天気。また寒さがぶりかえしてきました。うっかり寝冷えなどしては大変ですね。
センター試験も終わり、洸貴も受ける所を決めたようです。
まあ、最初からお手上げで箸にも棒にも掛からずでは予備校の準備するだけで情けないですからね。後1月頑張ってほしいものです。
ここのところ、シューベルトにこっています。シューベルトのヴァイオリンとピアに尾のためのソナタやソナチネ。
単純そうでいてとても奥が深く、弾いていて楽しいですね。
ソナチネの第1番はニ長調。単純な旋律が何回も出てきます。調性がかわるだけで、あまりかわりばえしない。
でも何か魅かれるものがあるんですね。弾いていると夢中になってまた弾きたくなる。繰返しも全部やりたい。
シューベルトの魔力ですね。緩徐楽章のAndanteもすてき。
シューベルトではヴァイオリンの技巧的な部分はありません。派手なこけおどかしのようなものもない。
そこにあるのは旋律楽器としての歌、音の魅力です。音色を吟味しなくてはいけない。
どういうフィンガリングで、どのような弓使いで弾くか。まあ、これも一種のテクニックですよね。
ソナタを初見で楽しんでいたら、第3楽章のAndantino。うん?これはどこかで聞いたことあるぞ?と---
よく思い出してみたら、そう、オイストラッフのDVDにこの楽章がありました。
ベートーベンのスプリングソナタといっしょに入っている名盤。中でもこのシューベルトは絶品だと思います。
オイストラッフの1つ1つの音に込めた美しさ、それをやさしく包み込むオボーリンのピアノ。
超難曲を完璧な技巧、圧倒的な音量と説得力で弾くオイストラッフですが、スプリングソナタやシューベルトのような愛らしい小品も
極上の演奏を聴かせてくれます。
コンチェルトのDVDにもありますが、シベリウスの協奏曲をものすごい迫力で演奏した後のアンコールで弾くベートーベンのロマンスがこれまた絶品なんですね。
うーん、これはぜひものにしたい楽章!今度のチャリコンでシューベルトをやりたいのですが、これにしようかな?
ピアノは?絵里子はたぶんつまらないというでしょうし(彼女はとにかく速くて楽しい曲が好き)。
そうなるとおかあさんがやるしかない?さあ、困った???
ところで、昨年から話題にしているショスタコーヴィッチの革命の4楽章のテーマがハバネラかどうかについて。
ラレミファの音列、また絵里子が発見しました。それは---
ベートーベンのピアノソナタ「悲愴」の第3楽章のテーマです。まあ、よくあるものですね。

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IFE通信No.561 10/1/25発行(平日発行)
発行者:石川 聡
石川音楽工房(PC版)
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